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[参照変換エディタ] ([詳細設定] タブ)

更新 : 2006 年 12 月 12 日

[参照変換エディタ] ダイアログ ボックスの [詳細設定] タブを使用すると、参照変換用にキャッシュを構成できます。

既定では、最適なパフォーマンスを得るため、参照変換はインメモリ キャッシュの参照テーブル全体をキャッシュします。[詳細設定] タブでオプションを選択していない場合は、参照変換ではこの既定動作が実行されます。メモリに制限がある場合に [詳細設定] タブのオプションを使用すると、部分的なキャッシュを構成できます。

Integration Services と SQL Server では、文字列を比較する方法が異なります。参照変換を構成して既定のキャッシュの種類を使用する場合、参照テーブル全体がキャッシュされるので、Integration Services は、キャッシュで参照比較を行います。それ以外の場合、参照操作ではパラメータ化された SQL ステートメントが使用され、SQL Server が参照比較を行います。つまり、キャッシュの種類に応じて、参照変換が同じ参照テーブルから異なる一致結果を返す可能性があります。

参照変換の詳細については、「参照変換」を参照してください。

オプション

  • [メモリの制限を有効にする]
    部分キャッシュを有効にします。参照変換のときに、参照データを読み込むキャッシュのサイズを指定します。このオプションは、キーによるアクセスをサポートする接続でのみ使用できます。

    部分キャッシュを有効にするには、[キャッシュを有効にする] または [SQL ステートメントを変更する] を選択するか、その両方のオプションを選択する必要があります。それ以外の場合、部分キャッシュは無効になります。

  • [キャッシュを有効にする]
    指定されたキャッシュ サイズを有効にします。
  • [キャッシュ サイズ]
    キッシュを有効にする場合は、インメモリ キャッシュのサイズ (MB 単位) を調整します。既定値は 5 MB です。
  • [SQL ステートメントを変更する]
    [キャッシュする SQL ステートメント] テキスト ボックスで参照キャッシュを作成するときに使用する SQL ステートメントを変更します。
  • [キャッシュする SQL ステートメント]
    インメモリ参照のキャッシュに使用する SQL ステートメントを表示と編集を行います。
  • [パラメータ]
    [クエリ パラメータの設定] ダイアログ ボックスを使用して、列を入力パラメータにマップします。
  • [エラー出力の構成]
    [エラー出力の構成] ダイアログ ボックスを使用して、コンポーネントによる行レベルのエラーの処理方法を指定します。

参照

関連項目

[参照変換エディタ] ([参照テーブル] タブ)
[参照変換エディタ] ([列] タブ)

その他の技術情報

Integration Services のエラーおよびメッセージのリファレンス
あいまい参照変換
参照変換を使用して参照を実装する方法

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 12 月 12 日

変更内容 :
  • 部分キャッシュを有効にする方法を具体的に記述しました。

2006 年 4 月 14 日

新しい内容 :
  • 異なるキャッシュの種類を使用した場合の影響に関する情報を追加しました。