Lync Server 2010 へのユーザー設定の移行 (Office Communications Server 2007 の移行)
トピックの最終更新日: 2012-08-17
このトピックでは、ユーザーおよびクライアントの設定を Microsoft Office Communications Server 2007 から Microsoft Lync Server 2010 に正常に移行するために必要な情報について説明します。
Lync Server 2010 では、以前のバージョンの Office Communications Server で使用されていたグループ ポリシーの設定のほとんどが、サーバー ベースの ("インバンド プロビジョニング" の) クライアント ポリシーで制御されるようになっています。さらに、グループ ポリシーの一部の設定はクライアントのブートストラップに使用されます。
このトピックでは以下の設定について説明します。
クライアント ブートストラップで使用されるグループ ポリシー設定
廃止された、または置き換えられた Microsoft Office Communicator 2007 のグループ ポリシー
Office Communicator 2007 のグループ ポリシー設定に対応する Lync Server 2010 のインバンド プロビジョニング設定および Windows PowerShell コマンドレット
Lync Server 2010 のユーザーおよびクライアントに関する選択された新しい設定
クライアント ブートストラップのグループ ポリシー設定
Office Communicator 2007 のクライアント ブートストラップ ポリシーは Microsoft Lync 2010 でも使用されるので、既存のポリシーの変更または新しいポリシーの設定が必要な場合にのみ、クライアント ブートストラップ ポリシーを構成する必要があります。クライアント ブートストラップ ポリシーを構成する計画がない場合、または従来のクライアント ブートストラップ ポリシーをそのまま使用する場合は、何も行う必要はありません。
クライアント ブートストラップのグループ ポリシー設定
グループ ポリシー設定 | 説明 |
---|---|
ConfigurationMode |
Lync 2010 でサインイン中に使用されるトランスポートとサーバーの識別方法を指定します。このポリシー設定を有効にする場合には、ServerAddressInternal、ServerAddressExternal、および Transport を指定する必要があります。 |
ConfigurationMode\ServerAddressExternal |
ConfigurationMode を有効にする場合は、この設定を構成する必要があります。この設定では、外部ファイアウォール外から接続するときに、クライアントおよびフェデレーションからの連絡先により使用されるサーバー名を指定します。 |
ConfigurationMode\ServerAddressInternal |
ConfigurationMode を有効にする場合は、この設定を構成する必要があります。この設定では、クライアントが組織のファイアウォールの内側から接続するときに使用されるサーバー名を指定します。 |
ConfigurationMode\Transport |
ConfigurationMode を有効にする場合は、トランスポート層セキュリティ (TLS) を指定する必要があります。伝送制御プロトコル (TCP) はサポートされなくなりました。 |
ConfiguredServerCheckValues |
既定でサポートされているサーバー バージョンに加えて、Lync Server 2010 のログオン先となるサーバー バージョンの名前がセミコロンで区切られた一覧を指定します。 |
DisableHttpConnect |
Lync は、サインイン中に TLS を使用してサーバーへの接続を試行します。この試行が成功しなかった場合、Lync は HTTP を使用して接続を試行します。このポリシーは、フォールバックの HTTP 接続試行を無効にするために使用します。 |
DisableNTCredentials |
セッション開始プロトコル (SIP) サーバーへのサインイン時に、Windows 資格情報を自動的に使用するのではなく、ユーザーに Lync のログオン資格情報の入力を要求します。 |
DisableServerCheck |
既定では、サインイン前に Lync でサーバー名とバージョンがチェックされます。サーバー バージョン チェックをバイパスするには、このポリシーを 1 に設定します。 |
EnableBitsForGalDownload |
Lync 2010 でバックグラウンド インテリジェント転送サービス (BITS) を使用して、アドレス帳サービスのファイルをダウンロードできるようにします。 |
EnableSIPHighSecurityMode |
