TOP (SQL Server Compact)
クエリ結果の先頭から指定した行セットだけを返すよう指定します。行セットには、行数またはパーセントのいずれかを指定できます。TOP 式は、SELECT ステートメントでのみ使用できます。
構文
[
TOP (expression)
]
引数
用語 |
定義 |
TOP (expression) |
返す行数を表す数式を指定します。expression は暗黙的に bigint に変換されます。 次の式の種類がサポートされています。 - 整数定数。 - int 型または bigint 型の定数に基づく算術式。 - パラメータ。 TOP では式を区切るかっこが必要です。指定可能な式の最大値は 2147483648 です。 |
解説
クエリに ORDER BY 句が含まれている場合は、結果の先頭から式で指定した行数が、ORDER BY 句で並べ替えられてから出力されます。クエリに ORDER BY 句が含まれていない場合は、任意の順序で行が出力されます。
PERCENT オプションと WITH TIES オプションはサポートされていません。TOP 式は、UPDATE、DELETE、または INSERT ステートメントでは使用できません。
サブクエリに ORDER BY 句を含めることができるのは、サブクエリに TOP 句が使用されている場合だけです。
詳細については、SQL Server 2008 オンライン ブックのトピック「TOP (Transact-SQL)」を参照してください。
例
会社名で並べ替える単純な TOP クエリ
次の例では、Northwind データベースの Customers テーブルに格納されている顧客を先頭から 10 社選択し、Company Name で並べ替えます。
SELECT TOP (10) *
FROM Customers
ORDER BY [Company Name]
入れ子にした単純な TOP クエリ
次の例では、入れ子にした単純なクエリを使用して、先頭から 5 人の従業員をリストします。
-- Simple TOP query
SELECT TOP(5) *
FROM Employees;
-- Nested TOP query
SELECT *
FROM (SELECT TOP(5) *
FROM Employees
ORDER BY [Employee Id])
AS E;