Setqueryprocessoroptions: Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)
操作名 : Setqueryprocessoroptions
SharePoint 検索のクエリ プロセッサ設定の現在の値を設定します。
検索結果を向上させる設定を管理する方法の詳細については、「検索結果が充実するように設定を管理する (Office SharePoint Server)」を参照してください。
注意
setqueryprocessoroptions 操作は、Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 2 (SP2) で初めて導入されました。
構文
stsadm -o setqueryprocessoroptions
-ssp <SSP 名>
[-securitytrimmingcachesize <セキュリティ トリミング キャッシュ サイズ>]
[-securitytrimmingmultiplier <セキュリティ トリミング オーバーフェッチ乗数>]
[-nearduplicatemultiplier <重複削除オーバーフェッチ乗数>]
[-joinmultiplier <結合破棄オーバーフェッチ乗数>]
[-sdidjoinmultiplier <不足セキュリティ記述子オーバーフェッチ乗数>]
パラメータ
パラメータ名 |
値 |
必須/省略可能 |
説明 |
ssp |
有効な共有サービス プロバイダ (SSP) 名 ("SharedServices1" など) |
省略可能 |
クエリ プロセッサに関連付けられている SSP の名前を指定します。 |
securitytrimmingcachesize |
1 ~ 2,147,483,647 の有効な整数値 |
省略可能 |
w3wp プロセス メモリ使用量の増加を指定します。これにより、ローカル キャッシュで必要なセキュリティ記述子の検索率が上がります。SQL Server を実行しているコンピュータへのラウンドトリップ数を低減できると共に、SQL Server を実行しているコンピュータから要求されるデータ量を抑えることができます。検索対象に、異なるアクセス制御リスト (ACL) が多く含まれている場合は、この値を設定することを検討する必要があります。 既定値は 10,000 です。 |
securitytrimmingmultiplier |
1.001 ~ 100 の有効な整数値 |
省略可能 |
乗数を指定すると、取得される項目数が増えます。検索対象のサイズは大きいが各項目にアクセスできるユーザー数が少ない場合は、この値を設定することを検討する必要があります。 既定値は 2.6 です。 |
nearduplicatemultiplier |
1.001 ~ 100 の有効な整数値 |
省略可能 |
乗数を指定すると、取得される項目数が増えます。検索対象に重複する項目が多く含まれている場合は、この値を設定することを検討する必要があります。 既定値は 1.8 です。 |
joinmultiplier |
1.001 ~ 100 の有効な整数値 |
省略可能 |
乗数を設定すると、全文とメターデータ コンポーネントの両方を対象にするクエリで取得される項目数が増えます。多数のクエリを実行する際に、全文を対象とするクエリの結果とメタデータを対象とするクエリの結果に共通するものが少ない場合にのみ、この値を既定値よりも高く設定する必要があります。 既定値は 10 です。 |
sdidjoinmultiplier |
1.001 ~ 100 の有効な整数値 |
省略可能 |
乗数を設定すると、全文クエリで取得される項目数が増えます。検索結果の削除機能を使用して、検索結果の多くが削除されている場合にのみ、この値を既定値よりも高く設定する必要があります。 既定値は 1.01 です。 |
備考
クエリ プロセッサによる変更は、フロントエンド Web サーバーとして使用される各サーバー上で iisreset /force コマンドを実行するまで有効にはなりません。
クエリ プロセッサの設定を変更すると、サーバーのパフォーマンスに影響が及びます。
乗数を使用して、特定のクエリの結果数を計算できます。
例
クエリ プロセッサ オプションの現在の設定を確認するには、次の構文を入力します。
stsadm -o setqueryprocessoroptions –ssp <共有サービス名>
関連項目
概念
Listqueryprocessoroptions : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)