Set-CsClientPolicy
トピックの最終更新日: 2013-11-11
既存のクライアント ポリシーのプロパティ値を変更します。クライアント ポリシーは、ユーザーが使用できる Lync Server の機能を決定するのに特に役立ちます。たとえば、あるユーザーにはファイルを転送する権限を与え、別のユーザーに対してはその権限を拒否することができます。UNRESOLVED_TOKEN_VAL(ps-intro-in-LS2010)
構文
Set-CsClientPolicy [-Identity <XdsIdentity>] <COMMON PARAMETERS>
Set-CsClientPolicy [-Instance <PSObject>] <COMMON PARAMETERS>
COMMON PARAMETERS: [-AddressBookAvailability <WebSearchAndFileDownload | WebSearchOnly | FileDownloadOnly>] [-AttendantSafeTransfer <$true | $false>] [-AutoDiscoveryRetryInterval <TimeSpan>] [-BlockConversationFromFederatedContacts <$true | $false>] [-CalendarStatePublicationInterval <UInt32>] [-ConferenceIMIdleTimeout <TimeSpan>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-CustomizedHelpUrl <String>] [-CustomLinkInErrorMessages <String>] [-CustomStateUrl <String>] [-Description <String>] [-DGRefreshInterval <TimeSpan>] [-DisableCalendarPresence <$true | $false>] [-DisableContactCardOrganizationTab <$true | $false>] [-DisableEmailComparisonCheck <$true | $false>] [-DisableEmoticons <$true | $false>] [-DisableFederatedPromptDisplayName <$true | $false>] [-DisableFeedsTab <$true | $false>] [-DisableFreeBusyInfo <$true | $false>] [-DisableHandsetOnLockedMachine <$true | $false>] [-DisableHtmlIm <$true | $false>] [-DisableInkIM <$true | $false>] [-DisableMeetingSubjectAndLocation <$true | $false>] [-DisableOneNote12Integration <$true | $false>] [-DisableOnlineContextualSearch <$true | $false>] [-DisablePhonePresence <$true | $false>] [-DisablePICPromptDisplayName <$true | $false>] [-DisablePoorDeviceWarnings <$true | $false>] [-DisablePoorNetworkWarnings <$true | $false>] [-DisablePresenceNote <$true | $false>] [-DisableRTFIM <$true | $false>] [-DisableSavingIM <$true | $false>] [-DisplayPhoto <NoPhoto | PhotosFromADOnly | AllPhotos>] [-EnableAppearOffline <$true | $false>] [-EnableCallLogAutoArchiving <$true | $false>] [-EnableClientMusicOnHold <$true | $false>] [-EnableConversationWindowTabs <$true | $false>] [-EnableEnterpriseCustomizedHelp <$true | $false>] [-EnableEventLogging <$true | $false>] [-EnableExchangeContactSync <$true | $false>] [-EnableExchangeDelegateSync <$true | $false>] [-EnableFullScreenVideo <$true | $false>] [-EnableHighPerformanceConferencingAppSharing <$true | $false>] [-EnableHighPerformanceP2PAppSharing <$true | $false>] [-EnableHotdesking <$true | $false>] [-EnableIMAutoArchiving <$true | $false>] [-EnableMediaRedirection <$true | $false>] [-EnableNotificationForNewSubscribers <$true | $false>] [-EnableServerConversationHistory <$true | $false>] [-EnableSQMData <$true | $false>] [-EnableTracing <$true | $false>] [-EnableUnencryptedFileTransfer <$true | $false>] [-EnableURL <$true | $false>] [-EnableVOIPCallDefault <$true | $false>] [-ExcludedContactFolders <String>] [-Force <SwitchParameter>] [-HelpEnvironment <String>] [-HotdeskingTimeout <TimeSpan>] [-IMWarning <String>] [-MAPIPollInterval <TimeSpan>] [-MaximumDGsAllowedInContactList <UInt32>] [-MaximumNumberOfContacts <UInt16>] [-MaxPhotoSizeKB <UInt32>] [-MusicOnHoldAudioFile <String>] [-P2PAppSharingEncryption <Supported | Enforced | NotSupported>] [-PlayAbbreviatedDialTone <$true | $false>] [-PolicyEntry <PSListModifier>] [-SearchPrefixFlags <UInt16>] [-ShowManagePrivacyRelationships <$true | $false>] [-ShowRecentContacts <$true | $false>] [-ShowSharepointPhotoEditLink <$true | $false>] [-SPSearchCenterExternalURL <String>] [-SPSearchCenterInternalURL <String>] [-SPSearchExternalURL <String>] [-SPSearchInternalURL <String>] [-TabURL <String>] [-Tenant <Guid>] [-TracingLevel <Off | Light | Full>] [-WebServicePollInterval <TimeSpan>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]
例
例 1
例 1 に示すコマンドでは、クライアント ポリシー RedmondClientPolicy を変更しています。この例では、WebServicePollInterval プロパティを 15 分に設定しています (00 時間: 15 分: 00 秒)。
Set-CsClientPolicy -Identity RedmondClientPolicy -WebServicePollInterval "00:15:00"
例 2
例 2 では、クライアント ポリシー RedmondClientPolicy の 3 つの異なるプロパティの値を変更しています。DisableEmoticons、DisableHtmlIm、および DisableRTFIm の各プロパティが、すべて True に設定されています。
