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32 ビット ドライバーで 16 ビットおよび 32 ビット アプリケーションを使用

重要

16 ビット アプリケーションのサポートは、今後のバージョンの Windows で削除される予定です。 新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。 代わりに、32 ビットまたは 64 ビットアプリケーションを開発します。

ODBC データ アクセス コンポーネントを使用すると、32 ビット ドライバーで 16 ビットと 32 ビットのアプリケーションを使用できます。 Microsoft Windows 95/98 および Microsoft Windows NT/Windows 2000 オペレーティング システムは、アプリケーションとドライバーの次の組み合わせをサポートしています。

  • 32 ビット ドライバーを備えた 16 ビット アプリケーション

  • 32 ビット ドライバーを備えた 32 ビット アプリケーション

16 ビット ドライバーでの 32 ビット アプリケーションの使用はサポートされていません。

注意

ODBC バージョン 3.0 のリリース以降、Windows NT 4.0 がサポートされています。

ODBC には、16 ビット アドレスを 32 ビット アドレスに変換する "サンキング" ダイナミック リンク ライブラリ (DLL) によって、上記の構成をサポートするために必要な ODBC コンポーネントが含まれています。その逆も同様です。 セットアップ プログラムは、使用しているオペレーティング システムを決定し、そのシステムに必要な ODBC コンポーネントをインストールします。 すべてのシステムで使用される ODBC コンポーネントをインストールすることもできます。

ほとんどの場合、アプリケーションまたはドライバーを 16 ビットから 32 ビットに移植するには、次の 5 種類の変更が必要です。

  • メッセージ処理コードの変更

  • 整数とハンドルが 32 ビットであるための変更

  • Windows アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) の呼び出しの変更

  • ドライバーをスレッド セーフにする変更

  • ODBC コンポーネントの変更

アプリケーションまたはドライバーのプログラミングの観点から見ると、16 ビットと 32 ビットの ODBC コンポーネントの主な違いは、ファイル名が異なっていることです。 システムの観点からは、各アプリケーションまたはドライバー接続のアーキテクチャが異なり、データ ソースの管理に使用されるツールが異なります。

このセクションでは、次のトピックを扱います。