Lync でインスタント メッセージをより安全に送受信できるようにします。このポリシーは、Microsoft .NET Framework または Microsoft Exchange Server サービスに対しては無効です。 このポリシー設定を構成しない場合は、Lync ではどのトランスポートも利用できるようになります。ただし、Lync で TLS が使用されない場合、およびサーバーでユーザーが認証される場合には、Lync で NTLM または Kerberos のどちらかの認証が使用される必要があります。 |
EnableStrictDNSNaming |
False に設定すると、Lync は非標準の完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用する SIP サーバーを自動的に検出し、そのような SIP サーバーとの通信がより安全になります。 |
EnableTracing |
ユーザーの問題を解決することを主な目的として、Lync のトレースをオンにします。 |
FirstRunLaunchMode |
Lync の最初の実行ユーザー エクスペリエンスの動作を定義します。この設定では、最初の実行が有効であるかどうか、および最初の実行が自動的に実行されるかどうかを決定します。 |
HelpMenuText |
ヘルプ Web サイトの [ヘルプ] メニューでユーザーに表示するテキストを指定します。 |
HelpMenuURL |
ユーザーが [ヘルプ] メニューのテキスト項目を選択したときに表示する Web サイトを指定します。 Lync で [ヘルプ] メニュー項目を表示するには、HelpMenuText と HelpMenuURL の両方を指定する必要があります。 |
PreventRun |
ユーザーが Lync を実行できないようにします。このポリシー設定は、コンピューターの構成とユーザーの構成の両方で構成できますが、コンピューターの構成のポリシー設定が優先されます。 |
SavePassword |
Lync がパスワードを保存できるようにします。 |
SipCompression |
SIP 圧縮をオンにするときを定義します。 既定では、アダプターのスピードに基づいて SIP 圧縮が有効化されます。 このポリシーを設定すると、サインインの時間が長くなる可能性があることに注意してください。 |
廃止されたグループ ポリシー
次の表では、Lync Server 2010 において廃止されたか置き換えられた Office Communicator 2007 のグループ ポリシー設定を示します。
廃止されたグループ ポリシー
廃止されたグループ ポリシー | Lync Server 2010 のインバンド プロビジョニング設定 | Windows PowerShell コマンドレット |
---|---|---|
AbsUseFallback |
なし |
|
AutoDiscoveryRetryInterval |
なし |
Set-CsClientPolicy |
DisablePC2PCVideo |
EnableP2PVideo |
Set-CsConferencingPolicy |
EnableUPNP |
ucEnableSipSecurityMode |
|
MaxAudioVideoBitRate |
AudioBitRate VideoBitRate ucMaxVideoRateAllowed |
Set-CsConferencingPolicy Set-CsMediaConfiguration |
Windows PowerShell を使用したクライアントの構成
Lync Server 2010 では、ブートストラップに必要なものを除き、クライアント ポリシーが Windows PowerShell コマンドレットまたは Lync Server コントロール パネルを使用して構成されます。このセクションには、Office Communicator 2007 のグループ ポリシー設定に対応する Windows PowerShell コマンドレットとパラメーターをまとめています。
CsClientPolicy
以前のバージョンの Office Communications Server のグループ ポリシー設定の多くは、Windows PowerShell のコマンドレット New-CsClientPolicy または Set-CsClientPolicy を使用して構成できます。詳細については、Lync Server 管理シェルのドキュメントを参照してください。
CsClientPolicy のほとんどのパラメーターは、Office Communicator 2007 の対応するグループ ポリシーと同じ名前です。この概要セクションでは、CsClientPolicy を使用して設定できる名前が変更されたポリシー、変更されていないポリシー、新しいポリシーについて説明します。
Lync Server 2010 で名前が変更されたポリシー
Office Communicator 2007 のグループ ポリシー | Lync Server 2010 のインバンド プロビジョニング設定/CsClientPolicy のパラメーター | 説明 |
---|---|---|
AllowUnencryptedFileTransfer |
EnableUnencryptedFileTransfer |