Set-CsClientPolicy -Identity RedmondClientPolicy -DisableEmoticons $True -DisableHtmlIm $True -DisableRTFIm $True
例 3
例 3 でも、DisableEmoticons、DisableHtmlIm、および DisableRTFIm の各プロパティを変更しています。ただし、この例では、サイト スコープで構成されているすべてのクライアント ポリシーが変更されます。これを実行するため、まず、Get-CsClientPolicy コマンドレットと Filter プロパティを使用して、Identity が文字列 "site:" で始まるすべてのクライアント ポリシーを戻します。定義上、これらはすべてサイト スコープで構成されているポリシーです。次に、このフィルター処理されたコレクションは Set-CsClientPolicy コマンドレットにパイプ処理されて、コレクション内の各ポリシーを取得し、DisableEmoticons、DisableHtmlIm、および DisableRTFIm の値を変更します。
Get-CsClientPolicy -Filter "*site:*" | Set-CsClientPolicy -DisableEmoticons $True -DisableHtmlIm $True -DisableRTFIm $True
例 4
例 4 では、10 KB を超える写真を許可するすべてのクライアント ポリシーを変更しています。変更後、これらのポリシーの最大写真サイズは 10 KB になります。このタスクを実行するため、まずパラメーターを指定せずに Get-CsClientPolicy コマンドレットを呼び出し、組織で使用するように構成されたすべてのクライアント ポリシーのコレクションを戻します。次に、このコレクションを Where-Object コマンドレットにパイプ処理して、MaxPhotoSizeKb プロパティが 10 KB を超える (-gt) クライアント ポリシーのみを選択します。さらに、フィルターされたコレクションを Set-CsClientPolicy コマンドレットにパイプ処理して、コレクションの各ポリシーの MaxPhotoSizeKb プロパティの値を 10 KB に設定します。
Get-CsClientPolicy | Where-Object {$_.MaxPhotoSizeKb -gt 10} | Set-CsClientPolicy -MaxPhotoSizeKb 10
解説
Lync Server では、クライアント ポリシーが、製品の以前のバージョンで使用されていたグループ ポリシー設定に置き換わっています。Microsoft Office Communicator 2007 および Microsoft Office Communicator 2007 R2 では、Communicator や他のクライアントでユーザーが行うことができる操作をグループ ポリシーによって決定できました。たとえば、ユーザーがインスタント メッセージング セッションのトランスクリプトを保存できるかどうか、Microsoft Outlook の情報をユーザーのプレゼンス情報に統合するかどうか、およびユーザーがインスタント メッセージに絵文字や書式付きテキストを含めることができるかどうかを決定するグループ ポリシー設定がありました。
グループ ポリシーは便利な機能ですが、Lync Server に適用する場合、このテクノロジにはいくつかの制限があります。まず、グループ ポリシーは、ドメインごとまたは OU ごとに適用するものとして設計されており、より選抜されたユーザーのグループ (特定の部門に所属しているすべてのユーザー、特定の役職が付いたすべてのユーザーなど) をポリシーの対象とするのは困難です。また、グループ ポリシーは、ドメインにログオンするユーザーとコンピューターを使用してログオンするユーザーにのみ適用されます。グループ ポリシーは、インターネットを使って Lync Server にアクセスするユーザーや、携帯電話を使ってシステムにアクセスするユーザーには適用されません。これは、ログオンするデバイスとログオンする場所によって、同一のユーザーが異なる状況に遭遇する可能性があることを意味します。
これらの不整合に対応するために、Lync Server はグループ ポリシーの代わりにクライアント ポリシーを使用します。ユーザーのログオン元や、ログオンで使用するデバイスのタイプにかかわらず、クライアント ポリシーはユーザーがシステムにアクセスするたびに適用されます。また、他の Lync Server ポリシーと同様、クライアント ポリシーのターゲットを複数の選抜したユーザーグループにすることも容易です。1 人のユーザーに割り当てるカスタム ポリシーを作成することもできます。
クライアント ポリシーは、グローバル スコープ、サイト スコープ、およびユーザーごとのスコープで構成できます Set-CsClientPolicy コマンドレットを使用することにより、組織で使用するよう構成されている任意のまたはすべてのクライアント ポリシーを変更できます。
ほとんどのポリシー設定が既定値を持たないという点でクライアント ポリシーは他の多くのポリシーとは異なることに注意してください。
このコマンドレットを実行できるユーザー: 既定では、次のグループのメンバーが Set-CsClientPolicy コマンドレットをローカルで実行することを承認されています。RTCUniversalServerAdmins。このコマンドレットが割り当てられているすべての役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の役割の一覧 (自身が作成したカスタムの RBAC の役割を含む) を戻すには、Windows PowerShell プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-CsAdminRole | Where-Object {$_.Cmdlets -match "Set-CsClientPolicy"}
パラメーター
パラメーター | 必須かどうか | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
AddressBookAvailability |
省略可能 |
Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Client.AddressBookAvailability |
ユーザーに許可するアドレス帳サーバー内の情報へのアクセス方法 (つまり、アドレス帳 Web クエリ サービスを使用するか、ユーザーのローカル コンピューターにアドレス帳のコピーをダウンロードするか、またはその両方の方法) を示します。AddressBookAvailability は、以下に示すいずれかの値に設定する必要があります。 WebSearchAndFileDownload WebSearchOnly FileDownloadOnly |
AttendantSafeTransfer |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync Attendant は "安全転送" モードで動作します。これは、目的の受信者に到達しない転送呼び出しが、着信領域に "失敗した転送" 通知と共に再表示されることを意味します。False に設定されている場合、目的の受信者に到達できなかった転送呼び出しは、着信領域に再表示されません。 |
AutoDiscoveryRetryInterval |
省略可能 |
System.TimeSpan |
接続の試行に失敗した後に、Lync が Lync Server への接続を再度試行するまで待機する時間を指定します。AutoDiscoveryRetryInterval には、1 秒 ~ 60 分 (1 時間) の値を設定できます。 AutoDiscoveryRetryInterval は、時:分:秒の書式を使用して指定する必要があります。たとえば、時間間隔を 25 分に設定するには、次の構文を使用します。 - AutoDiscoveryRetryInterval 00:25:00 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "自動検出を試行する時間間隔" と同等です。 |
BlockConversationFromFederatedContacts |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、組織外の連絡先に対して、このポリシーが適用されているユーザーとのインスタント メッセージによる会話を開始することを許可しません。ただし、組織内のユーザーが会話を開始する場合、組織外のユーザーはその会話に参加できます。False に設定されている場合、組織外の連絡先に対して、組織内のユーザーに未承諾のインスタント メッセージを送信することを許可しません。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "フェデレーションからの連絡先からの会話を禁止する" と同等です。 |
