PowerPivot for SharePoint と Analysis Services のインストール
PowerPivot for SharePoint (SharePoint 統合モードで実行される Analysis Services サーバー インスタンスを含む) とネイティブ モードの Analysis Services サーバー インスタンスは、同じコンピューターにサイド バイ サイドでインストールできます。それぞれのインスタンスで用途はまったく異なります。
SQL Server Analysis Services (PowerPivot) は、サーバーで PowerPivot データの読み込みとクエリに使用されます。それ以外の目的では使用されず、他の Analysis Services データ ソースで使用することはできません。また、複数の用途を持つカスタムの OLAP データ ソースを作成するために、Business Intelligence Development Studio などの作成ツールで接続することはできません。
ネイティブ モードの Analysis Services は、ROLAP、HOLAP、および MOLAP ストレージを使用して従来の OLAP に使用されます。PowerPivot または他のアプリケーションで使用する Analysis Services のデータベースやキューブがある場合や、それらを作成する場合は、PowerPivot for SharePoint のホストでもあるコンピューターにネイティブ モードの Analysis Services をインストールすることができます。
ネイティブ モードの Analysis Services インスタンスのバージョンは、SQL Server 2008 R2、SQL Server 2008、または SQL Server 2005 のいずれかにすることができます。SQL Server 2005 Analysis Services をインストールする場合、サーバーの管理と使用には、そのリリースに付属のツールを使用する必要があります。
サイド バイ サイドでインストールする場合は、各インスタンスを個別にインストールする必要があります。Analysis Services と PowerPivot for SharePoint のどちらからインストールしてもかまいません。唯一の要件は、PowerPivot for SharePoint を 'PowerPivot' 名前付きインスタンスとしてインストールすることです。
注 |
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SQL Server セットアップを実行するには、ローカル管理者である必要があります。 |
PowerPivot とネイティブ モードの Analysis Services をサイド バイ サイドでインストールするには
SQL Server セットアップを実行し、[機能の選択] ページを使用して、Analysis Services とその他の必要な SQL Server 機能 (データベース エンジンや Reporting Services など) をインストールします。既定のインスタンスを指定するか (使用できる場合)、名前付きインスタンスを指定できます。Analysis Services データ ソースと Reporting Services レポートを使用できるように、Business Intelligence Development Studio や SQL Server Management Studio などの作成ツールおよび管理ツールを追加してください。
手順については、「SQL Server 2008 R2 をインストールする方法 (セットアップ)」を参照してください。
SQL Server セットアップを実行し、[セットアップ ロール] ページの [SQL Server PowerPivot for SharePoint] オプションを使用して、PowerPivot サーバー ソフトウェアをコンピューターに追加します。
手順については、「新しい SharePoint サーバーへの PowerPivot for SharePoint のインストール」または「既存の SharePoint サーバーに PowerPivot for SharePoint をインストールする方法」を参照してください。