True に設定されている場合、暗号化されたファイル転送をサポートしていないインスタント メッセージング ソフトウェアを使用している外部ユーザーとのファイル交換をユーザーに許可します。False に設定されている場合、ユーザーは、暗号化されたファイル転送をサポートしているソフトウェアを使用している外部ユーザーとのみファイル交換を行えます。 |
CallLogAutoArchivingPolicy |
EnableCallLogAutoArchiving |
通話ログの Microsoft Outlook メールボックスへの自動アーカイブを有効/無効にします。 |
DGRefreshPeriod |
DGRefreshInterval |
Lync 2010 が連絡先リスト内で "展開された" 配布グループのメンバーシップ リストを自動更新するまで待機する時間を示します (配布グループの展開とは、そのグループ内のメンバーをすべて表示することです)。DGRefreshInterval には、30 ~ 28,800 秒 (8 時間) の任意の整数値を設定できます。既定値は 28,800 秒です。 |
IMAutoArchivingPolicy |
EnableIMAutoArchiving |
IM 会話の Microsoft Outlook メールボックスへの自動アーカイブを有効/無効にします。 |
NotificationsForNewSubscribers |
EnableNotificationForNewSubscribers |
True に設定すると、自分が他のユーザーの連絡先リストに追加されたとき、追加されたことを知らせる通知を受けます。また、この通知ダイアログ ボックスには、自分を追加したユーザーを自分の連絡先リストに追加するオプションや、自分を追加したユーザーに自分のプレゼンス情報を表示しないようにするオプションがあります。False に設定すると、自分が他のユーザーの連絡先リストに追加されても通知を受けません。 |
次の表では、CsClientPolicy を使用して設定できる、変更されていないポリシーを示します。
変更されていないクライアント ポリシー名
Lync Server 2010 のインバンド プロビジョニング設定/CsClientPolicy のパラメーター | 説明 |
---|---|
BlockConversationFromFederatedContacts |
フェデレーションからの連絡先からの会話を禁止します。 |
CalendarStatePublicationInterval |
予定表のデータをプレゼンスに公開する時間間隔を設定します。 |
CustomStateURL |
カスタム プレゼンス状態の URL を設定します。 |
DisableCalendarPresence |
予定表をプレゼンスに公開しません。 |
DisableEmailComparisonCheck |
Outlook パブリック IM 接続統合の電子メール比較チェックを無効にします。 |
DisableEmoticons |
インスタント メッセージで絵文字を使用できないようにします。 |
DisableFederatedPromptDisplayName |
フェデレーションからの連絡先の表示名を通知ダイアログ ボックスに表示しません (パブリック IM 接続を使用する連絡先は含まれません)。 |
DisableFreeBusyInfo |
空き時間情報を公開しないようにします。 |
DisableHandsetOnLockedMachine |
ロックされたコンピューターでのハンドセットの使用を構成します。 |
DisableInkIM |
インスタント メッセージ内のインクを禁止します。 |
DisableMeetingSubjectAndLocation |
会議の件名と場所の情報公開を無効にします。 |
DisableOneNote12Integration |
Microsoft OneNote の統合を無効にします。 |
DisableOnlineContextualSearch |
オンライン コンテキスト検索を無効にします。 |
DisablePhonePresence |
通話のプレゼンスを無効にします。 |
DisablePICPromptDisplayName |
パブリック IM 接続連絡先の表示名を通知ダイアログ ボックスに表示しません。 |
DisablePresenceNote |
プレゼンス - メモを無効にします。 |
DisableRTFIM |
インスタント メッセージ内でのリッチ テキストを禁止します。 |
DisableSavingIM |
ユーザーによるインスタント メッセージの保存を禁止します。 |
EnableAppearOffline |
[オフライン] の状態を有効にします。 |
EnableEventLogging |
Lync 2010 のイベント ログをオンにします。 |
EnableSQMData |
インスツルメンテーションを指定します。 |
EnableTracing |
Lync 2010 のトレースをオンにします。 |
EnableURL |
インスタント メッセージ内でのハイパーリンクを許可します。 |
MAPIPollInterval |
Lync 2010 が Exchange のパブリック フォルダーから MAP データを取得する頻度を指定します。MAPIPollInterval には、5 ~ 480 分 (8 時間) の任意の整数値を設定できます。既定値は 30 分です。 |