CalendarStatePublicationInterval |
省略可能 |
System.UInt32 |
Lync が予定表の情報を Microsoft Outlook から取得し、そのデータをユーザーのプレゼンス情報に追加するまで待機する時間を秒単位で指定します。 たとえば、CalendarStatePublicationInterval を 10 分 (600 秒) に設定するには、次の構文を使用します。 - CalendarStatePublicationInterval 600 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "予定表のデータをプレゼンスに公開する時間間隔" と同等です。 |
ConferenceIMIdleTimeout |
省略可能 |
System.TimeSpan |
ユーザーがインスタント メッセージを送信または受信しなくても、インスタント メッセージング セッションに留まることができる時間 (分) を示します。 ConferenceIMIdleTimeout は 1 時間以下にし、時:分:秒の書式を使用して指定する必要があります。たとえば、次の構文はこのタイムアウトの値を 45 分に設定します。 -ConferenceIMIdleTimeout 00:45:00 |
Confirm |
省略可能 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
コマンドの実行前に確認メッセージを表示します。 |
CustomizedHelpUrl |
省略可能 |
System.String |
組織が準備したカスタムの Lync ヘルプの URL です。ユーザーが Lync の [ヘルプ] メニューをクリックするたび、既定の製品のヘルプではなく、このヘルプが表示されます。このパラメーターは、Lync Server 15 で使用する目的で廃止されました。 同時に EnableEnterpriseCustomizedHelp が True に設定されていない場合、カスタマイズされたヘルプは使用できません。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "ヘルプ メニュー" と同等です。 |
CustomLinkInErrorMessages |
省略可能 |
System.String |
Lync に表示されるエラー メッセージに追加可能な Web サイトの URL です。URL が指定されている場合、その URL は Lync で表示されるすべてのエラー メッセージの下方に表示されます。ユーザーがそのリンクをクリックすると、追加情報やトラブルシューティングのヒントなどが掲載されているカスタム Web サイトに移動できます。 |
CustomStateUrl |
省略可能 |
System.String |
カスタムのプレゼンス状態を Lync に追加するために使用する XML ファイルの場所を指定します (Lync では、連絡可能、取り込み中、応答不可などの組み込みのプレゼンス状態に加えて、カスタムのプレゼンス状態を 4 つまで使用できます)。XML ファイルの場所は、HTTPS プロトコルを使用して指定する必要があります。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "カスタム プレゼンス状態の URL" と同等です。 |
Description |
省略可能 |
System.String |
管理者にポリシーの追加情報の提供を許可します。たとえば、Description によって、ポリシーを割り当てる必要があるユーザーを示したりします。 |
DGRefreshInterval |
省略可能 |
System.TimeSpan |
Lync が連絡先リスト内で "展開された" 配布グループのメンバーシップ リストを自動更新するまで待機する時間を示します (配布グループの展開とは、そのグループ内のメンバーをすべて表示することです)。DGRefreshInterval には、30 ~ 28,800 秒 (8 時間) の任意の整数値を設定できます。既定値は 28,800 秒です。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "各配布グループのメンバーシップを更新する時間間隔" と同等です。 |
DisableCalendarPresence |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Microsoft Outlook から取得された予定表のデータは、ユーザーのプレゼンス情報に含まれません。False に設定されている場合、予定表のデータはユーザーのプレゼンス情報に含まれます。たとえば、空き時間情報が連絡先カードに表示されます。同様に、Outlook によってユーザーが会議中であると示されるときはいつでも、ユーザーの状態が自動的に [取り込み中] に設定されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "予定表をプレゼンスに公開しない" と同等です。 |
DisableContactCardOrganizationTab |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync のユーザー インターフェイスに連絡先カードの [組織] タブは表示されません。False に設定されている場合、Lync で連絡先カードの [組織] タブを使用できます。 |
DisableEmailComparisonCheck |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync は現在実行中の Microsoft Outlook のインスタンスが Lync を実行しているのと同じユーザーのものであるかどうかを確認しません。たとえば、Ken Myer のユーザー アカウントで Outlook と Lync が共に実行されているかどうかを確認しません。代わりに、これら 2 つのアプリケーションは同じアカウントで実行中であると想定します。さらに、Outlook の連絡先と予定表のデータが Lync に組み込まれます。 False に設定されている場合、Lync は SMTP アドレスを使用して、Outlook と Lync が同じアカウントで実行中であるかどうかを確認します。SMTP アドレスが一致しない場合は、Outlook の連絡先と予定表のデータは Lync に組み込まれません。 |
DisableEmoticons |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、ユーザーはインスタント メッセージで絵文字を送受信できません。代わりに、これらの絵文字に対応するテキストが表示されます。たとえば、ユーザーには、画像の "笑顔" の代わりに、次の対応するテキストが表示されます。 : ) False に設定されている場合、ユーザーは絵文字をインスタント メッセージに含めたり、受信したインスタント メッセージの絵文字を表示できます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "インスタント メッセージの絵文字を無効にする" と同等です。 |
DisableFederatedPromptDisplayName |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、フェデレーション ユーザーの連絡先リストにユーザーが追加されたときに生成されるすべての通知ダイアログでは、フェデレーション ユーザーの SIP アドレス (たとえば、sip:kenmyer@fabrikam.com) が使用されます。False に設定されている場合、通知ダイアログでは、フェデレーション ユーザーの表示名 (たとえば、Ken Myer) が代わりに使用されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "非 PIC のフェデレーションからの連絡先の表示名を通知ダイアログに表示しない" と同等です。 |
DisableFeedsTab |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、[アクティビティ フィード] タブは Lync に表示されません。False に設定されている場合は、[アクティビティ フィード] タブを Lync 内で使用できます。 |
DisableFreeBusyInfo |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Microsoft Outlook から取得された空き時間情報は連絡先カードに表示されません。False に設定されている場合、空き時間情報が連絡先カードに表示されます。たとえば、連絡先カードに次のようなメモが含まれることがあります。 予定表: 2:00 PM まで予定なし この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "空き時間情報の公開を無効にする" と同等です。 |
