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改ページの追加

レポートには、改ページの作成位置を指定できます。レポートは、改ページによって複数のページに分割され表示および印刷されます。既定では、改ページが追加されません。

改ページは、レポート アイテムおよびデータ領域に追加できます。テーブル、マトリックス、または一覧で改ページを設定できる位置は、グループの前と後、および、グループとグループの間です。グループを持たないテーブルの場合は、式に基づいて改ページを設定できるため、たとえば、20 行おきに改ページを設定することも可能です。

詳細については、「改ページを追加する方法 (Reporting Services)」および「式の例 (Reporting Services)」を参照してください。

特定のレンダラを想定した改ページの追加

レポートのコンテンツが各ページに対しどのように配置されるかは、レポート レンダラが改ページを使用して判断します。ページの概念は、レンダラの種類によって異なります。Excel レンダラの場合、ページはワークシートです。PDF レンダラの場合、ページは物理的なページです。HTML レンダラでは、レポート全体が 1 つのページである場合もあります。

HTML レンダラの場合、ボリュームの大きいレポートでは、改ページを追加することによって、プレビュー モードまたはレポート サーバーでの実行および表示時のパフォーマンスを向上できます。レンダリングが完了したページが 1 ページずつ表示され、他のページはバックグラウンドでレンダリングされるため、他のページが表示されるのを待つ間に、レポートの最初のページを読むことができます。

ユーザーに提供するレポートの閲覧形式がある程度決まっている場合は、そのレンダラを想定して改ページを設定するようにします。詳細については、「使用可能な表示拡張機能 (Reporting Services)」および「Reporting Services の改ページについて」を参照してください。