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カテゴリの検出 (Excel 用のテーブル分析ツール)

リボンの [カテゴリの検出] ボタンリボン

カテゴリの検出ツールは、同様の特性を持つテーブル内の行を自動的に検索します。

このツールの処理が完了すると、検出されたカテゴリおよびその特徴を示すレポートが作成されます。 既定では、データの行ごとに、検出されたカテゴリを含む新しい列がデータ テーブルに追加されます。 後でそのカテゴリを確認し、名前を変更することができます。

カテゴリの検出ツールの使用

  1. Excel テーブルを開きます。

  2. [ カテゴリの検出] をクリックします。

  3. 分析に使用する列を指定します。 個人名やレコード ID などの一意な値を含む列は分析に役立たないため、選択を外すことができます。

  4. 作成するカテゴリの最大数を指定することもできます。 既定では、検出された数のカテゴリが自動的に作成されます。

  5. [実行] をクリックします。

  6. カテゴリとその特性の一覧が記載された "カテゴリのレポート" という名前の新規ワークシートが作成されます。

ツールのオプションを指定する方法の詳細については、「 [カテゴリの検出] ダイアログ ボックス (Excel 用テーブル分析ツール)」を参照してください。

カテゴリのレポートについて

カテゴリ レポートには、カテゴリ リストカテゴリ特性の 2 つのテーブルと、カテゴリ プロファイル グラフが含まれています。

カテゴリの一覧

最初のテーブルは、検出されたカテゴリを示します。 [行数] 列は、各カテゴリに割り当てられたデータの行数を示します。

モデルは、各カテゴリに対応する一時的な名前を作成しますが、カテゴリを好みの名前に変更することもできます。 たとえば、次の例では、最初のカテゴリの名前が Low Income に変更されています。これはクラスターの最上位属性であるためです。

[カテゴリの検出] ツールで作成された [カテゴリ

新しいラベルを入力するとすぐに、その他のすべてのグラフのほかに、ソース データのワークシートに追加されたカテゴリの一覧にも反映されます。

カテゴリの特性

2 番目の表である Category Characteristics には、各カテゴリの構成に関する詳細が表示されます。 [カテゴリ] 列の上部にある [フィルター] ボタンをクリックすると、1 つまたは少数のカテゴリにフォーカスが表示されます。

[カテゴリの検出] ツールで作成された [カテゴリ

列の網かけの [相対重要度] は、属性と値の組み合わせが識別要因としてどれほど重要であるかを示します。 バーが長いほど、そのカテゴリの代表的な属性である可能性が高くなります。

カテゴリ プロファイル グラフ

[カテゴリ レポート] ワークシートの最後のグラフである [カテゴリ プロファイル] は、フィールドの並べ替えと非表示、値のフィルター処理、グラフの外観のカスタマイズに使用できる対話型のピボット グラフです。

Excel 2013 では、グラフのデザインを簡単に改善できるように、デザイン画面でグラフ のスタイル コントロールとグラフ 要素 コントロールが提供されるようになりました。

[カテゴリの検出] ツールで作成された [カテゴリ

要件

[カテゴリの検出] ツールには、データの量や種類に関する要件はありません。

注意

[カテゴリの検出] ツールを使用すると、元のデータ テーブルに新しい列 Category が作成されます。 データ テーブルにこの列を残したままデータ マイニング処理を実行すると、この列が結果に影響することがあります。 他の処理に影響を及ぼさないようにするために、他のデータ マイニング ツールを使用する前に "カテゴリ" 列を含まないデータ テーブルのコピーを作成しておく必要があります。

[カテゴリの検出] ツールは、データを分析するときに、Microsoft クラスタリング アルゴリズムを使用してデータ マイニング構造とデータ マイニング モデルを作成します。

キー インフルエンサーの分析ツールを使用してデータ マイニング モデルを作成したら、Excel 用データ マイニング クライアントを使用してモデルを参照し、リレーションシップをさらに詳しく調べることができます。 Excel 用のデータ マイニング クライアントは、より詳細なデータ マイニング機能を備えた独立したアドインです。 詳細については、「Excel でのモデルの参照 (SQL Server データ マイニング アドイン)」を参照してください。

Excel 用データ マイニング クライアントでデータ モデリング機能を使用する方法の詳細については、「データ マイニング モデルの作成」を参照してください。

カテゴリの検出ツールで使用されるアルゴリズムの詳細については、オンライン ブックのトピック「Microsoft クラスタリング アルゴリズム」SQL Server参照してください。

参照

Excel 用テーブル分析ツール