Analysis Services アクセスに対して Windows ファイアウォールを構成する方法
Windows ファイアウォール システムは、コンピュータ リソースへの不正アクセスを防ぎます。このファイアウォールを通過して Analysis Services のインスタンスにアクセスするには、アクセスを有効にするようにファイアウォールを構成する必要があります。多くのファイアウォール システムが市販されています。Windows ファイアウォール以外のファイアウォールを実行している場合、システムに固有の情報についてはファイアウォールのマニュアルを参照してください。次の情報は、Windows ファイアウォールに固有のものです。
特定の TCP/IP ポートを使用するように Analysis Services を構成するなど、認証済みユーザーまたはコンピュータの関連ポートにアクセスできるように Windows ファイアウォールを構成する必要があります。Analysis Services の既定のインスタンスはポート 2383 を使用しますが、使用するポートは変更できます。Analysis Services の名前付きインスタンスは動的ポートを使用します。特定のポートを使用するための構成方法については、「特定の TCP ポートで受信待ちするようにサーバーを構成する方法 (SQL Server Configuration Manager)」を参照してください。Analysis Services の既定のインスタンスのみを実行している場合、SQL Server Browser サービスの使用はオプションです。SQL Server Browser を使用するには、UDP ポート 1434 を開く必要があります。
メモ : |
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Microsoft Windows XP Service Pack 2 では、既定で Windows ファイアウォールが有効になっており、ポート 2383 が閉じられ、インターネットからコンピュータへの接続ができない状態になっています。TCP/IP を使用したインターネット上での Analysis Services への接続は、ポート 2383 を再び開かなければ機能しません。詳細については、Windows のマニュアルを参照してください。 |
Windows XP ファイアウォールまたは Windows Server 2003 ファイアウォールを構成するには
コントロール パネルで、[Windows ファイアウォール] をダブルクリックします。
[Windows ファイアウォール] ダイアログ ボックスで、[例外] タブをクリックして、[ポートの追加] をクリックします。
[ポートの追加] ダイアログ ボックスが開きます。[名前] ボックスに、「Analysis Services」と入力します。
[ポート番号] ボックスに、Analysis Services インスタンスのポート番号を入力します (既定のインスタンスでは 2383)。
[TCP] が選択されていることを確認して、[OK] をクリックします。
メモ : |
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Analysis Services の名前付きインスタンスを実行している場合は、その名前付きインスタンスのポート番号が例外として一覧表示され、SQL Server Browser サービスも例外として一覧表示されていることを確認する必要があります。 |
ポートを開いて SQL Server Browser サービスを使用可能にするには
コントロール パネルで、[Windows ファイアウォール] をダブルクリックします。
[Windows ファイアウォール] ダイアログ ボックスで、[例外] タブをクリックして、[ポートの追加] をクリックします。
[ポートの追加] ダイアログ ボックスが開きます。[名前] ボックスに、「SQL Server Browser」と入力します。
[ポート番号] ボックスに、「1434」と入力します。
[UDP] をクリックして、[OK] をクリックします。
メモ : |
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特定のプログラムへのアクセスを許可したり、特定の IP アドレスまたはネットワーク サブネットへのアクセスを制限したりするなど、他のオプションを設定するには、[Windows ファイアウォール] ダイアログ ボックスで [プログラムの追加] ボタンをクリックします。詳細については、Windows のマニュアルを参照してください。 |
参照
その他の技術情報
Management Studio で Analysis Services を管理する方法
SQL Server アクセスに対してファイアウォールを構成する方法
SQL Server Browser サービス