DisableHandsetOnLockedMachine |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、ハンドセットが接続されているコンピューターがロックされていると、ユーザーは Polycom ハンドセットを使用できません。ハンドセットを使用するには、まずコンピューターのロックを解除する必要があります。 False に設定されている場合は、ハンドセットが接続されているコンピューターがロックされていても、ユーザーはハンドセットを使用できます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "ロックされているコンピューターのハンドセットの使用を構成する" と同等です。 |
DisableHtmlIm |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Web ページからコピーされた HTML テキストは、インスタント メッセージに貼り付けられるときにプレーン テキストに変換されます。False に設定されている場合、HTML の書式 (フォント サイズ、フォントの色、ドロップダウン リスト、ボタンなど) は、インスタント メッセージに貼り付けられるときに保持されます。 False に設定されている場合でも、スクリプトおよびその他悪意のある可能性がある項目 (効果音を再生するタグなど) はインスタント メッセージにコピーされないことに注意してください。メッセージにはボタンやその他のコントロールをコピーして貼り付けられますが、それらのコントロールに添付されているスクリプトはすべて自動的に削除されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "インスタント メッセージでの HTML テキストの使用を禁止します" と同等です。 |
DisableInkIM |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、ユーザーは Tablet PC のインクを含むインスタント メッセージの受信が許可されません (インクとは、ドキュメントへの手書きのメモの挿入を可能にするテクノロジです)。False に設定されている場合、ユーザーは Tablet PC のインクを含むメッセージの受信が許可されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "インスタント メッセージ内のインクを禁止する" と同等です。 |
DisableMeetingSubjectAndLocation |
省略可能 |
System.Boolean |
False に設定されている場合、連絡先カードの空き時間情報を表示すると、会議の議題や会議が開催されている場所といった会議の詳細情報がヒントとして表示されます。True に設定されている場合、この詳細情報は表示されません。会議関連の情報が全く表示されないようにするには、DisableCalendarPresence も True に設定する必要があります。 この設定は、Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "会議の件名と場所の情報公開を無効にする" と同等です。 |
DisableOneNote12Integration |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync 内から Microsoft OneNote を起動する機能 (およびインスタント メッセージ セッションと OneNote のメモを自動的にリンクする機能) は無効です。False に設定されている場合、Lync では、[OneNote を使用してメモをとる] オプションが有効です。さらに、Microsoft Outlook の会話履歴でインスタント メッセージの内容を検索する場合、[会話メモを編集します] ボタンをクリックするだけで、その会話に関連付けられた OneNote のメモをすべて取得できます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "OneNote 12 統合を無効にする" と同等です。 |
DisableOnlineContextualSearch |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、連絡先リスト内のユーザーを右クリックして表示される [以前の会話の検索] メニュー オプションを無効にします (このオプションを使用すると、Microsoft Outlook 会話履歴フォルダーで、目的のユーザーが参加した、以前のインスタント メッセージング セッションを検索できます)。False に設定されている場合、連絡先リスト内のユーザーを右クリックすると、[以前の会話の検索] メニュー オプションを使用できます。 この設定は、Microsoft Outlook をキャッシュ モードで実行していないユーザーにのみ適用されることに注意してください。理由は、そのようなユーザーが行う検索は、必ず Exchange Server 上で実行されるためです。管理者が、これらの検索によって発生するネットワーク トラフィックを制限する場合があります。Outlook をキャッシュ モードで実行している場合は、ユーザーのローカルにキャッシュされた受信トレイのコピーで検索が実行されます。キャッシュされた検索は、この設定の影響を受けません。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "オンライン コンテキスト検索を無効にする" と同等です。 |
DisablePhonePresence |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync では現在の状態を判断する際に通話は考慮されません。False に設定されている場合、状態を判断する際に通話が考慮されます。たとえば、ユーザーが電話中のときはいつでも、状態は自動的に [取り込み中] に設定されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "通話のプレゼンスを無効にする" と同等です。 |
DisablePICPromptDisplayName |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、MSN などのパブリック インスタント メッセージング サービスのアカウントを使用してユーザーの連絡先リストに追加されるときに生成されるすべての通知ダイアログ ボックスには、そのユーザーの SIP アドレス (たとえば、sip:kenmyer@litwareinc.com) が表示されます。False に設定されている場合、通知ダイアログ ボックスでは、そのユーザーの表示名 (たとえば、Ken Myer) が代わりに使用されます。 この設定は、Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "PIC 連絡先の表示名を通知ダイアログに表示しない" と同等です。 |
DisablePoorDeviceWarnings |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync は、オーディオまたはビデオ デバイスが正常に動作していない場合でも、起動時、チューニング ウィザードの使用時、会話ウィンドウ内などに警告を発行しません。False に設定されている場合、これらの警告は発行されます。 |
DisablePoorNetworkWarnings |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定すると、Lync で低品質ネットワークに関する警告は表示されません。 |
DisablePresenceNote |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Microsoft Outlook で構成する外出中メッセージは、プレゼンス情報の一部として表示されません。False に設定されている場合、ユーザーが連絡先リストで連絡先の名前の上にマウスを置くたび、その連絡先の外出中メッセージが表示されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "プレゼンス - メモを無効にする" と同等です。 |
DisableRTFIM |
省略可能 |
System.Boolean |
この設定と DisableHtmlIm 設定の両方が True に設定されている場合、インスタント メッセージでのリッチ テキストの書式設定 (たとえば、さまざまなフォント、フォント サイズ、およびフォントの色) の使用を禁止します。代わりに、送受信するメッセージはすべてプレーン テキスト形式に変換されます。False に設定されている場合、インスタント メッセージでのリッチテキストの書式設定が許可されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "インスタント メッセージ内でのリッチ テキストを禁止する" と同等です。 |
