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表示拡張機能の配置

Reporting Services のレポート表示拡張機能は、作成して .NET Framework ライブラリにコンパイルした後、レポート サーバーおよびレポート デザイナで検出できるようにする必要があります。それには、拡張機能を適切なディレクトリにコピーし、適切な Reporting Services 構成ファイルにエントリを追加します。

構成ファイルの表示拡張機能要素

表示拡張機能をコンパイルして .DLL にした後で、rsreportserver.config ファイルにエントリを追加します。インストール時に既定の場所を選択した場合、このファイルは C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL\Reporting Services\ReportServer\Bin フォルダにあります。親要素は <Render> です。Render 要素の下には、各表示拡張機能の Extension 要素があります。Extension 要素には、Name と Type という 2 つの属性があります。

次の表では、表示拡張機能の Extension 要素の属性について説明します。

属性 説明

Name

拡張機能の一意な名前。たとえば、Microsoft Excel 表示拡張機能に対する "EXCEL"。Name 属性の最大文字数は 255 文字です。名前は、構成ファイルの Extensions 要素内のすべてのエントリの中で一意にする必要があります。重複する名前がある場合には、レポート サーバーによってエラーが返されます。

Type

アセンブリの名前と共に完全修飾名前空間を含むコンマ区切りの一覧です。

Visible

false の値は、表示拡張機能がユーザー インターフェイスに表示されないことを示します。この属性が指定されない場合、既定値は true になります。

Rsreportserver.config ファイルの詳細については、「RSReportServer 構成ファイル」を参照してください。

レポート サーバーへの拡張機能の配置

レポート サーバーでは、レポートを他の形式にエクスポートするとき、表示拡張機能を使用します。レポート サーバーにプライベート アセンブリとして表示拡張機能アセンブリを配置する必要があります。また、レポート サーバーの構成ファイル rsreportserver.config にエントリを作成する必要もあります。

アセンブリを配置するには

  1. ステージング場所から、表示拡張機能を使用するレポート サーバーの bin ディレクトリにアセンブリをコピーします。レポート サーバーの Bin ディレクトリの既定場所は、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL\Reporting Services\ReportServer\Bin です。

  2. アセンブリ ファイルをコピーした後、rsreportserver.config ファイルを開きます。rsreportserver.config ファイルもレポート サーバーの bin ディレクトリにあります。構成ファイルに拡張機能アセンブリ ファイルのエントリを作成する必要があります。Microsoft VisualStudio .NET またはメモ帳などの簡単なテキスト エディタを使用して、そのファイルを開くことができます。
    詳細については、「RSReportServer 構成ファイル」を参照してください。

  3. Rsreportserver.config ファイルで Render 要素を探します。新しく作成した拡張機能のエントリは、次の場所に作成する必要があります。

    <Extensions>
       <Render>
          <Your extension configuration information goes here>
       </Render>
    </Extensions>
    
  4. 表示拡張機能のエントリを追加します。エントリには、Name および Type の値で構成される要素を含める必要があります。このエントリは次のようになります。

    <Extension Name="My Rendering Extension Name" Type="CompanyName.ExtensionName.MyRenderingProvider, AssemblyName" />
    

    Name の値は、表示拡張機能の一意な名前です。Type の値は、RenderingExtension クラスの完全修飾名前空間のエントリを含むコンマ区切りの一覧であり、その後にアセンブリの名前 (.dll ファイル拡張子は付けない) が続きます。既定では、表示拡張機能が表示されます。レポート マネージャなどのユーザー インターフェイスで拡張機能を非表示にするには、Visible 属性を Extension 要素に追加して、false に設定します。

配置の確認

表示拡張機能が正常にレポート サーバーに配置されたかどうかを確認するには、Web サービスの ListExtensions メソッドを使用します。また、レポート マネージャを開き、配信拡張機能がレポートに有効なエクスポートの種類の一覧に含まれていることを確認することもできます。

参照

概念

表示拡張機能の実装
表示拡張機能の導入
IRenderingExtension インターフェイスの実装
拡張機能のセキュリティに関する考慮事項

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手