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展開タスクの完成

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2008-01-22

ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 をインストールして展開が完成した後で実行する推奨タスクのチェックリストを示します。Exchange 管理コンソールの [展開の完成] タブを使用して、これらのタスクを順に実行できます。ここで説明するタスクおよび [展開の完成] タブのタスクは、Exchange 2007 組織の展開を完成するために必要です。タスクは、既定で有効となっている機能で追加構成が必要な機能に適用されます。

すべてのサーバーの役割

タスク 確認

Exchange 2007 のプロダクト キーを入力します。プロダクト キーを入力するには、Exchange 管理コンソールで [サーバーの構成] をクリックし、Exchange 2007 サーバーを選択してから、操作ウィンドウで [プロダクト キーの入力] をクリックします。プロダクト キーは、Set-ExchangeServer コマンドレットを使用して入力することもできます。プロダクト キーを入力する方法の詳細については、「プロダクト キーを入力する方法」を参照してください。Set-ExchangeServer コマンドレットの詳細については、「Set-ExchangeServer」を参照してください。

note注 :
プロダクト キーの入力ウィザードは、64 ビット版の Exchange 2007 をインストールしている場合にのみ使用できます。

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Exchange をインストールまたはアップグレードした後や、構成を変更した後は、Exchange Server ベスト プラクティス アナライザを実行することをお勧めします。Exchange Server ベスト プラクティス アナライザは、Exchange 管理コンソールの [ツールボックス] から実行できます。

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Microsoft Forefront Security for Exchange Server を使用して、ウイルス、ワーム、およびその他の悪意を持つソフトウェアから Exchange サーバーを保護することをお勧めします。詳細については、「Exchange 2007 向けのウイルス対策およびスパム対策の新製品」を参照してください。

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メールボックス サーバーの役割

タスク 確認

Microsoft Office Outlook 2007 クライアントに対するオフラインアドレス帳 (OAB) の配布を構成します。OAB の詳細については、「オフライン アドレス帳の管理」を参照してください。

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Office Outlook 2003 以前のクライアントに対する OAB の配布を構成します。OAB の詳細については、「オフライン アドレス帳の管理」を参照してください。

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クライアント アクセス サーバーの役割

タスク 確認

クライアント アクセス サーバーに合わせて SSL (Secure Sockets Layer) を構成します。それには、[展開の完成] タブの手順に従います。詳細については、「クライアント アクセスのセキュリティの管理」を参照してください。

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ActiveSync を構成します。既定では、Exchange 2007 を実行しているコンピュータにクライアント アクセス サーバーの役割をインストールすると、Exchange ActiveSync が有効にされます。ただし、環境内で ActiveSync を使用する場合は、セキュリティ、認証、およびポリシーの設定を構成することをお勧めします。ActiveSync を構成するには、[展開の完成] タブの手順に従います。詳細については、「Exchange ActiveSync の展開」を参照してください。

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ハブ トランスポート サーバーの役割

タスク 確認

電子メール メッセージを受け付けるドメインを構成します。それには、[展開の完成] タブの手順に従います。詳細については、「Exchange 組織用に権限のあるドメインを構成する方法」を参照してください。

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エッジ トランスポート サーバーを購読します。それには、[展開の完成] タブの手順に従います。詳細については、「購読済みのエッジ トランスポート サーバーを介したインターネット メール フローの構成方法」を参照してください。

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インターネット メール フローを構成します。既定では、ハブ トランスポート サーバーはインターネット メール フロー用に構成されていません。Exchange 組織でエッジ トランスポート サーバーを購読しない場合は、次のいずれかの方法を使用して、Exchange 組織とのインターネット メール フローを構成する必要があります。

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外部ポストマスタ受信者を構成して電子メール メッセージを受信します。外部ポストマスタのアドレスは、Exchange 2007 組織外に存在するメッセージ送信者に送信され、システムによって生成されるメッセージおよび通知の送信者として使用されます。RFC 2821 に従い、すべてのドメインはポストマスタ アドレスに送信されたメールを受信する必要があります。既定では、メールボックスまたはその他の受信者オブジェクトは、Exchange 組織内に定義された承認済みドメインのポストマスタ アドレスに送信されるメッセージを受信するように構成されません。ハブ トランスポート サーバー上で外部ポストマスタ アドレスを変更したり、メールボックス サーバー上で外部ポストマスタ受信者を構成するには、[展開の完成] タブの手順に従います。詳細については、「外部ポストマスタのアドレスの管理」を参照してください。