DisableSavingIM |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、インスタント メッセージ セッションを保存するためのオプションは Lync の会話ウィンドウのメニュー バーから削除されます。False に設定されている場合、これらのオプションを会話ウィンドウで使用できます。 この値を True に設定すると、インスタント メッセージの内容をユーザーが簡単に保存できるようにするメニュー オプションが削除されることに注意してください。ただし、このことによって、内容のテキストすべてをクリップボードにコピーし、そのテキストを別のアプリケーションに貼り付けて内容を保存する方法が禁止されるわけではありません。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "ユーザーによるインスタント メッセージの保存を禁止する" と同等です。 |
DisplayPhoto |
省略可能 |
Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Client.DisplayPhoto |
写真 (ユーザーおよびユーザーの連絡先の両方) を Lync に表示するかどうかを決定します。有効な設定は次のとおりです。 NoPhoto - Lync に写真は表示されません。 PhotosFromADOnly - Active Directory ドメイン サービス (AD DS) に公開されている写真のみ表示できます。 AllPhotos - Active Directory の写真またはカスタム写真のいずれかを表示できます。 既定値は AllPhotos です。 |
EnableAppearOffline |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync で [オフライン] という追加のプレゼンス状態を使用できます。この状態では、ユーザーはオフラインのように表示されますが、実際は、ユーザーはオンラインで、通話やインスタント メッセージへの応答などが可能です。False に設定されている場合、Lync で [オフライン] のプレゼンス状態を使用できません。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "[オフライン] の状態を有効にする" と同等です。 |
EnableCallLogAutoArchiving |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、ユーザーの着信および発信通話の情報が Microsoft Outlook の [会話履歴] フォルダーに自動的に保存されます (実際の通話自体は記録されません。記録されるのは、通話に参加したユーザー、通話時間、着信通話と発信通話のどちらであったかなどの情報です)。False に設定されている場合、この情報は Outlook に保存されません。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "Outlook メールボックスへの通話ログの自動アーカイブを有効/無効にする" と同等です。 |
EnableClientMusicOnHold |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、発信者が保留中のときはいつでも、音楽が再生されます。False に設定されている場合、発信者が保留中に音楽は再生されません。既定値は False です。 |
EnableConversationWindowTabs |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、インスタント メッセージングのセッションに関連する補足情報が、ブラウザーの別ウィンドウに表示されます。この種類の情報は、Microsoft Unified Communications Managed API (UCMA) を使用するカスタム アプリケーションに対してのみ使用できます。たとえば、カスタマー サービスやヘルプ デスクの要員が、チャット中に、チャットの相手に関連する情報に自動的にアクセスできます。 False に設定されている場合、補足情報はブラウザーの別ウィンドウに表示されません。ユーザーはインスタント メッセージ セッションに参加できますが、セッションと共に提供される追加情報にはアクセスできません。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "会話ウィンドウのタブを有効にする" と同等です。このパラメーターは、Lync Server 15 で使用する目的で廃止されました。 |
EnableEnterpriseCustomizedHelp |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync の [ヘルプ] メニューをクリックしたユーザーに、組織が準備したカスタム ヘルプを表示します。False に設定されている場合、[ヘルプ] メニューをクリックしたユーザーに、既定の Lync 製品のヘルプを表示します。 カスタマイズされたヘルプを有効にする場合は、カスタム ヘルプの Web サイトの有効な URL も指定する必要があります。これは、CustomizedHelpUrl パラメーターを使用して行います。このパラメーターが指定されていない場合、または URL が有効でない場合、ユーザーが会議のスケジューリングや会議への参加を試みると、エラーが発生することがあります。 このパラメーターは、Lync Server 15 で使用する目的で廃止されました。 |
EnableEventLogging |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync の詳細情報がアプリケーションのイベント ログに記録されます。False に設定されている場合、Lync Server に接続できないなどの重要なイベントのみがイベント ログに記録されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "Communicator 2007 のイベント ログをオンにする" と同等です。 |
EnableExchangeContactSync |
省略可能 |
System.Boolean |
True (既定値) に設定されている場合、Lync は、ユーザーの Lync 連絡先リストに登録されている各個人について、対応する個人用連絡先を Microsoft Outlook に作成します。 |
EnableExchangeDelegateSync |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、ユーザーが Microsoft Exchange で構成した代理人に、そのユーザーの代わりに会議をスケジュールすることを許可します。 |
EnableFullScreenVideo |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、このパラメーターによって次の 2 つが実行されます。1) すべての Lync 通話に対して、適切な縦横比で全画面ビデオを有効にする、2) Lync 通話に対してビデオ プレビューを無効にする。False に設定されている場合、Lync では、全画面ビデオを使用できませんが、ビデオ プレビューは使用できます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "[ビデオを全画面で表示する] およびすべての OC ビデオ通話に対して無効になっているビデオ プレビューを有効にします" と同等です。 |
EnableHighPerformanceConferencingAppSharing |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、会議でハイ パフォーマンスのアプリケーション共有が可能になります。これによりアプリケーション共有のパフォーマンスが向上しますが、同時に、他のプロセスで利用できるリソースが少なくなります。 |
EnableHighPerformanceP2PAppSharing |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、ピアツーピア アプリケーション間の共有セッションが、最大フレーム レートである 2.5 フレーム/秒を超過できます。既定値は False です。 |
