次の方法で共有


キャッシュを事前に読み込む方法 (レポート マネージャー)

共有データセットのキャッシュ更新計画を作成することによって、共有データセットのキャッシュを事前に読み込むことができます。

レポートのキャッシュを事前に読み込むには 2 つの方法があります。

  1. レポートのキャッシュ更新計画を作成します。これは推奨される方法です。

  2. データ ドリブン サブスクリプションを使用して、パラメーター化されたレポートのインスタンスをキャッシュに事前に読み込みます。これは、SQL Server 2008 R2 より前のバージョンの Reporting Services でキャッシュを事前に読み込む唯一の方法でした。詳細については、「Reporting Services でのレポートのキャッシュ」を参照してください。

レポートまたは共有データセットをキャッシュするには、次の条件を満たしている必要があります。

  • 共有データセットまたはレポートでキャッシュが有効になっている。

  • 共有データセットまたはレポートの共有データ ソースで、保存済みの資格情報を使用するか、または資格情報を使用しないように構成されている。

  • SQL Server エージェント サービスが実行されている。

キャッシュ更新計画を作成してキャッシュを事前に読み込むには

  1. レポート マネージャーを起動します。

  2. レポート マネージャーで、[コンテンツ] ページに移動して、キャッシュするアイテムに移動します。

  3. アイテムの上にマウス ポインターを移動し、ドロップダウン リストをクリックして、[管理] をクリックします。

  4. [キャッシュ更新オプション] タブをクリックします。

  5. ツール バーの [新しいキャッシュ更新計画] をクリックします。

    注意

    アイテムでキャッシュが有効化されていない場合は、キャッシュを有効化するように求めるメッセージが表示されます。キャッシュを有効化するには、[OK] をクリックします。

    [キャッシュ更新計画] ページが開きます。

  6. 必要に応じて、更新計画の説明を入力します。

  7. 共有スケジュールを使用する場合は、[共有スケジュール] をクリックして、使用するスケジュールの名前を選択します。

    カスタム スケジュールを使用する場合は、[アイテム固有のスケジュール][構成] の順にクリックします。

  8. スケジュールを構成します。

  9. [OK] をクリックします。

ユーザー固有のレポートでデータ ドリブン サブスクリプションを使用してキャッシュを事前に読み込むには

  1. レポート マネージャーを起動します。

  2. レポート マネージャーで [コンテンツ] ページに移動し、サブスクリプションを作成するレポートに移動します。

  3. レポートをクリックし、[サブスクリプション] タブをクリックして、[新しいデータ ドリブン サブスクリプション] をクリックします。

  4. 必要に応じて、サブスクリプションの説明を入力します。

  5. [受信者への通知方法を指定します。] の一覧から、[NULL 配信プロバイダー] を選択します。

  6. データ ソースの種類を指定し、[次へ] をクリックしてデータ ソースを構成します。

  7. サブスクライバー データが格納されているデータ ソースへのアクセスに使用する接続の種類、接続文字列、および資格情報を指定します。次に、Subscribers という SQL Server データベースへの接続に使用する接続文字列の例を示します。

    data source=<servername>; initial catalog=Subscribers
    
  8. [次へ] をクリックします。

  9. サブスクライバー データを取得するクエリまたはコマンドを指定します。必要に応じて、処理に時間のかかるクエリのタイムアウト値を増やします。以下に例を示します。

    Select * from UserInfo
    
  10. [検証] をクリックします。クエリを検証してから続行する必要があります。"クエリは正常に検証されました。" というメッセージが表示されたら、[次へ] をクリックします。

  11. NULL 配信プロバイダーの配信拡張機能設定を構成することはできないので、[次へ] をクリックします。

  12. サブスクリプションに対するレポートのパラメーター値を指定し、[次へ] をクリックします。

  13. サブスクリプションをいつ処理するかを指定します。[レポート サーバーでのレポート データの更新時] は選択しないでください。この設定はスナップショットにのみ使用します。既存のスケジュールを使用する場合は、[共有スケジュールで実行する] を選択してください。

    カスタム スケジュールを作成する場合は、[このサブスクリプション用に作成されたスケジュールで実行します] をクリックし、[次へ] をクリックします。スケジュールを構成し、[完了] をクリックします。

    注意

    サブスクライバーが最新のレポートを受け取るには、構成するスケジュールが、サブスクライバーに対して定義したレポート配信スケジュールと一致する必要があります。詳細については、「レポート マネージャー」を参照してください。

  14. 以下のように、レポートの実行オプションを構成します。レポート ページで、[プロパティ] タブをクリックします。

  15. 左フレームの [実行] タブをクリックします。

  16. このページで、[最新データを使用して、このレポートを表示する] を選択します。

  17. 次の 2 つのキャッシュ オプションのいずれかを選択し、以下のように有効期限を構成します。

    • キャッシュされたコピーが、特定の期間が過ぎた後で有効期限が切れるようにするには、[レポートの一時コピーをキャッシュします。レポートのコピーの有効期限は数分後に切れます。] をクリックします。レポートの有効期限を分単位で入力します。

    • キャッシュされたコピーが、スケジュールに基づいて有効期限が切れるようにするには、[レポートの一時コピーをキャッシュします。次のスケジュールでレポートのコピーの有効期限は切れます。] をクリックします。[構成] をクリックするか、共有スケジュールを選択して、レポートの有効期限をスケジュールします。

  18. [適用] をクリックします。