全体結合変換
全体結合変換は、複数の入力を 1 つの出力に結合します。たとえば、5 つの異なるフラット ファイル ソースからの出力を全体結合変換への入力とし、1 つの出力に結合できます。
変換入力は、変換出力に 1 つずつ追加されます。行の並べ替えは発生しません。パッケージで並べ替え出力が必要な場合は、全体結合変換ではなくマージ変換を使用する必要があります。
全体結合変換に連結した最初の入力が変換出力のソースとなり、これから変換出力が作成されます。全体結合変換に次に連結した入力の列は、変換出力の列にマップされます。
入力をマージするには、入力の列を出力の列にマップします。最低 1 つの入力の列を、各出力列にマップする必要があります。2 つの列の間のマッピングでは、列のメタデータが一致する必要があります。たとえば、マップされた列は同じデータ型である必要があります。
マップされた列に文字列データが含まれ、出力列の長さが入力列の長さよりも短い場合、入力列を含めることができるように、出力列の長さが自動的に調整されます。出力列にマップされない入力列は、出力列の値が NULL に設定されます。
この変換は、複数の入力と 1 つの出力をとります。エラー出力はサポートされていません。
全体結合変換の構成
プロパティを設定するには SSIS デザイナから行うか、またはプログラムによって設定します。
[全体結合変換エディタ] ダイアログ ボックスで設定できるプロパティの詳細については、「[全体結合変換エディタ]」を参照してください。
プログラムによって設定できるプロパティの詳細については、「共通プロパティ」を参照してください。
プロパティの設定方法の詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
- 全体結合変換を使用して入力をマージする方法
- コンポーネント エディタを使用して、データ フロー コンポーネントのプロパティを設定する方法
- [プロパティ] ウィンドウでデータ フロー コンポーネントのプロパティを設定する方法
参照
概念
マージ変換
パッケージのデータ フローの作成
Integration Services の変換