次の方法で共有


計算列での XML の使用

XML インスタンスは、計算列のソースとして、または計算列の一種として使用できます。このトピックでは、計算列で XML を使用する方法を示す例を紹介します。

XML 列から計算列を作成する

次の CREATE TABLE ステートメントでは、col1 から xml 型の列 (col2) を計算しています。

CREATE TABLE T(col1 varchar(max), col2 AS CAST(col1 AS xml) )  

次の CREATE TABLE ステートメントで示すように、xml データ型は計算列を作成するときのソースとしても使用できます。

CREATE TABLE T (col1 xml, col2 as cast(col1 as varchar(1000) )) 

次の例に示すように、xml 型の列から値を抽出して計算列を作成できます。計算列を作成するときは xml データ型のメソッドを直接使用できません。そのため、この例では XML インスタンスの値を返す関数 (my_udf) をまず定義しています。この関数には、xml 型の value() メソッドがラップされています。CREATE TABLE ステートメントで、この関数名が計算列の代わりに指定されています。

CREATE FUNCTION my_udf(@var xml) returns int
AS BEGIN 
RETURN @var.value('(/ProductDescription/@ProductModelID)[1]' , 'int')
END
GO
-- Use the function in CREATE TABLE.
CREATE TABLE T (col1 xml, col2 as dbo.my_udf(col1) )
GO
-- Try adding a row. 
INSERT INTO T values('<ProductDescription ProductModelID="1" />')
GO
-- Verify results.
SELECT col2, col1
FROM T
 

上記の例と同様に、次の例では計算列用に xml 型のインスタンスを返す関数を定義しています。関数内では、xml データ型の query() メソッドにより xml 型のパラメータの値を取得しています。

CREATE FUNCTION my_udf(@var xml) 
  RETURNS xml AS 
BEGIN 
   RETURN @var.query('ProductDescription/Features')
END

次の CREATE TABLE ステートメントの Col2 は、関数が返した XML データ (<Features> 要素) を使用する計算列です。

CREATE TABLE T (Col1 xml, Col2 as dbo.my_udf(Col1) )
-- Insert a row in table T.
INSERT INTO T VALUES('
<ProductDescription ProductModelID="1" >
  <Features>
    <Feature1>description</Feature1>
    <Feature2>description</Feature2>
  </Features>
</ProductDescription>')
-- Verify the results.
SELECT *
FROM T

このセクションの内容

トピック

内容

プロパティの昇格

計算列やプロパティ テーブルでプロパティの昇格を使用する方法について説明します。

関連項目

その他の技術情報