Reporting Services SoapException クラス
発生が予想される Reporting Services のエラーには、対処が必要です。たとえば、ユーザーにフォルダの作成を要求するアプリケーションでは、ユーザーが既に存在するフォルダを作成する可能性があります。開発者としては、アプリケーションのフォルダ名フィールドとパス フィールドにユーザーが入力する内容を制限することはできません。ただし、既に存在するアイテムをユーザーが誤って作成しようとしたとき、どのように対処するかを指定することは可能です。
エラー状態を容易に検出できるようにするため、Reporting Services は例外のエラー コードを分類し、SoapException クラスのプロパティを使用してエラーの分類を返します。詳細については、Microsoft .NET Framework SDK ドキュメントの「SoapException クラス」を参照してください。
次の表は、SoapException クラスのパブリック プロパティを示しています。
パブリック プロパティ | 説明 |
---|---|
Actor |
例外の原因となったコード。値は Web サービス メソッドへの URL です。 |
Detail |
アプリケーション固有のエラー情報。この値は、レポート サーバーによって XML 形式で設定されます。詳細については、「Detail プロパティ」および「Detail プロパティを使用したエラー処理」を参照してください。 |
HelpLink |
エラーに関連付けられたヘルプ ファイルへの URL または URN。通常、この値は、Web サービスによって Microsoft ヘルプとサポート サイトの URL に設定されます。Reporting Services では発生するエラーのヘルプ リンクが複数サポートされているので、レポート サーバーは、Detail プロパティの一部としてヘルプ リンク情報を設定します。詳細については、「HelpLink 要素」を参照してください。 |
Message |
エラーを説明するローカライズされたメッセージ。このテキストはアプリケーションの UI に表示される場合があります。 |
参照
関連項目
その他の技術情報
Reporting Services における例外処理の概要