使用可能な表示拡張機能 (Reporting Services)
サポートされるエクスポート形式は、レポート サーバーにインストールされている表示拡張機能によって決まります。レンダラには、次の 3 種類があります。
データ レンダラ データ レンダラは、すべての書式設定とレイアウト情報をレポートから取り除いたうえで、データのみを表示します。生成されたファイルを使用して、生のレポート データを別のファイル形式 (Excel、他のデータベース、XML データ メッセージ、カスタム アプリケーションなど) にインポートできます。
CSV と XML のデータ レンダラがサポートされています。
ソフト改ページ レンダラ ソフト改ページ レンダラでは、レポートのレイアウトと書式設定が維持されます。生成されたファイルは、Web ページや ReportViewer コントロールなど、画面上での閲覧や配信に最適化されます。
Microsoft Excel、Microsoft Word、Web アーカイブ (MHTML)、ReportViewer コントロールなどのソフト改ページ レンダラがサポートされています。
ハード改ページ レンダラ ハード改ページ レンダラでは、レポートのレイアウトと書式設定が維持されます。生成されたファイルは、一貫した印刷結果を提供すること、または、レポートを印刷物のような形でオンライン配信する際の見やすさを優先して最適化されます。
TIFF と PDF のハード改ページ レンダラがサポートされています。
注意 |
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Reporting Services のオーサリング ツールでレポートをデザインしたり、生成されたレポートをプレビューしたりする場合、レポートはまずレポート ビューアに HTML 形式としてレンダリングされます。 |
次の表では、レポートのエクスポート時に使用可能な表示形式について説明します。使用する表示拡張機能の詳細については、「レンダリングの動作について」および「さまざまなレポート表示拡張機能の対話機能の比較」を参照してください。
レンダラの種類 |
形式 |
説明 |
推奨する利用形態 |
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ソフト改ページ レンダラ |
Excel |
Microsoft Excel 形式でレポートを開きます。 |
この形式は、Excel 2000 以降でレポート データを操作する場合に使用します。 詳細については、「Microsoft Excel へのエクスポート」を参照してください。 |
ソフト改ページ レンダラ |
Word |
Microsoft Word 形式でレポートを開きます。 |
この形式は、Word 2000 以降でレポート データを操作する場合に使用します。 詳細については、「Microsoft Word へのエクスポート」を参照してください。 |
ソフト改ページ レンダラ |
Web アーカイブ |
MHTML 形式でレポートを開きます。レポートは、Internet Explorer で開きます。 |
他の HTML 表示拡張機能とは異なり、Web アーカイブ形式では、レポート内に画面が埋め込まれた自己完結型のポータブル レポートが生成されます。この形式は、HTML レポートをオフラインで表示する場合や電子メールベースの配信を行う場合に使用します。 詳細については、「HTML での表示」を参照してください。 |
ハード改ページ レンダラ |
Acrobat (PDF) ファイル |
Adobe Acrobat Reader (6.0 以降のバージョン) でレポートを開きます。 |
PDF 1.3 以降をサポートした PDF ビューアで開くことのできる PDF 形式のレポートを作成する場合に使用します。 詳細については、「PDF ファイルへのエクスポート」を参照してください。 |
ハード改ページ レンダラ |
TIFF |
ページの再現を優先する形式でレポートを開きます。 |
画像形式のレポートを作成する場合に使用します。 詳細については、「画像ファイルへのエクスポート」を参照してください。 |
データ レンダラ |
XML |
XML 形式でレポートを開きます。 |
この形式は、レポート サーバーから他のアプリケーションまたはサーバーにレポート データをコピーする場合に使用します。 詳細については、「XML へのエクスポート」を参照してください。 |
データ レンダラ |
CSV |
コンマ区切り形式でレポートを開きます。レポートは、CSV ファイル形式に関連付けられているアプリケーションで開きます。 |
この形式は、レポート サーバーから他のアプリケーションまたはサーバーにレポート データをコピーする場合に使用します。 詳細については、「CSV ファイルへのエクスポート」を参照してください。 |
構成オプション
各種の表示拡張機能のオプションには、構成設定を通じてアクセスできます。エクスポート機能は、レポート サーバー環境ごとの構成設定によって異なる場合があります。
開発者は、レポートのレポート ツール バーを非表示にする URL パラメータを設定して、エクスポート オプションやその他のツール バー機能を使用できないようにすることができます。
開発者は、特定の出力形式でレポートを表示する URL パラメータを設定できます。
レポート サーバーの管理者は、構成ファイルに表示拡張機能を追加または削除して、ドロップダウン リストで使用できるエクスポート形式を指定できます。
レポート サーバーの管理者は、デバイス情報設定を指定して既定の表示動作を上書きできます。
レポート サーバーで使用可能なエクスポート形式は、Reporting Services 構成ファイルの表示拡張機能設定で定義されます。表示拡張機能を使用できなくするには、適切な権限を持ったユーザーが、レポート サーバーに置かれている RSReportServer.config ファイルの Render 設定から表示拡張機能設定を削除します。
特定のグループ、ユーザー、またはレポートに対して、それぞれ異なる表示拡張機能を設定することはできません。詳細については、「RSReportServer 構成ファイル」、「RSReportServer.Config での表示拡張機能パラメータのカスタマイズ」、「URL を使用したレポート サーバー アイテムへのアクセス」、「URL アクセス パラメータの使用」、「レポート サーバー コンテンツの管理」、「サブスクリプションと配信 (Reporting Services)」、および「レポート履歴でのスナップショットの作成、変更、および削除」を参照してください。