レプリケーション モニタを使用したレプリケーションの監視
Microsoft SQL Server レプリケーション モニタは、レプリケーション トポロジ全体の状態を監視するためのグラフィカルなツールです。レプリケーション モニタは、パブリケーションとサブスクリプションの状態とパフォーマンスに関する詳細な情報を提供し、以下のような一般的な疑問に対する回答を得ることができます。
- レプリケーション システムは正常に動作していますか。
- 処理の遅いサブスクリプションはどれですか。
- トランザクション サブスクリプションでどのくらい未処理のデータが残っていますか。
- トランザクション レプリケーションにおいて、コミットされたトランザクションがサブスクライバに伝達されるまでどれくらいの時間が必要ですか。
- なぜマージ サブスクリプションの処理が遅いのですか。
- なぜエージェントが実行されないのですか。
レプリケーションを監視するためには、ユーザーが、ディストリビュータで sysadmin 固定サーバー ロールのメンバか、ディストリビューション データベースの replmonitor 固定データベース ロールのメンバであることが必要です。システム管理者は、replmonitor ロールに任意のユーザーを追加することが可能で、これによりユーザーがレプリケーション モニタでレプリケーションの動作状況を表示できるようになります。ただし、レプリケーションを管理することはできません。詳細については、「管理者以外のユーザーによるレプリケーション モニタの使用を許可する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。
以下のトピックでは、レプリケーション モニタの機能について説明しています。
トピック | 説明 |
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レプリケーション モニタの各ウィンドウおよびタブと、上記の疑問に対する回答を得る方法について説明しています。 |
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レプリケーション モニタでの状態情報の表示方法について説明しています。 |
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レプリケーション モニタで設定可能な警告としきい値について説明しています。トポロジに対する警告を有効にすることをお勧めします。この警告を有効にすると、状態やパフォーマンスに関する情報をタイムリーに受け取ることができます。 |
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パフォーマンスしきい値の設定方法など、レプリケーション モニタでパフォーマンスを監視する方法を説明しています。マージ レプリケーションに対するアーティクル レベルでの統計に関する情報では、処理を詳細に説明しています。 |
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トランザクション レプリケーション トポロジのパフォーマンスを計測するトレーサ トークンについて説明しています。 |
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各レプリケーション エージェントに関する情報を見つける方法について説明しています。 |
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パフォーマンスを向上させるために、レプリケーション モニタがデータと計算をキャッシュする方法について説明しています。また、ユーザー インターフェイスの更新がキャッシュの更新とどのように関係しているかについても説明しています。 |