SqlServerSystem 要素 (ICF)
Microsoft SQL Server Notification Services のインスタンスのデータベースをホストする Microsoft SQL Server インスタンスの名前が含まれます。
構文
<NotificationServicesInstance>
...
<SqlServerSystem>
要素の特性
特性 | 説明 |
---|---|
データ型 |
string。長さは 1 ~ 255 文字の範囲です。 |
既定値 |
なし。 |
個数 |
NotificationServicesInstance 要素につき 1 個 (必須)。 |
更新 |
データベースを移動してインスタンスを再登録してからインスタンスを更新した場合にのみ、変更できます。 |
要素の関係
関係 | 要素 |
---|---|
親要素 |
|
子要素 |
なし。 |
解説
SQL Server の非クラスタ化されたインスタンスの名前は、次のいずれかの方法で指定します。
- Notification Services で SQL Server の既定のインスタンスを使用する場合は、コンピュータの名前を指定します。たとえば、コンピュータのネットワーク名が DBServer01 の場合は、「DBServer01」と指定します。IP アドレスや完全修飾ドメイン名 (FQDN) は指定できません。
- Notification Services で SQL Server の名前付きインスタンスを使用する場合は、コンピュータの名前の後ろに円記号 (バックスラッシュ) とインスタンス名を付けて指定します。たとえば、コンピュータの名前が DbServer01 で、SQL Server のインスタンスの名前が NSData の場合は、「DbServer01\NSData」と指定します。
データベースがフェールオーバー クラスタ上にある場合は、SQL Server の仮想名を指定します。
1433 以外のポートを使用するには、tcp:computerName,portNumber\instanceName の形式で SqlServerSystem の値を指定します。たとえば、「tcp:DBServer01,1432\NSData」と指定します。
SqlServerSystem の値としてピリオド (.)、"localsystem"、または IP アドレスを指定することはできません。
SQL Server Management Studio を使用して Notification Services のインスタンスを作成する場合は、SqlServerSystem の値が、接続しているデータベース エンジン のインスタンスと一致している必要があります。
他のデータベース サーバーへのインスタンスの移動の詳細については、「Notification Services のインスタンスの移動」を参照してください。
使用例
次の例では、データベース サーバーとして DBServer01
を指定しています。
<SqlServerSystem>DBServer01</SqlServerSystem>
次の例では、データベース サーバーとしてサーバー DBServer01 にある SQL Server の NSData インスタンスを指定しています。
<SqlServerSystem>DbServer01\NSData</SqlServerSystem>
次の例では、データベース サーバーとしてサーバー DBServer01 にある SQL Server の NSData インスタンスを指定し、Notification Services が SQL Server への接続に使用するポートとして 1432 を指定しています。
<SqlServerSystem>tcp:DBServer01,1432\NSData</SqlServerSystem>
次の例では、データベース サーバーとしてフェールオーバー クラスタにある SQL Server の既定のインスタンスを指定しています。仮想サーバー名は VirtualServer01 です。
<SqlServerSystem>VirtualServer01</SqlServerSystem>
参照
関連項目
概念
その他の技術情報
データベース システム名の指定
Notification Services のインスタンスの移動
インスタンスとアプリケーションの更新