MaximumNumberOfContacts |
ユーザーに登録を許可する連絡先の最大数を示します。連絡先の最大数は、0 ~ 1000 の任意の整数値に設定できます。0 に設定されている場合、ユーザーは連絡先を登録できません。 |
WebServicePollInterval |
Microsoft Exchange Server 2007 または Microsoft Exchange Server 2010 のユーザーの場合は、WebServicePollInterval により、Lync 2010 が Exchange Web サービスからデータを取得する頻度を指定します。WebServicePollInterval には、5 ~ 480 分 (8 時間) の任意の整数値を設定できます。既定値は 30 分です。 |
次の表に、Office Communications Server 2007 では使用できなかった新しいポリシーをまとめています。これらのポリシーは、CsClientPolicy を使用して設定できます。
Lync Server 2010 の新しいクライアント ポリシー
Lync Server 2010 のインバンド プロビジョニング設定/CsClientPolicy のパラメーター | 説明 |
---|---|
AbsUsage (インバンド) / AddressBookAvailability (Windows PowerShell) |
アドレス帳のみをダウンロードするか、アドレス帳 Web 検索のみを使用するか、または両方を使用するように設定できます。 |
AttendantSafeTransfer |
Microsoft Lync 2010 Attendant が "安全転送" モードで動作できるようにします。これは、目的の受信者に到達しない転送通話が、"失敗した転送" 通知と共に着信領域に再表示されることを意味します。 |
ConferenceIMIdleTimeout |
ユーザーがインスタント メッセージを送信または受信しなくても、インスタント メッセージング セッションに留まることができる時間 (分) を示します。 |
CustomizedHelpURL |
既定の Lync 2010 ヘルプのリンクを組織特定のヘルプの場所で置き換えます。EnableEnterpriseCustomizedHelp と併用します。 |
CustomLinkInErrorMessages |
Lync 2010 のエラー メッセージに追加できる Web サイトの URL です。 |
DisableContactCardOrganizationTab |
連絡先カードの [組織] タブを有効または無効にします。 |
DisableFeedsTab |
[アクティビティ フィード] タブを有効または無効にします。 |
DisableHTMLIM |
インスタント メッセージでの HTML テキストの使用を禁止します。 |
DisablePoorDeviceWarnings |
故障したか廃止されたデバイスが検出されたときに表示されるデバイス警告を無効にします。 |
DisablePoorNetworkWarnings |
会話中に表示されるネットワーク品質警告を無効にします。 |
DisplayPhoto |
写真 (ユーザーおよびユーザーの連絡先の両方の写真) を表示するかどうかを決定します。 |
DisplayPublishedPhotoDefault |
他の連絡先の公開された写真の表示方法の既定値を設定します。ユーザーが上書きできます。 |
EnableClientMusicOnHold |
発信者が保留状態になると常に再生される音楽を有効にします。この設定は、Lync 2010 Attendant にも適用されます。 |
EnableDelegation |
通話の委任を有効にします。 この表にある「EnableExchangeDelegationSync」も参照してください。 |
EnableDiagnosticsLogsCollection |
音声、ビデオ、または接続性の問題の調査でログを収集するときに使用する、[ログの収集] ボタンを有効または無効にします。この機能によりユーザーは、必要なログと指標を取得し, .cab ファイルとして圧縮できます。次に、管理者の指示に従ってログを手動でアップロードします。その後、管理者は、トラブルシューティングの目的でそのログをマイクロソフトに送信します。 |
EnableEnterpriseCustomizedHelp |
既定の Lync 2010 ヘルプのリンクを組織特定のヘルプの場所で置き換えることができます。CustomizedHelpURL と併用します。 |
EnableExchangeContactSync |
有効にすると、Lync 2010 はユーザーの連絡先リストの登録者ごとに Microsoft Outlook で対応する個人連絡先を作成します。 |
EnableExchangeDelegateSync |
有効にすると、クライアントは Exchange 予定表の代理人 (マネージャーの予定表で作成と編集の権限を持つユーザー) を取得し、これらの設定を使用して Lync Server 2010 で代理人を更新します。この設定は、CsVoicePolicy コマンドレットまたは Lync Server コントロール パネルで構成可能な EnableDelegation 設定と併用します。 |
