Visio でのデータマイニングモデルの参照 (データマイニングアドイン)

データマイニング用 Visio 図形は、サーバーに接続して、既存のデータマイニングモデルを表すダイアグラムを作成します。ダイアグラムは、Visio のコントロールを使用してカスタマイズできますが、データのドリルダウン、基になる統計の公開、基になるモデルの操作もすることができます。

モデルダイアグラムの作成

データマイニング用の Visio 図形を含むファイルを開くと、[ 図形 ] ウィンドウに次の図形が表示されます。

Visio を開いたときにデータマイニング図形が表示されない場合は、インストールフォルダーにあるテンプレートファイルを開きます。

図形を使用するには、図形をページにドラッグします。図形ごとに異なるウィザードが起動されます。ウィザードに従って、ソースデータを選択し、そのダイアグラムに必要なオプションを設定します。さらに、網掛けやその他の表示オプションを指定します。

次の表は、ダイアグラムの種類とそれぞれに使用できるモデルの種類を示しています。

Visio 図形	サポートされているモデル
意思決定ツリー	この図形はデシジョンツリーアルゴリズムまたは線形回帰アルゴリズムに基づくモデルに使用します。
依存関係ネットワーク	この図形は Naive Bayes、デシジョンツリー、アソシエーションルールのいずれかのアルゴリズムに基づくモデルに使用します。
クラスター	この図形はクラスタリングアルゴリズムに基づくモデルに使用します。

マイニングモデルのデータの種類に応じて、ウィザードに表示されるオプションも異なります。たとえば、連続する数値を含む列はカテゴリ変数とは異なる方法で視覚化されます。

ダイアグラムが完成したら、それを使用してデータマイニングモデルを参照したり、プレゼンテーションで使用できるように強化したりできます。

Visio には、ダイアグラムの強化に役立つさまざまな描画コントロール、配色テーマ、ショートカットメニューが用意されています。

これらのツールバーとメニュー項目は、各図形またはモデルの種類に固有のアドインによって提供されます。

それぞれのダイアグラムの種類には図形のショートカットメニューがあり、これを使用すると特殊なオプションにアクセスできます。このメニューの多くのオプションはすべての Visio 図形に共通していますが、一部のオプションはデータマイニングテンプレートに固有です

たとえば、デシジョンツリーダイアグラムにおいて、個々のノードをクリックし、その子ノードを折りたたむと、ダイアグラムを単純化できます。また、子ノードを別のページに移動することもできます。
図形はモデルデータにバインドされているため、ダイアグラムを使用してある程度の操作も実行できます。

表示されるノードをフィルター処理する、グラフのツリーのレベルまたは深さを変更する。

特定のセクションを拡大する、特定の属性を含んでいるノードを検索する、または依存グラフをそのエッジ (確率) でフィルター処理する。

完成したダイアグラムを操作および解釈する方法の例については、次のトピックを参照してください。