XMLDefinition および CAML ビュー スキーマ
最終更新日: 2010年10月21日
適用対象: SharePoint Foundation 2010
XsltListViewWebPart の XmlDefinition プロパティには、フィールドの一覧とその順序、並べ替え、フィルター、グループの各オプション、スタイル設定の宣言型ビューなど、ビューのクエリについて記述する View 要素が含まれます。
XmlDefinition プロパティには、ListViewWebPart クラスの ListViewXml プロパティと同じスキーマが実装されています。ただし、ListViewWebPart クラスとは異なり、XsltListViewWebPart クラスでは、HTML レンダリングでのみ使用されるビューの最上位レベルの要素はすべて無視されます。SharePoint Foundation では、レンダリングにビュー スキーマの要素が使用されるのではなく、XsltListViewWebPart クラスのキャッシュされた XSLT テンプレートによるレンダリングが定義されます。
View 要素の有効な子要素の一覧を次に示します。また、その子要素に含まれる表示設定の XsltListViewWebPart によって、子要素が認識され解析されるか、あるいは、無視され XSLT レンダリングで置き換えられるかを示します。
Aggregations - 認識
FieldRef - 認識
GroupByFooter - 無視
GroupByHeader - 無視
PagedRowset - 無視
Query - 認識
RowLimit - 認識
RowLimitExceeded - 無視
Toolbar - 認識
ViewBidiHeader - 無視
ViewBody - 無視
ViewData - 認識
FieldRef - 認識
ViewEmpty - 無視
ViewFields - 認識
FieldRef - 認識
ViewFooter - 無視
ViewHeader - 無視
ViewStyle - 認識
"認識された" 要素のほとんどが、SPDataSource オブジェクトを使用して行セットを返すクエリを定義します。その後、結果の XML データは、XSLT によって XHTML に変換されます。XML データの変換に使用される dsQueryResponse XML については、「XSLT リスト ビュー レンダリング システムの概要」を参照してください。XmlDefinition プロパティに含まれる要素 (例: ViewStyle 要素) には、XSLT で実行されるレンダリングに関する宣言的なヒントが用意されていますが、この要素によって、レンダリング パターンやテンプレートが明示的に定義されることはありません。XsltListViewWebPart を SharePoint Foundation のユーザー インターフェイスで編集した場合、変更されるのは Web パーツの XmlDefinition プロパティの "認識された" 要素のみに限られます。
また、XmlDefinition はグローバル パラメーターとしても存在し、このパラメーターを使用すると、XSLT で使用する表示設定を取得できます。たとえば、<xsl:value-of select = "$XmlDefinition/RowLimit"/> を使用すると、RowLimit 要素で指定された行の制限を取得できます。