EnableFullScreenVideo |
True に設定されている場合、このパラメーターによって次の 2 つが実行されます。1) すべての Lync 2010 通話に対して、適切な縦横比で全画面ビデオを有効にする、2) Lync 2010 通話に対してビデオ プレビューを無効にする。False に設定されている場合、Lync 2010 では、全画面ビデオを使用できませんが、ビデオ プレビューは使用できます。 |
EnableHotdesking |
有効にすると、ユーザーは、自分の Lync Server 2010 アカウントを使用して、共有ワークスペースで Lync 2010 Phone Edition を実行している電話にログオンできます。 |
EnableVOIPCallDefault |
有効にすると、ユーザーがクリックで発信の機能を使用するたびに、Lync 2010 通話が行われます。 |
ExcludedContactFolders |
Lync 2010 が新しい連絡先の検索時に検索しない Microsoft Outlook 連絡先フォルダー (存在する場合) を示します。 |
HotdeskingTimeout |
ホットデスク機能の電話にログオンしているユーザーのタイムアウト間隔です。 |
MaximumDGsAllowedInContactList |
ユーザーが連絡先として構成できる配布グループの最大数を示します。 |
MaxPhotoSizeKB |
Lync 2010 から写真を削除し、写真ユーザー インターフェイスを無効にするには、このポリシーを 0 に設定します。既定値は 10 です。 |
MusicOnHoldAudioFile |
発信者が保留中に再生されるオーディオ ファイルへのパスです。このプロパティに値が構成されている場合は、保留中の音楽が有効となり、ユーザーはこの機能を無効にすることは許可されません。このプロパティに値が構成されていない場合、EnableClientMusicOnHold が True に設定されていれば、ユーザーは独自の保留中の音楽のファイルを指定できます。 |
P2PAppSharingEncryption |
ピアツーピアの会話で交換されたデスクトップおよびアプリケーションの共有データを暗号化するかどうかを示します。 |
PhotoUsage |
写真の表示を有効または無効にします。 |
PlayAbbreviatedDialTone |
True に設定されている場合、Lync 2010 互換のハンドセットをフックから上げるたびに、3 秒間の発信音が再生されます (Lync 2010 のハンドセットの外観は標準の電話機に似ていますが、コンピューターの USB ポートに差し込んで、"通常の" 電話による通話ではなく Lync 2010 通話に使用します)。False に設定されている場合、Lync 2010 互換のハンドセットを上げるたびに、30 秒間の発信音が再生されます。 |
PolicyEntry |
既定のパラメーターが対応していない設定を追加できます。 |
SearchPrefixFlags |
ユーザーが新しい連絡先を検索するときに必ず検索する、アドレス帳の属性を表します。 |
ShowManagePrivacyRelationships |
[表示順] メニューの [プライバシー関係の管理] オプションを有効または無効にします。 |
ShowRecentContacts |
[表示オプション] メニューの [最新の連絡先] オプションを表示または非表示にします。 |
ShowSharepointPhotoEditLink |
[マイ ピクチャ] のオプションで [個人用サイトで編集] 選択項目を表示するかどうかを制御します。 [個人用サイトで編集] により、ユーザーは Microsoft SharePoint の [個人用サイト] から写真を表示できます。 |
SPSearchCenterExternalURL |
キーワード検索 (エキスパート検索とも呼ばれます) で使用する SharePoint サイトの外部 URL です。この URL は、Lync 2010 に表示されるいずれかのキーワード検索結果の下部に表示されます。ユーザーがこの URL をクリックすると、Web ブラウザーが SharePoint サイトを開きます。ユーザーは、SharePoint の検索機能を使用して、検索を実行できます。 |
SPSearchCenterInternalURL |
キーワード検索 (エキスパート検索とも呼ばれます) で使用する SharePoint サイトの内部 URL です。この URL は、Lync 2010 に表示されるいずれかのキーワード検索結果の下部に表示されます。ユーザーがこの URL をクリックすると、Web ブラウザーが SharePoint サイトを開きます。ユーザーは、SharePoint の検索機能を使用して、検索を実行できます。 |
SPSearchExternalURL |
キーワード検索 (エキスパート検索とも呼ばれます) で使用する SharePoint サイトの内部 URL です。 Lync 2010 は、外部ユーザー (つまり、組織のファイアウォールの外側にあるシステムからのアクセス権を持つユーザー) がキーワード検索を実行するときはいつでも、この URL に位置する SharePoint サイトを使用します。 |
