戦略マップを作成する
適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise
トピックの最終更新日: 2015-03-09
PerformancePoint ダッシュボード デザイナーを使用して、ダッシュボードの戦略マップを作成できます。戦略マップでは、スコアカードをデータ ソースとして使用し、Visio 図面を視覚的な表示構造として使用します。戦略マップを作成および構成する場合は、Microsoft Visio 図面内の個々の図形を、スコアカード内の KPI に接続します。各図形の色は、その特定のアイテムについてパフォーマンスが的確かどうかを示します。
戦略マップの詳細については、「戦略マップについて」を参照してください。
重要
戦略マップ レポートを作成する前に、正しいバージョンの Microsoft Visio がコンピューターにインストールされていることを確認してください。PerformancePoint ダッシュボード デザイナーとの互換性があるバージョンを使用する必要があります。
-
64 ビット版の ダッシュボード デザイナーを使用している場合は、64 ビット版の Microsoft Visio 2010 をインストールする必要があります。
-
32 ビット版の ダッシュボード デザイナーを使用している場合は、32 ビット版の Microsoft Office Visio 2007 または Microsoft Visio 2010 を使用する必要があります。
戦略マップを作成する
戦略マップの作成を開始する前に、次のものが作成されていることを確認します。
Microsoft Visio 2010 または Microsoft Office Visio 2007 を使用して作成した図面。図面に、複合的な図形 (他の形状のグループや集合) を含めることはできません。
ヒント
戦略マップを作成する前に、Visio 図面を作成することをお勧めします。ただし、ステンシルをインポートすることによって、ダッシュボード デザイナーで Visio 図面を作成できます。
ダッシュボード デザイナーを使用して作成したスコアカード。
戦略マップの作成は、2 つの主要なフェーズで行います。最初に、戦略マップの基本構造を作成します。次に、戦略マップを構成して情報を表示します。
戦略マップの基本構造を作成するには
ダッシュボード デザイナーで、[ワークスペース ブラウザー] ウィンドウを表示します。[PerformancePoint コンテンツ] をクリックします。
リボンの [作成] タブをクリックし、[レポート] グループの [戦略マップ] をクリックします。戦略マップ レポートの作成ウィザードが開きます。
ウィザードの [スコアカードの選択] の手順で、使用するスコアカードを選択し、[完了] をクリックします。
ワークスペースの中央のウィンドウに、戦略マップが表示されます。
中央のウィンドウの [プロパティ] タブをクリックします。[名前] ボックスに、レポートで使用する名前を入力します。
レポートの場所を指定するには、[表示フォルダー] ボタンをクリックし、フォルダーを選択または作成します。
[ワークスペース ブラウザー] で、戦略マップを右クリックし、[保存] をクリックします。次のセクションに進み、戦略マップを構成します。
戦略マップを構成して情報を表示するには
ダッシュボード デザイナーでの編集に備えて、最初に戦略マップを開きます。[編集] タブをクリックし、[戦略マップの編集] をクリックします。
[戦略マップのエディター] ダイアログ ボックスが開きます。
[戦略マップのエディター] ダイアログ ボックスで、次のどちらかの操作を行います。
状況 操作 作成済みの Visio 図面がある
[Visio ファイルのインポート] をクリックし、Visio 図面が保存されている場所を参照します。[開く] をクリックします。
Visio 図面が [戦略マップのエディター] ダイアログ ボックスに表示されます。
Visio 図面を作成する
[ステンシル] をクリックします。Visio ステンシルが位置する場所を参照します。[開く] をクリックします (Microsoft Visio 2010 の場合、ステンシル図形の既定の場所は Program Files\Microsoft Office\Office14\Visio Content\ です)。
[戦略マップのエディター] ダイアログ ボックスで、ステンシル図形を使用して Visio 図面を作成します。
Visio 図面内の図形をクリックし、[図形の接続] をクリックします。
[図形の接続] ダイアログ ボックスが開き、戦略マップ用に選択したスコアカードが表示されます。
[図形の接続] ダイアログ ボックスで、選択した図形に接続するセルをクリックします。
図形の色を自動的に更新して、パフォーマンスが的確であるかどうかを示すには、[ターゲット] 列内のセルをクリックします ([ターゲット] 列は、画像マークが含まれている列です)。
[接続] をクリックします。
(この手順は省略可能です) 図形内のテキストを、スコアカード KPI で使用されるテキストに置き換えるには、[図形のテキストに KPI 名を表示] の横のチェック ボックスをオンにします。
たとえば、KPI の名前が "売り上げ金額" の場合、チェック ボックスをオンにすると、図形内のテキストが "売り上げ金額" に置き換わります。
スコアカード KPI に接続する Visio 図面内の各図形について、手順 4. ~ 6. を繰り返します。
KPI への図形の接続が終了したら、[図液の接続] ダイアログ ボックスで、[閉じる] ボタンをクリックします。
[戦略マップのエディター] ダイアログ ボックスで、[適用] ボタンをクリックします。
ダイアログ ボックスが閉じて、ワークスペースの中央のウィンドウに戦略マップが表示されます。
[ワークスペース ブラウザー] で、戦略マップを右クリックして [保存] をクリックします。
戦略マップを編集する
戦略マップの作成中、または作成後に、戦略マップを簡単に編集できます。たとえば、戦略マップで使用する Visio 図面を構成したり、置換したりできます。
戦略マップを編集するには
ダッシュボード デザイナーで、戦略マップを開きます。
リボンの [編集] タブをクリックし、[戦略マップの編集] をクリックします。
[戦略マップのエディター] ダイアログ ボックスが開きます。
戦略マップのエディターを使用して、戦略マップに以下の 1 つ以上の変更を加えます。
目的 操作 図面内のオブジェクトを移動する
オブジェクトを新しい位置にドラッグします。
別の図面を使用する
[Visio ファイルのインポート] をクリックし、使用する図面を参照し、[開く] をクリックします。
([戦略マップのエディター] ダイアログ ボックスに図面が表示されます。ここで、各図形を KPI にリンクできます。)
ステンシルを開いて使用する
[ステンシル] をクリックします。使用するステンシルを参照し、[開く] をクリックします。
(ステンシルは、特定の Visio テンプレートに関連付けられた図形のコレクションです。ステンシルを使用して、ページ上の図形のすべてのインスタンスを修正できます。ステンシルを使用すると、独自のカスタム図形を図面に適用することによって、図形を変更することもできます。)
図形と KPI 間の接続を構成する
図形をクリックし、[図形の接続] をクリックします。[KPI の選択] ダイアログ ボックスで、KPI を選択し、[閉じる] をクリックします。
KPI と図形の接続を解除する
図形をクリックし、[図形を接続解除] をクリックします。
Visio 2007 または Visio 2013 ですべての図形を 1 ページに収める
[サイズ変更して合わせる] をクリックします。
すべての図形を 1 印刷ページに収める
[印刷に合わせる] をクリックします。
[ワークスペース ブラウザー] で、戦略マップを右クリックして [保存] をクリックします。