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アーティクルへのフィルタの追加

フィルタ選択を行うと、パブリケーションのデータのサブセットを各サブスクライバに送信できます。パブリケーション ウィザードまたは sp_addmergefilter ストアド プロシージャを使用して、パブリケーションにフィルタを追加できます。

行と列でのフィルタ選択の動作

Microsoft SQL Server のレプリケーションでは、行と列のフィルタ選択を利用できます。これにより、さまざまなデバイスにパブリッシュできるデータのサブセットを定義および保守できます。行フィルタ選択を使用すると、パブリッシュされたテーブル内の行のサブセットをパブリッシュできます。たとえば、サービス業の場合、各サービス代理店が受信する必要があるのは、担当するアカウントの顧客レコードだけです。また、列フィルタ選択を使用すると、パブリッシュされたテーブル内の列のサブセットをパブリッシュできます。たとえば、列フィルタを使用して、スマート デバイスにパブリッシュする必要がない大きなテキスト列またはイメージ列を除外できます。

注意

行フィルタ選択と列フィルタ選択の両方を、パブリケーション内の同一アーティクルで使用できます。

詳細については、SQL Server オンライン ブックの「パブリッシュされたデータのフィルタ選択」を参照してください。

パブリケーション ウィザードを使用したパブリケーションのフィルタ選択

パブリケーション ウィザードを使用してパブリケーションを作成する際に、各アーティクルの横のチェック ボックスをオンにして、パブリッシュするアーティクルを選択します。アーティクルを選択すると、フィルタ選択を追加できます。ウィザードでは、列フィルタ選択と行フィルタ選択の両方が同時に構成されます。

sp_addmergefilter を使用したパブリケーションのフィルタ選択

sp_addmergefilter ストアド プロシージャにより、パブリケーションのフィルタ選択が可能になります。このストアド プロシージャには多くの引数がありますが、SQL Server Compact 3.5 のサブスクライバを使用する際に特定の値を必要とする引数は次の 1 つのみです。

引数 説明または要件 SQL Server のバージョン

@filter_type

'1' (結合フィルタ) だけがサポートされます。

SQL Server 2005, SQL Server 2008

注意

SQL Server Compact 3.5 では、論理レコードを含むパブリケーションとの同期はサポートされていません。

参照

概念

パブリケーションへのアーティクルの追加
行レベルの監視と列レベルの監視の使用

ヘルプおよび情報

サポートについて (SQL Server Compact 3.5 Service Pack 1)