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SharePoint Designer を使用してカスタムコネクタの BDC モデル ファイルを作成する

  • [アーティクル]

カスタム コネクタ アセンブリに基づく SharePoint Server 2010 外部コンテンツ タイプを作成するには、Microsoft SharePoint Designer 2010 を使用します。

最終更新日: 2010年10月8日

適用対象: SharePoint Server 2010

このためには、カスタム コネクタ アセンブリを BDC メタデータ ストアに展開し、次に SharePoint Designer 2010 の外部コンテンツ タイプ デザイナーを使用して、カスタム コネクタ アセンブリに接続する外部コンテンツ タイプを作成します。

カスタム コネクタ アセンブリを BDC メタデータ ストアに展開するには

  1. カスタム コネクタ アセンブリが、BDC メタデータ ストア内の LobSystem オブジェクトに存在している必要があります。アセンブリを BDC メタデータ ストアに追加するには、以下のマークアップをテキスト ファイルにコピーして空の BDC モデル ファイルを作成し、テキスト ファイルを XML ファイルとして保存します。

    <?xml version="1.0"?>
<Model xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" 
Name="ScaterMultipleFields" xmlns="https://schemas.microsoft.com/windows/2007/BusinessDataCatalog">
    <LobSystems>
        <LobSystem Name="TestSystem" Type="DotNetAssembly">
            <Properties>
                <Property Name="SystemUtilityTypeName" Type="System.String">
                         [Proxy class Type] 
                </Property>
                <Property Name="InputUriProcessor" Type="System.String">
                          [Type of class implementing ILobUri] 
                </Property>
                <Property Name="OutputUriProcessor" Type="System.String">
                          [Type of class implementing INamingContainer] 
                </Property>
            </Properties>
            <LobSystemInstances>
                <LobSystemInstance Name="TestInstance">
                    <Properties>
                        < Property Name="AuthenticationMode"
 Type="Microsoft.SharePoint.BusinessData.SystemSpecific.Db.DbAuthenticationMode">
                          PassThrough
                        </Property>
                    </Properties>
                </LobSystemInstance>
            </LobSystemInstances>      
        </LobSystem>
    </LobSystems>
</Model>

  2. Microsoft TechNet の「BDC モデルを管理」の「BDC モデルをインポートする」セクションで説明されている手順に従って、モデルをインポートします。

  3. アプリケーション サーバーの SharePoint 管理シェルを開きます。このツールの使用方法については、「SharePoint 2010 管理シェルを使用してサービス アプリケーションを管理する」を参照してください。

  4. 管理メタデータ カタログから LobSystem を取得するには、以下のコマンドを実行します。

    C:\PS>$site=”http://YourSiteName”
C:\PS>$LobSystemName = "TestSystem"
C:\PS>$lobsys = Get-SPBusinessDataCatalogMetadataObject –BdcObjectType LobSystem –ServiceContext $site -Name $LobSystemName

  5. アセンブリをインポートするには、次の SPBusinessDataCatalogDotNetAssemblyWindows PowerShell コマンドレットを実行します。

    C:\PS>Import-SPBusinessDataCatalogDotNetAssembly -Path [Path to dll] -LobSystem $lobsys

SharePoint Designer 2010 を使用してカスタム コネクタの外部コンテンツ タイプを作成するには

  1. SharePoint Designer 2010 を開いて、「[方法] Web サービスに基づく外部コンテンツ タイプを作成する」で説明されている手順に従って外部コンテンツ タイプを作成します。"接続を外部システムに追加する" 手順を除いて、手順は全く同じです。

    接続を .NET Framework アセンブリに追加するには、以下の手順を実行します。

    1. [ここをクリックして、外部データソースの検出と操作の定義を行います] を選択します。

    2. [接続の追加] ダイアログ ボックスで、[.NET 型] をクリックします。

    3. [.NET 型の選択] ダイアログ ボックスの [参照] ボタンをクリックし、接続先の .NET アセンブリへの参照を含む BDC メタデータ ストア内の外部システムを指定します。システムを選択して、[OK] をクリックします。

    これで、アセンブリ内に定義されたすべてのパブリックな .NET 型、およびその型に含まれるすべてのメソッドを確認できます。

  2. すべての外部システム メソッドを含むプロキシ クラスの型を選択します。「[方法] Web サービスに基づく外部コンテンツ タイプを作成する」で説明されているように、Web サービスの場合と同じように操作を定義します。

  3. [保存] をクリックして、変更を BDC メタデータ ストアに保存します。

  4. [外部コンテンツ タイプ] ビューに移動して、作成した外部コンテンツ タイプを選択します。

  5. Server リボン で [BDC モデルのエクスポート] を選択してから、モデル ファイルを保存します。

  6. 以前の手順で保存したモデル ファイルを XML エディターで開き、以下の変更を行います。

    • Proxy 要素を削除します。

    • LobSystem 要素の Type 属性の値を、DotNetAssembly から Custom へ変更します。

    • 使用する他のプロパティをモデル ファイルに追加します。

  7. モデル ファイルを保存します。

カスタム コネクタでこのモデル ファイルを使用できるようになりました。

関連項目

タスク

[方法] Web サービスに基づく外部コンテンツ タイプを作成する

その他の技術情報

SharePoint 2010 管理シェルを使用してサービス アプリケーションを管理する

BDC モデルを管理する (SharePoint Server 2010)