EnableHotdesking |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、ユーザーは Lync Phone Edition アカウントを使用することにより、共有ワークスペース内で Lync Server を実行している電話にログオンできます (このことにより、特に連絡先へのアクセスがユーザーに提供されます)。False に設定されている場合、ユーザーは自分の資格情報を使用して電話にログオンすることを許可されません。 この設定は、共通領域 (共有ワークスペース) アカウントに対してのみ適用され、ユーザー アカウントには適用されません。True に設定され、共有ワークスペース内の電話の共通領域アカウントに適用される場合、すべてのユーザーは自分の資格情報を使用してその電話にログインできます。False に設定されている場合、ユーザーは、その電話にログオンすることを許可されません。 |
EnableIMAutoArchiving |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、ユーザーが参加するすべてのインスタント メッセージ セッションの内容が Microsoft Outlook の [会話履歴] フォルダーに保存されます。False に設定されている場合、このような内容は自動的には保存されません (ただし、オプションでユーザーはインスタント メッセージの内容を手動で保存できます)。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "Outlook メールボックスへの IM 会話の自動アーカイブを有効/無効にする" と同等です。 |
EnableMediaRedirection |
省略可能 |
System.Boolean |
True ($True) に設定されている場合、オーディオおよびビデオ ストリームを他のネットワーク トラフィックから切り離すことができます。これにより、クライアント デバイスでオーディオおよびビデオのエンコードとデコードをローカルに実行できるようになります。通常、メディア リダイレクトを使用すると、デバイス リモーティングやコーデック圧縮などの類似の手法を使用した場合に比べて帯域幅の使用量が減少し、サーバーのスケーラビリティが向上し、ユーザー エクスペリエンスが最適化されます。 |
EnableNotificationForNewSubscribers |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定すると、自分が他のユーザーの連絡先リストに追加されたとき、追加されたことを知らせる通知を受けます。また、この通知ダイアログ ボックスには、自分を追加したユーザーを自分の連絡先リストに追加するオプションや、自分を追加したユーザーに自分のプレゼンス情報を表示しないようにするオプションがあります。 |
EnableServerConversationHistory |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、モバイル ユーザーは会話履歴を Outlook の [会話履歴] フォルダーではなくサーバーに保存できます。 |
EnableSQMData |
省略可能 |
System.Boolean |
注: この設定は Lync Server 15 では廃止されています。 カスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP) は、Lync の実際の使用状況に関するデータをマイクロソフトが収集できるように設計されています。ユーザーが CEIP に登録されていると、ユーザーが Lync を実行するたびに、ユーザーの操作とその頻度に関する情報がマイクロソフトに送信されて、データベースに蓄積され、使用状況の傾向を把握するために分析されます。 EnableSQMData が True に設定されている場合、ユーザーはカスタマー エクスペリエンス向上プログラムに自動的に登録されません。ただし、Lync には、このプログラムに参加するためのオプションが表示されます。 False に設定されている場合、ユーザーはカスタマー エクスペリエンス向上プログラムに登録されません。また、Lync には、このプログラムに参加するためのオプションも表示されません。ユーザーが CEIP プログラムに参加するための唯一の方法は、EnableSQMData を True に設定してから、そのユーザーを手動でプログラムに加入させることです。 ユーザーを特定できる情報は CEIP に送信されないことに注意してください。CEIP では、インスタント メッセージの送信先や送信元といった情報を追跡しません。代わりに CEIP では、ユーザーがファイルを転送するために Lync を使用した頻度や、ユーザーが連絡先リストに登録している連絡先の平均数などの情報を追跡します。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "インスツルメンテーションの指定" と同等です。 |
EnableTracing |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、ソフトウェア トレースが Lync で有効になります。False に設定されている場合、ソフトウェア トレースは無効になります。ソフトウェア トレースでは、API 呼び出しの追跡などのプログラムの動作すべてについて、極めて詳細な記録を保持します。開発者やアプリケーション サポートの要員にとって、このようなトレースは多くの場合、役立ちます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "Communicator 2007 のトレースをオンにする" と同等です。 |
EnableUnencryptedFileTransfer |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、暗号化されたファイル転送をサポートしていないインスタント メッセージング ソフトウェアを使用している外部ユーザーとのファイル交換をユーザーに許可します。False に設定されている場合、ユーザーは、暗号化されたファイル転送をサポートしているソフトウェアを使用している外部ユーザーとのみファイル交換を行えます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "暗号化されていないファイルの送信を許可する" と同等です。 |
EnableURL |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、インスタント メッセージに埋め込まれているハイパーリンクが "クリック可能" となります。つまり、ユーザーがそのリンクをクリックして、指定された場所を Web ブラウザーで開くことができます。False に設定されている場合、ハイパーリンクはインスタント メッセージにプレーン テキストとして表示されます。目的の場所に移動するには、ユーザーはリンクのテキストをコピーして Web ブラウザーに貼り付ける必要があります。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "インスタント メッセージ内でのハイパーリンクを許可する" と同等です。 |
EnableVOIPCallDefault |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、クリックで発信の機能を使用するたびに、Lync 通話が行われます。 このポリシー設定で影響を受けるのは、"クリックで発信" 機能の初期状態のみです。クリックで発信の設定値をユーザーが変更すると、このポリシー設定は無効になり、ユーザーが選択した値が有効になります。クリックで発信の設定をユーザーが変更した後はその設定が有効のままになり、EnableVOIPCallDefault ポリシーの影響は受けなくなります。 |
ExcludedContactFolders |
省略可能 |
System.String |
Lync が新しい連絡先の検索時に検索しない Microsoft Outlook 連絡先フォルダー (存在する場合) を示します。次のようにセミコロンを使用してフォルダー名を区切って、複数のフォルダーを指定できます。-ExcludedContactFolders "SenderPhotoContacts;OtherContacts"。 |
Force |
省略可能 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
コマンド実行中に発生する可能性のある、致命的ではないすべてのエラー メッセージを表示しないようにします。 |
HelpEnvironment |
省略可能 |
System.String |
"Office 365" に設定されている場合、既定で表示される内部ヘルプではなく、Lync Server 15 の Office 365 クライアントのヘルプ ドキュメントがユーザーに表示されます。HelpEnvironment は、"Office 365" または Null 値 ($Null) に設定できます。Null 値 (既定値) に設定されている場合、内部ヘルプがユーザーに表示されます。 |
