照合順序の選択
更新 : 2006 年 7 月 17 日
SQL Server 2005 のインスタンスのすべてのユーザーが同じ言語を使用している場合は、その言語をサポートする照合順序を選択する必要があります。たとえば、すべてのユーザーがフランス語を使用している場合は、フランス語の照合順序を選択します。SQL Server のインスタンスに関して、使用されている言語がユーザーによって異なる場合は、各種の言語の要件に最も広く適合する照合順序を選択する必要があります。たとえば、ユーザーが主に西ヨーロッパ言語を使用している場合は、Latin1_General の照合順序を選択します。
複数の言語を使用するユーザーをサポートする場合は、すべての文字データに対して Unicode データ型の nchar、nvarchar、および nvarchar(max) を使用することが最も重要です。Unicode は Unicode 以外のデータ型の char、varchar、および text のコード ページ変換を容易に行えるようにデザインされました。Unicode では Unicode 文字の比較と並べ替えに使用する並べ替え順が定義されているため、Unicode データ型を使用してすべての列を実装している場合であっても、照合順序の選択で違いが生じます。Unicode データ型を使用して文字データを格納する場合でも、列や変数が Unicode 以外のデータ型を使用して実装される可能性を考えて、最も多くのユーザーをサポートする照合順序を選択する必要があります。
SQL Server は、動作しているオペレーティング システムがサポートしているコード ページのみをサポートすることができます。照合順序に依存するアクションを実行する場合、参照されるオブジェクトが使用する SQL Server 照合順序は、コンピュータ上で実行されているオペレーティング システムがサポートしているコード ページを使用する必要があります。
指定した照合順序、または参照先のオブジェクトで使用される照合順序で、Windows オペレーティング システムでサポートされていないコード ページが使用されていると、SQL Server でエラーが発生します。このエラーへの対処方法は、コンピュータにインストールされている Windows オペレーティング システムのバージョンによって異なります。Windows 2000 以降のバージョンでは、SQL Server 照合順序で使用されるすべてのコード ページがサポートされています。したがって、2775 のエラー メッセージは表示されません。
参照
概念
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変更履歴
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2006 年 7 月 17 日 |
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