SPSearchInternalURL |
Lync 2010 は、内部ユーザー (つまり、組織のファイアウォールの内側からログオンしているユーザー) がキーワード検索を実行するときはいつでも、この URL に位置する SharePoint サイトを使用します。 |
詳細については、次のトピックを参照してください。
Lync Server 管理シェルのドキュメントの「Set-CsClientPolicy」
その他のクライアント ポリシー
次の表に、Windows PowerShell では構成できないか、CsClientPolicy 以外の Windows PowerShell コマンドレットを使用して構成される、Lync Server 2010 のインバンド プロビジョニング設定と Windows PowerShell コマンドレットを示します。これらの設定のほとんどは、Lync Server 2010 で名前が変更された、Office Communications Server 2007 のグループ ポリシー設定に対応しています。
新規または名前が変更されたその他のクライアント ポリシー
Office Communications Server 2007 のグループ ポリシー設定 | Lync Server 2010 のインバンド プロビジョニング設定 | Windows PowerShell のコマンドレット | コマンドレットのパラメーター |
---|---|---|---|
(Lync Server 2010 で導入) |
AllowCallForwarding |
Set-CsVoicePolicy |
AllowCallForwarding |
AbsInsideURL |
AbsInternalServerUrl |
なし |
なし |
AbsOutsideURL |
AbsExternalServerUrl |
なし |
なし |
Portrange\MaxMediaPort |
ucMaxMediaPort |
CsConferencingConfiguration |
ClientMediaPortRange (クライアントのメディアに使用できるポートの合計数を示します。既定値は 40 です) |
Portrange\MinMediaPort |
ucMinMediaPort |
CsConferencingConfiguration |
ClientMediaPort (クライアントのメディアに使用する開始ポート番号を表します) |
Portrange\Enabled |
ucPortRangeEnabled |
CsConferencingConfiguration |
ClientMediaPortRangeEnabled |
DisableApplicationSharingControl |
AllowParticipantControl |
CsConferencingPolicy |
AllowExternalUserControl |
DisableDataConferencing |
EnableDataCollaboration |
CsConferencingPolicy |
EnableDataCollaboration |
DisableAVConferencing |
AllowIPAudio、AllowIPVideo |
CsConferencingPolicy; CsUser |
AllowIPAudio、AllowIPVideo、AudioVideoDisabled |
DisableFileTransfer |
AllowFileTransfer |
CsFileTransferFilterConfiguration (Lync 2010) CsConferencingPolicy (Web 会議) |
CsFileTransferFilterConfiguration のパラメーターは Enable。 CsConferencingPolicy のパラメーターは EnableFileTransfer |
IMWarning |
IMWarning |
CsIMFilterConfiguration |
WarnMessage |
MRASServerURI |
mrasURI |
なし |
なし |
PC2PCAVEncryption |
ucPC2PCAVEncryption |
CsMediaConfiguration |
EncryptionLevel |
msRTCLine |
line |
CsUser |
LineURI |
TelephonyMode |
TelephonyMode |
CsUser |
EnterpriseVoiceEnabled、RemoteCallControlTelephonyEnabled |
ExUMEnabled |
ExUMEnabled |
CsUser |
MCSVoiceMail |
DisableSimultaneousRinging |
AllowSimultaneousRinging |
CsVoicePolicy |
AllowSimulRing |
VoicemailURI |
VoicemailURI |
なし |
なし |