HotdeskingTimeout |
省略可能 |
System.TimeSpan |
"ホットデスク機能" の電話にログオンしているユーザーのタイムアウト間隔です (ホットデスク機能の電話は、共有ワークスペースに配置されており、ユーザーが自分の Lync Phone Edition アカウントを使用してログオンできる、Lync Server が実行されている電話です)。ホットデスクのタイムアウトでは、ユーザーがホットデスク機能の電話から自動的にログオフされるまでの経過時間 (分) を指定します。ホットデスク タイムアウトは、時:分:秒の書式を使用して指定する必要があります。たとえば、次の構文はホットデスク タイムアウト間隔を 45 分に設定します。 -HotdeskingTimeout 00:45:00 このポリシー設定は、共通領域電話に対してのみ適用され、各ユーザーには適用されません。既定値は 5 分 (00:05:00) で、最小値は 30 秒 (00:00:30) です。 |
Identity |
省略可能 |
Microsoft.Rtc.Management.Xds.XdsIdentity |
新しいポリシーに割り当てる一意の ID です。グローバル ポリシーを参照するには、次の構文を使用します。-Identity global。新しいサイト ポリシーを参照するには、プレフィックス "site:" およびサイト名を ID として使用し、たとえば次のようにします。-Identity site:Redmond。ユーザーごとのポリシーを参照するには、次のような構文を使用します。-Identity SalesClientPolicy。 |
IMWarning |
省略可能 |
System.String |
構成されている場合、ユーザーがインスタント メッセージング セッションに参加するたびに、指定したメッセージが会話ウィンドウに表示されます。たとえば、IMWarning が "すべての情報は Litwareinc に帰属します" に設定されている場合、ユーザーがインスタント メッセージング セッションに参加するたびに、そのメッセージが会話ウィンドウに表示されます。 警告メッセージの長さは 256 文字に制限されており、書式なしテキストのみを使用できます。書式設定 (太字や斜体など) は使用できず、テキスト内にクリック可能な URL を入れることもできません。 Null 値 ($Null) に設定されている場合、会話ウィンドウに表示されるメッセージはありません。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "警告テキスト" と同等です。 |
Instance |
省略可能 |
ClientPolicy : |
個々のパラメーター値を設定するのではなく、オブジェクトへの参照をコマンドレットに渡せるようにします。 |
MAPIPollInterval |
省略可能 |
System.TimeSpan |
重要: このパラメーターは、Lync Server 15 で使用する目的で廃止されました。 Microsoft Exchange Server 2003 のユーザーの場合は、MAPIPollInterval により、Lync が Exchange のパブリック フォルダーから予定表のデータを取得する頻度を指定します。MAPIPollInterval は、1 秒から 1 時間の範囲の任意の値に設定できます。MAPI ポーリング間隔を構成するには、時:分:秒の形式を使用します。たとえば、次のコマンドは MAPI ポーリング間隔を 45 分に設定します。 -MapiPollInterval 00:45:00 この設定は、電子メール アカウントが Microsoft Exchange Server 2010 または Microsoft Exchange Server 2007 に存在するユーザーには適用されません。それらのユーザーの場合、予定表の取得は WebServicePollInterval プロパティを使用して管理されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "MAPI プロバイダーから予定表のデータを読み込む時間間隔" と同等です。 |
MaximumDGsAllowedInContactList |
省略可能 |
System.UInt32 |
ユーザーが連絡先として構成できる配布グループの最大数を示します。MaximumDGsAllowedInContactList は、0 ~ 64 の任意の整数値に設定できます。既定値は 10 です。 |
MaximumNumberOfContacts |
省略可能 |
System.UInt16 |
ユーザーに登録を許可する連絡先の最大数を示します。連絡先の最大数は、0 ~ 1000 の任意の整数値に設定できます。0 に設定されている場合、ユーザーは連絡先を登録できません。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "連絡先の数の上限" と同等です。 |
MaxPhotoSizeKB |
省略可能 |
System.UInt32 |
Lync に表示される写真の最大サイズ (KB) を示します。MaxPhotoSize を 0 に設定すると、Lync に写真を表示できなくなります。 既定値は 30 KB です。 |
MusicOnHoldAudioFile |
省略可能 |
System.String |
発信者が保留中に再生されるオーディオ ファイルへのパスです。このプロパティに値が構成されている場合は、保留中の音楽が有効となり、ユーザーはこの機能を無効にすることは許可されません。このプロパティに値が構成されていない場合、EnableClientMusicOnHold が True に設定されていれば、ユーザーは独自の保留中の音楽のファイルを指定できます。 |
P2PAppSharingEncryption |
省略可能 |
Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Client.P2PAppSharingEncryption |
ピアツーピアの会話で、デスクトップ共有およびアプリケーション共有のデータ交換を暗号化するかどうかを示します。有効な値は次のとおりです。 Supported。可能な場合に、デスクトップ共有およびアプリケーション共有のデータは暗号化されます。 Enforced。デスクトップ共有およびアプリケーション共有のデータは、必ず暗号化されます。データを暗号化できない場合、会話ではデスクトップ共有およびアプリケーション共有は有効になりません。 NotSupported。デスクトップ共有およびアプリケーション共有のデータは暗号化されません。 |
PlayAbbreviatedDialTone |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync 互換のハンドセットをフックから上げるたびに、3 秒間の発信音が再生されます (Lync 互換ハンドセットの外観は標準の電話機に似ていますが、コンピューターの USB ポートに差し込んで、"通常の" 電話による通話ではなく Lync 通話に使用します)。False に設定されている場合、Lync 互換のハンドセットを上げるたびに、30 秒間の発信音が再生されます。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "短縮された発信音を再生する" と同等です。 |
PolicyEntry |
省略可能 |
System.Management.Automation.PSListModifier |
既定のパラメーターが対応していない設定を追加できます。たとえば、プレリリース版の Microsoft Lync Server 2010 をテストしているときに、[フィードバックの送信] オプションを Microsoft Lync 2010 に追加できました。この操作は、次のようなコードを使用して行いました。 $x = New-CsClientPolicyEntry -Name "OnlineFeedbackURL" -Value "http://www.litwareinc.com/feedback"Set-CsClientPolicy -Identity global -PolicyEntry @{Add=$x} 詳細および例については、New-CsClientPolicyEntry コマンドレットのヘルプ トピックを参照してください。 |
SearchPrefixFlags |
省略可能 |
System.UInt16 |
ユーザーが新しい連絡先を検索するときに必ず使用する、アドレス帳の属性を表します。検索プレフィックス フラグは、11101111 のような 2 進数で構成されます。この 2 進数では、1 が検索する属性、0 が検索しない属性を表します。2 進数の値で表す属性は、(右から左へ) 次のとおりです。 通常の電子メール アドレス 電子メール エイリアス すべての電子メール アドレス 会社 表示名 名 姓 1110111 という 2 進数の値は、属性 4: 会社を除くすべての属性を検索することを意味します。表示名、名、および姓のみを検索するには、次の値を構成します。 1110000 2 進数の値を構成したら、10 進数の値に変換してから SearchPrefixFlags に割り当てる必要があります。2 進数を 10 進数に変換するには、次の Windows PowerShell コマンドを使用できます。 [Convert]::ToInt32("1110111", 2) |