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ユニファイド メッセージング サーバーの役割

タスク 確認

ユニファイド メッセージング (UM) を構成します。それには、[展開の完成] タブの手順に従います。詳細については、以下のトピックを参照してください。

note注 :
これらのタスクは、組織内の最初の UM サーバーを構成したり、新しいダイヤル プラン内の最初の UM サーバーを構成したりするために必要です。既存のダイヤル プランに対して追加の UM サーバーを構成するには、「ユニファイド メッセージング サーバーをダイヤル プランに追加する方法」の手順のみを実行する必要があります。

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UM と Office Communication Server の統合を構成します。それには、[展開の完成] タブの手順に従います。詳細については、「ユニファイド メッセージングと Office Communications Server 2007 の構成」を参照してください。

note注 :
このタスクは、Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) を実行している場合のみ実行可能です。

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エッジ トランスポート サーバーの役割

タスク 確認

エッジ トランスポート サーバーを購読します。それには、[展開の完成] タブの手順に従います。詳細については、「購読済みのエッジ トランスポート サーバーを介したインターネット メール フローの構成方法」を参照してください。

note注 :
エッジ トランスポート サーバーを購読する前に、プロダクト キーを入力する必要があります。
note注 :
エッジ サブスクリプション処理を使用する代わりに、手動でエッジ トランスポート サーバーを購読するには、「EdgeSync を使用しないエッジ トランスポート サーバーとハブ トランスポート サーバー間のメール フローの構成」を参照してください。

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セキュリティの構成ウィザードを使用することで、Microsoft Windows 環境は、セキュリティの脆弱性を利用した攻撃による影響を受けにくくなります。詳細については、「Exchange Server の役割の Windows を保護するためのセキュリティ構成ウィザードの使用」を参照してください。

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外部ポストマスタ受信者を構成して電子メールを受信します。外部ポストマスタのアドレスは、Microsoft Exchange Server 2007 組織外に存在するメッセージ送信者に送信され、システムによって生成されるメッセージおよび通知の送信者として使用されます。RFC 2821 に従い、すべてのドメインはポストマスタ アドレスに送信されたメールを受信する必要があります。既定では、メールボックスまたはその他の受信者オブジェクトは、Exchange 組織内に定義された承認済みドメインのポストマスタ アドレスに送信されるメッセージを受信するように構成されません。

Exchange 組織でこのエッジ トランスポート サーバーを購読していない場合、外部ポストマスタ アドレスの値は postmaster@[エッジ トランスポート サーバーの FQDN] です。Exchange 組織でこのエッジ トランスポート サーバーを購読した場合、外部ポストマスタ アドレスの値は postmaster@[既定の承認済みドメイン] です。Exchange 組織内のハブ トランスポート サーバーで外部ポストマスタ アドレスのカスタム値を指定した場合は、エッジ ポート サーバー上の外部ポストマスタ アドレスを手動で構成する必要があります。エッジ トランスポート サーバー上で外部ポストマスタ アドレスを変更したり、メールボックス サーバー上で外部ポストマスタ受信者を構成するには、[展開の完成] タブの手順に従います。詳細については、「外部ポストマスタのアドレスの管理」を参照してください。

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DNS (ドメイン ネーム システム) を構成します。Exchange 組織内の内部 DNS 検索についてエッジ トランスポート サーバーを構成し、外部受信者の外部 DNS 検索を構成する必要があります。また、このサーバーでインターネットによるメールの送受信を行うには、パブリック DNS レコードも構成する必要があります。詳細については、以下のトピックを参照してください。

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詳細情報

Exchange 管理コンソールの [エンド ツー エンドのシナリオ] タブにある省略可能な構成手順については、「エンド ツー エンドのシナリオのタスク」を参照してください。

Exchange 管理コンソールのタブには表示されないが、Exchange 2007 のインストール後に推奨されるインストール後の構成タスクの詳細については、「インストール後の追加作業」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。