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新しいインフォメーション ワーカー機能

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2006-12-04

Microsoft Exchange Server 2007 では、インフォメーション ワーカー関連のいくつかの機能が強化されています。強化された機能には、予定表、リソース管理、不在時機能、メッセージング レコード管理 (MRM) などが含まれます。ここでは、Exchange 2007 のこれらのインフォメーション ワーカー機能について説明します。

important重要 :
Microsoft Exchange Server 2007 のクライアント サポートには、Office Outlook 2007、Microsoft Outlook 2003、および Microsoft Outlook 2002 が含まれます。Outlook 2000 以前のクライアントは互換性がありますが、Microsoft Exchange Server 2007 ではサポートされません。Outlook と Exchange の互換性の詳細については、Outlook と Exchange Server の互換性についてのページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

予定表管理

Exchange 2007 では、予定表管理機能が強化されたことにより、信頼性にかかわる問題の解決や、スケジューリング プロセスの強化、予定表情報の共有を容易に行えるようになりました。このため、Exchange および Microsoft Outlook の予定表管理機能は、全体的により信頼性が高く、強力で効率的な時間管理ツールになっています。

予定表管理機能は、以下の点で強化されています。

  • 空き時間情報
    強化された機能 :

    • 最新の予定表情報と、セキュリティで保護された空き時間情報
    • 空き時間情報のカテゴリに "保留中" や "使用不可" などを追加
    • タイトルや場所に関する新しい空き時間情報のメタデータ
  • スケジュール設定ツール
    強化された機能 :

    • 会議の更新情報をサーバー側で処理
    • 時間とリソースの最適な候補を提示
  • 予定表の共有
    強化された機能 :

    • 予定表をフォレスト間で共有
    • 共有および委任された予定表をクライアント側でキャッシュ
  • 会議出席依頼の転送通知
    強化された機能 :

    • 会議出席依頼が転送されたときに通知を送信
    • 会議の通知を受信したときに会議の出席者を予定表に追加

予定表の詳細については、以下のトピックを参照してください。

リソース管理

Exchange 2007 のリソース管理機能は、インフォメーション ワーカーの目標の実現につながると共に、組織の生産性を向上させる、信頼性の高いリソース管理ソリューションを提供します。

リソース管理機能は、以下の点で強化されています。

  • 予約および検索サービス
    強化された機能 :

    • 最新状態のリソース
    • Office Outlook 2007 の会議出席依頼プロセスとの統合
    • Outlook Web Access を使用してリソース ポリシーの管理をユーザーに委任する機能
  • スケジュール管理サービス
    強化された機能 :

    • ポリシーとルールによって、スケジュールを設定できるユーザーとユーザーがスケジュールを設定できる時間を制御
    • スケジュール設定のワークフローが手動による承認をサポート
    • 使用状況レポートと統計情報
  • エンタープライズ全体にわたるリソース管理サービス
    強化された機能 :

    • リソース スキーマの作成および管理を行う機能

リソース管理の詳細については、「リソース スケジューリングの管理」を参照してください。

不在時の機能

不在時の機能の強化により、インフォメーション ワーカーは不在時でも重要な通知に応答できるようになりました。Exchange 2007 では、インフォーメーション ワーカーは不在時メッセージを内部送信者向けと外部送信者向けとに分けて送信できます。また、外部向けの不在時メッセージを外部のすべての送信者に送信したり、連絡先に登録されている送信者にのみ送信したりすることができます。さらに、不在時機能では、不在時メッセージの開始時間と終了時間をスケジュールすることができます。

不在時機能は、以下の点で強化されています。

  • 次世代の不在時機能
    強化された機能 :

    • インフォメーション ワーカーは不在時に特定の期間のスケジュールを設定できる
    • インフォメーション ワーカーは、同僚にはより詳細な情報を、社外の連絡先にはより一般的な情報を返すように不在時メッセージを構成できる
    • プライバシー上の理由で、外部の連絡先のうち制限された一部にのみ不在時メッセージを送信するように指定できる
  • 不在時メッセージの生成の制御
    強化された機能 :

    • 不在時のブロックはスパム検出と統合している
    • 不在時の機能は、迷惑メールやインターネット メーリング リストの送信者には応答を送信しないように構成できる
    • 不在時メッセージは、ユーザー単位で有効または無効にできる
    • 管理者は外部ドメインを管理下に置いて、外部向けの不在時メッセージを許可または禁止したり、内部向けの不在時メッセージを送信できるように特定のドメインを内部ドメインとして扱ったりすることができる

不在時機能の詳細については、「不在時機能の管理」を参照してください。

メッセージング レコード管理

多くの組織は、法規制上の要件やビジネス プロセス要件に準拠して、組織とインターネットとの間でやり取りされる電子メール メッセージや、組織内の個人どうしでやり取りされる電子メール メッセージの処理、フィルタ処理、変更、アーカイブを行う必要があります。管理者は、Exchange 2007 のメッセージング レコード管理 (MRM) 機能を使用して、ユーザーや組織がビジネス上または法的な理由で必要なメッセージを保存し、不要なメッセージを削除できます。これは、管理フォルダを使用して行われます。管理フォルダとは、保持ポリシーが適用されている受信トレイ フォルダです。管理者またはユーザーは、これらの管理フォルダをユーザーの受信トレイに置き、ユーザーが組織のポリシーに基づいてメッセージを管理フォルダに整理します。これらの管理フォルダに置かれたメッセージは、保持ポリシーに従って定期的に処理されます。メッセージが保存制限に到達したときは、アーカイブ、削除、ユーザー通知のためのフラグの設定、またはログ出力を行うことができます。

MRM の詳細については、「メッセージング レコード管理の管理」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。