レポート デザイナ
更新 : 2006 年 4 月 14 日
レポート デザイナは、Microsoft Visual Studio 環境内でホストされるデザイン画面とグラフィック ツールの集合体です。レポート デザイナには、対話的にレポートをデザインできる [データ]、[レイアウト]、[プレビュー] というタブの付いたビューがあります。新しいレポート デザインの着想に合うデータセットを追加したり、プレビュー結果によってレポート レイアウトを調整できます。[データ]、[レイアウト]、[プレビュー] デザイン画面に加え、レポート デザイナには、クエリ デザイン ツール、式エディタ、およびイメージを配置したり、手順に従って簡単なレポートを作成できるウィザードがあります。
レポート デザイナは、Microsoft Visual Studio 2005 開発環境に完全に統合されている Business Intelligence Development Studio にホストされます。以前のバージョンの Visual Studio を使用して、SQL Server 2005 のレポート デザイナを実行することはできません。Visual Studio 2005 をインストールしていない場合、レポート デザイナを実行できるように、SQL Server セットアップは、シェルをインストールします。
レポート デザイナを使用するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005] の順にポイントして、[Business Intelligence Development Studio] を選択します。Business Intelligence Development Studio を開いた後、新しいプロジェクト テンプレートを開いたり作成したりできます。レポート サーバー プロジェクトまたはレポート サーバー プロジェクト ウィザード テンプレートを選択すると、レポート デザイナが開きます。デザイン画面、タブの付いたウィンドウ、およびグラフィック ツールは、レポートをプロジェクトに追加するときに表示されます。
レポート デザイナの使用方法を学習する場合、簡単なレポートを作成できます。詳細については、「チュートリアル : 基本的なレポートの作成」を参照してください。
レポートのデザイン
レポート デザイナでは、表形式、マトリックス形式または自由形式のレポートをサポートしています。表形式のレポートおよびマトリックス形式のレポートは、クロス集計表レポートまたはピボット テーブル レポートとしても知られており、レポート ウィザードを使用して簡単に作成することができます。自由形式のレポートは、表、マトリックス、グラフなどを組み込むことができ、使い慣れた Visual Studio インターフェイスによって作成します。
レポートは、レポート デザイナで作成するレポート定義 (.rdl) ファイルをベースにします。レポートに追加できる機能は、すべてレポート定義言語 (RDL) で記述します。
レイアウトのプレビュー
レポートの設計中、レポートをレポート サーバーにパブリッシュする前に、ローカルでテストするオプションがあります。レポートのプレビューの際、レポート デザイナはレポート サーバーで使用されているのと同じ処理拡張機能および表示拡張機能を使用できます。これは、ユーザーがレポートを実行したときに設計者の意図したレポートが表示されるようにするためです。準備が完了したら、レポート デザイナを使用してレポートをレポート サーバーにパブリッシュします。
サーバーへのパブリッシュ
レポートのパブリッシュでは、ハード ドライブ上のレポート定義 (.rdl) からレポート サーバー データベースにレポートをコピーします。レポートがレポート サーバーにパブリッシュされると、Visual Studio 内で操作するレポート定義ファイルとは別に管理およびセキュリティ保護できます。
レポートをパブリッシュする際、SQL Server 2005 Reporting Services レポート サーバーを選択する必要があります。SQL Server 2005 レポート定義の名前空間を含むレポートは、SQL Server 2000 レポート サーバーにパブリッシュできません。異なる複数のバージョンのレポート デザイナをサイド バイ サイドで実行できます。レポートおよびツールの互換性の詳細については、「以前のバージョンとサイド バイ サイドで Reporting Services をインストールする方法」を参照してください。
レポートのパブリッシュには、Visual Studio から利用可能な build コマンドおよび deploy コマンドを使用できます。パブリケーションの後でレポートを管理するには、SQL Server Management Studio またはレポート マネージャを使用します。詳細については、「レポート マネージャ」および「SQL Server Management Studio の概要」を参照してください。
参照
処理手順
概念
Reporting Services のクエリ デザイン ツール
レポートおよびレポート定義
レポート デザイナを使用した作業
レポート デザイナの操作方法に関するトピック
Reporting Services のコンポーネントの概要
レポート デザインの基礎
その他の技術情報
レポートのデバッグおよびパブリッシュ
レポート ウィザードのヘルプ (レポート デザイナ)
[Microsoft SQL Server Management Studio のバージョン情報]
レポート定義言語
レポートのデザインと作成
Reporting Services におけるアクセシビリティの問題
ヘルプおよび情報
変更履歴
| リリース | 履歴 |
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2006 年 4 月 14 日 |
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