SQL Server Compact サーバー エージェントを使用したログ記録の有効化
MicrosoftSQL Server Compact 3.5 サーバー エージェントでは、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) を実行しているコンピュータ上のログ ファイルに、エラー、警告、および情報メッセージを記録できます。既定では、ログ記録機能は使用できません。ログ記録が有効になっている場合、sqlcesalog.txt ファイルが SQL Server Compact 3.5 の IIS 仮想ディレクトリに書き込まれます。ログに記録された情報は、リモート データ アクセス (RDA) またはレプリケーションに関する問題を診断するときに役立ちます。
SQL Server Compact 3.5 サーバー エージェントによるログ記録の有効化
レジストリに HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\TRANSPORT キーがなければ作成します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\TRANSPORT キーに、DWORD のキー値を作成します。キー値の名前は、SQL Server Compact 3.5 の IIS 仮想ディレクトリに対応したローカル パスで始める必要があります。たとえば、Sqlcesa35.dll が NTFS ファイル システムのディレクトリ C:\Program Files\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\sync\sql にある場合、レジストリのキー値の名前を C:\Program Files\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\sync\sql\LOGGING_LEVEL にする必要があります。
DWORD キーのデータ値には、0 から 3 までの値を指定する必要があります。レジストリ エントリに含まれるデータ値によって、SQL Server Compact 3.5 サーバー エージェントで実行されるログ記録のレベルが制御されます。
次の表に、ログ レベルを定義するために、レジストリ キー値に割り当てる必要があるデータ値を示します。
LOGGING_LEVEL 値
説明
0
ログ記録機能は無効です。
1
エラーをログに記録します。
2
エラーおよび警告をログに記録します。
3
エラー、警告、および情報メッセージをログに記録します。
重要 LOGGING_LEVEL 3 を指定すると、SQL Server Compact 3.5 サーバー エージェントによって、非常に大きなログ ファイルが生成されます。通常の状況では、このログ レベルを使用しないようにする必要がありますが、問題を診断する場合には役立ちます。