レッスン 2 : レポート データ ソースのプロパティの変更
このレッスンでは、ツールを選択し、受信者に配信されるレポートを選択することから始めます。データ ドリブン サブスクリプションは、レポート マネージャまたは Management Studio のどちらを使用しても定義できますが、このチュートリアルは Management Studio の使用を前提としています。
ここで定義するデータ ドリブン サブスクリプションによって、Adventure Works のサンプル レポート Employee Sales Summary が配信されます。この後の手順では、レポートがデータの取得に使用するデータ ソースの接続情報を変更します。データ ドリブン サブスクリプションを介して配信できるのは、保存されている資格情報を使用してレポート データ ソースにアクセスするレポートのみです。保存されている資格情報は、レポートの自動処理に必要となります。
データ ソースのプロパティを変更するには
[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005] の順にポイントして、[SQL Server Management Studio] をクリックします。
レポート サーバーに接続します。[ファイル] メニューで [オブジェクト エクスプローラを接続] をクリックします。[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスで、次のオプションを設定します。
- [サーバーの種類] で、[Reporting Services] をクリックします。
- [サーバー名] で、接続するレポート サーバーのインスタンスを選択します。複数のインスタンスがインストールされている場合は、[参照] をクリックすると、コンピュータに現在インストールされているすべてのレポート サーバー インスタンスの一覧が表示されます。
- [接続] をクリックします。
オブジェクト エクスプローラで、[ホーム] を展開し、Adventure Works サンプル レポートを含むフォルダに移動します。既定では、このフォルダの名前は AdventureWorks Sample Reports です。サンプル レポートの詳細については、「AdventureWorks サンプル レポート」を参照してください。
[Employee Sales Summary] サンプル レポートを展開し、[データ ソース] を展開します。
AdventureWorks を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[カスタム データ ソース] を選択します。
[接続の種類] で [Microsoft SQL Server] を選択します。
次の接続文字列を入力します。
data source=localhost; initial catalog=AdventureWorks
[レポート サーバーに保存され、セキュリティで保護された資格情報] をクリックします。
ユーザー名とパスワードを入力します。ユーザー名は、domain\user の形式で入力してください。AdventureWorks データベースにアクセスする権限がない場合は、このデータベースへの権限があるログイン情報を指定します。
[データ ソースへの接続時に Windows 資格情報として使用する] をクリックし、[OK] をクリックします。ドメイン アカウントを使用していない場合 (SQL Server ログインを使用している場合など) は、このチェック ボックスをオンにしないでください。
レポートを表示し、指定した資格情報を使用してレポートが実行されていることを確認します。レポートを表示するには、レポートを右クリックして、[レポートの表示] をクリックします。レポートが開いたら、従業員名を選択してから [レポートの表示] をクリックする必要があります。
次の手順
保存されている資格情報を使用してデータを取得するレポートを構成しました。次に、データ ドリブン サブスクリプション ウィザードを使用してサブスクリプションを指定します。「レッスン 3 : データ ドリブン サブスクリプションの定義」を参照してください。
参照
処理手順
チュートリアル : データ ドリブン サブスクリプションの作成
その他の技術情報
Reporting Services のデータ ソース プロパティの設定
資格情報と接続情報の指定