ShowManagePrivacyRelationships |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync の連絡先リスト ウィンドウに [関係] オプションが表示されます。False に設定すると、[関係] オプションは非表示になります。 この設定は Lync 2010 に適用されます。Lync 15 では、ShowManagePrivacyRelationships が True に設定されている場合でも、これらの関係は表示されません。 既定値は False です。 |
ShowRecentContacts |
省略可能 |
System.Boolean |
このパラメーターはクライアントには影響しません。 |
ShowSharepointPhotoEditLink |
省略可能 |
System.Boolean |
True に設定されている場合、Lync には、SharePoint の個人用サイトに格納されている個人的な写真をユーザーが編集できるようにするリンクが組み込まれます。既定値は False で、Lync に SharePoint の個人用サイトへのリンクが組み込まれないことを意味します。 |
SPSearchCenterExternalURL |
省略可能 |
System.String |
キーワード検索 (エキスパート検索とも呼ばれます) で使用する SharePoint サイトの外部 URL です。この URL は、Lync に表示されるすべてのキーワード検索結果の下方に表示されます。ユーザーがこの URL をクリックすると、Web ブラウザーが SharePoint サイトが開かれ、ユーザーは SharePoint の検索機能を使用して検索を実行できるようになります (SharePoint では、Lync よりも多くの検索オプションが提供されています)。 SPSearchCenterExternalURL は、外部ユーザー用の URL を表します。つまり、組織のファイアウォールの外側からログオンするユーザー用の URL です。SPSearchCenterExternalURL パラメーターは、ファイアウォールの内側からログオンするユーザー用のパラメーターです。 |
SPSearchCenterInternalURL |
省略可能 |
System.String |
キーワード検索 (エキスパート検索とも呼ばれます) で使用する SharePoint サイトの内部 URL です。この URL は、Lync に表示されるすべてのキーワード検索結果の下方に表示されます。ユーザーがこの URL をクリックすると、Web ブラウザーが SharePoint サイトが開かれ、ユーザーは SharePoint の検索機能を使用して検索を実行できるようになります (SharePoint では、Lync よりも多くの検索オプションが提供されています)。 SPSearchCenterInternalURL は、内部ユーザー用の URL を表します。つまり、組織のファイアウォールの内側からログオンするユーザー用の URL です。SPSearchCenterExternalURL パラメーターは、ファイアウォールの外側からログオンするユーザー用のパラメーターです。 |
SPSearchExternalURL |
省略可能 |
System.String |
キーワード検索 (エキスパート検索とも呼ばれます) で使用する SharePoint サイトの外部 URL です。Lync は、外部ユーザー (つまり、組織のファイアウォールの外側にあるシステムからアクセスしているユーザー) がキーワード検索を実行するときはいつでも、この URL に位置する SharePoint サイトを使用します。 |
SPSearchInternalURL |
省略可能 |
System.String |
キーワード検索 (エキスパート検索とも呼ばれます) で使用する SharePoint サイトの内部 URL です。Lync は、内部ユーザー (つまり、組織のファイアウォールの内側からログオンしているユーザー) がキーワード検索を実行するときはいつでも、この URL に位置する SharePoint サイトを使用します。 |
TabURL |
省略可能 |
System.String |
Lync の連絡先リスト ウィンドウの下方に表示されるカスタム タブを作成するのに使用する XML ファイルの場所を指定します。カスタム タブを使用すると、Lync 内から Web ページ (たとえば、ヘルプ デスクの Web ページ) にアクセスできます。このパラメーターは、Lync Server 15 で使用する目的で廃止されました。 この設定は、Office Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "タブの URL" と同等です。 |
Tenant |
省略可能 |
System.Guid |
変更するクライアント ポリシーの Office 365 テナント アカウントのグローバル一意識別子 (GUID) です。次に例を示します。 -Tenant "38aad667-af54-4397-aaa7-e94c79ec2308" 次のコマンドを実行することにより、テナントの各々についてテナント ID を返すことができます。 Get-CsTenant | Select-Object DisplayName, TenantID Windows PowerShell のリモート セッションを使用していて、Lync Online 15 のみに接続している場合、Tenant パラメーターを含める必要はありません。代わりに、接続情報に基づいてテナント ID が自動的に入力されます。Tenant パラメーターはハイブリッド展開で主に使用されます。 |
TracingLevel |
省略可能 |
Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Client.TracingLevel |
管理者は Lync 15 でイベント トレースおよびログを管理できます。有効な値は次のとおりです。 * Off - トレースは無効になります。ユーザーはこの設定を変更できません。 * Light - 最小限のトレースが実行されます。ユーザーはこの設定を変更できません。 * Full - 詳細なトレースが実行されます。ユーザーはこの設定を変更できません。 既定では、TracingLevel は Light に設定されます。 |
WebServicePollInterval |
省略可能 |
System.TimeSpan |
Microsoft Exchange Server 2007 以降のユーザーの場合は、WebServicePollInterval により、Lync が Microsoft Exchange Server Web サービスから予定表のデータを取得する頻度を指定します。WebServicePollInterval は、1 秒から 1 時間の範囲の任意の値に設定できます。Web サービス ポーリング間隔を設定するには、時:分:秒の形式を使用します。たとえば、次のコマンドは、Web サービス ポーリング間隔を 45 分に設定します。 -WebServicePollInterval 00:45:00 この設定は、電子メール アカウントが Exchange 2003 に存在するユーザーには適用されません。それらのユーザーの場合、予定表の取得は MAPIPollInterval プロパティを使用して管理されます。 この設定は、Communications Server 2007 R2 のグループ ポリシー設定 "Web サービス プロバイダーから予定表のデータを読み込む時間間隔" と同等です。 |
WhatIf |
省略可能 |
System.Management.Automation.SwitchParameter |
実際にコマンドを実行せずに、コマンドの実行結果がわかります。 |
入力の種類
Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Client.ClientPolicy オブジェクト。Set-CsClientPolicy コマンドレットは、クライアント ポリシー オブジェクトのパイプラインが設定されたインスタンスを受け入れます。
戻り値の種類
Set-CsClientPolicy コマンドレットは、値またはオブジェクトを戻しません。代わりに、このコマンドレットは、Microsoft.Rtc.Management.WritableConfig.Policy.Client.ClientPolicy オブジェクトのインスタンスを構成します。