ディメンションに対して、処理クエリではなくポーリング クエリを指定したプロアクティブ キャッシュは使用しないでください
このルールでは、ディメンションを分析し、定期ポーリング オプションが選択され、ポーリング クエリが指定されていても、処理クエリが指定されていないディメンションを調べます。
ベスト プラクティスと推奨事項
パフォーマンスを向上させるには、通常、各ポーリング クエリに対応する処理クエリが必要です。一般に、ポーリング クエリとは、テーブルやその他のリレーショナル オブジェクトが変更されたかどうかを判定するために Analysis Services で使用できる値を返すクエリです。基本的には、ポーリング クエリにより、新しいデータを読み取るタイミングがプロアクティブ キャッシュ メカニズムに通知されます。一方、処理クエリとは、最後にテーブルがポーリングされた後、そのテーブルに加えられた変更を返すクエリです。その後、Analysis Services では、この結果を使用して、オブジェクトの MOLAP キャッシュを増分更新できます。したがって、処理クエリにより、新しいデータがプロアクティブ キャッシュ メカニズムに通知されます。処理クエリを設定することで、テーブル全体の再読み込みや再処理を行うのではなく、新しいデータのみの読み取りおよび処理を行うようにプロアクティブ キャッシュ メカニズムを構成できます。
定期ポーリング オプションを選択するか、ポーリング クエリと処理クエリの設定を構成するには、[ストレージのオプション] ダイアログ ボックスの [通知] タブを使用します。詳細については、「[ストレージのオプション] ダイアログ ボックス (Analysis Services - 多次元データ)」を参照してください。
注意 |
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ポーリングと処理の設定を行う前に、ディメンションのプロアクティブ キャッシュを有効にしておく必要があります。 |