WMI データ リーダー タスク
WMI データ リーダー タスクは、WQL (Windows Management Instrumentation Query Language) を使用してクエリを実行し、コンピューター システムに関する WMI から情報を返します。WMI データ リーダー タスクは、次の目的で使用できます。
ローカルまたはリモート コンピューター上の Windows イベント ログのクエリを実行し、その情報をファイルまたは変数に書き込みます。
ハードウェア コンポーネントの存在、状態、またはプロパティに関する情報を取得し、この情報を使用して制御フロー内の他のタスクを実行するかどうかを決定します。
アプリケーションの一覧を取得し、インストールされている各アプリケーションのバージョンを判別します。
WMI データ リーダー タスクは、次の方法で構成できます。
使用する WMI 接続マネージャーを指定します。
WQL クエリの実行元を指定します。このクエリは、タスクのプロパティ内に格納できます。または、タスク外の変数またはファイル内にも格納できます。
WQL クエリ結果の形式を定義します。このタスクでは、テーブル、プロパティの名前と値のペア、またはプロパティ値の形式がサポートされています。
クエリの実行先を指定します。この実行先には、変数またはファイルを設定できます。
クエリの実行先で、上書き、保持、または追加のいずれを行うかを示します。
実行元または実行先がファイルの場合、WMI データ リーダー タスクは、ファイル接続マネージャーを使用してファイルに接続します。詳細については、「フラット ファイル接続マネージャー」を参照してください。
WMI データ リーダー タスクは、WMI 接続マネージャーを使用して、WMI 情報を読み取るサーバーに接続します。詳細については、「WMI 接続マネージャー」を参照してください。
WQL クエリのサンプル
WQL は SQL 言語仕様の 1 つで、WMI イベント通知やその他 WMI 固有の機能をサポートする拡張機能が付いています。WQL の詳細については、MSDN ライブラリにある Windows Management Instrumentation のマニュアルを参照してください。
注 |
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WMI クラスは、Windows のバージョンによって異なります。これらのサンプル クエリは、Windows XP では有効ですが、それより以前の Windows のバージョンでは有効でない可能性があります。 |
次の WQL クエリは、アプリケーション ログ イベント内のエントリを返します。
SELECT * FROM Win32_NTLogEvent WHERE LogFile = 'Application' AND (SourceName='SQLISService' OR SourceName='SQLISPackage') AND TimeGenerated > '20050117'
次の WQL クエリは、論理ディスク情報を返します。
SELECT FreeSpace, DeviceId, Size, SystemName, Description FROM Win32_LlogicalDisk
次の WQL クエリは、オペレーティング システムに対する QFE (Quick Fix Engineering) 更新の一覧を返します。
Select * FROM Win32_QuickFixEngineering
その他の関連タスク
Integration Services には、WMI イベント通知を待機し、それに応じてアクションを実行できるタスクが含まれます。
このタスクの詳細については、次のトピックを参照してください。
WMI データ リーダー タスクで使用できるカスタム ログ メッセージ
次の表は、WMI データ リーダー タスクのカスタム ログ エントリの一覧です。詳細については、「パッケージへのログ機能の実装」および「ログ記録用のカスタム メッセージ」を参照してください。
ログ エントリ |
説明 |
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WMIDataReaderGettingWMIData |
タスクが WMI データの読み取りを開始したことを示します。 |
WMIDataReaderOperation |
タスクで実行された WQL クエリを報告します。 |
WMI データ リーダー タスクの構成
プロパティはプログラムによって設定するか、または SSIS デザイナーから設定できます。
SSIS デザイナーで設定できるプロパティの詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
SSIS デザイナーでこれらのプロパティを設定する方法については、次のトピックを参照してください。
プログラムによる WMI データ リーダー タスクの構成
プログラムによってこれらのプロパティを設定する方法については、次のトピックを参照してください。
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