Microsoft Feedback Client を使用したフィードバックの提供

Microsoft Feedback Client を使用して、フィードバックの要求に対応することができます。このツールでは、アプリケーションを起動してアプリケーションとのやり取りをビデオにキャプチャできると共に、音声コマンドやキーボード入力のコマンドもキャプチャできます。 フィードバックは、追跡可能性をサポートするために Visual Studio Team Foundation Server (TFS) に格納されます。

必要条件

• TFS に接続できるセキュリティ資格情報を持ち、「フィードバックを提供するためのアクセス許可をレビュー担当者に付与する」に記載されたアクセス許可を備えている必要があります。

• オーディオを記録するには、オーディオ記録のデバイスをコンピューターに構成する必要があります。 リモート デバイスからフィードバック ツールにアクセスするときは、リモート オーディオ キャプチャの有効化が必要になる場合があります。

• 使用するコンピューターが、Microsoft Feedback Client をインストールするためのシステム要件を満たしている必要があります。 詳しくは、Microsoft Web サイトの「Microsoft Feedback Client のダウンロード」ページをご覧ください。

フィードバック セッションの開始

フィードバックを要求する電子メールを受け取った場合、電子メール内に、Microsoft Feedback Client を起動するリンクと、Microsoft Feedback Client をまだインストールしていない場合はインストールするためのリンクが含まれています。

Microsoft Feedback Client をインストールするには

Microsoft Feedback Client が既にインストールされているか、またはリモート マシンのフィードバック ツールを使用する場合は、この手順を省略できます。

注意

Microsoft Feedback Client は Visual Studio 2013 のインストール時に自動的にインストールされます。また、Microsoft Web サイトの「Microsoft Feedback Client のダウンロード」ページから無償でダウンロードできます。

1. フィードバックを要求する電子メールを開き、[フィードバック ツールをインストールしてください] リンクをクリックして Microsoft Feedback Client をインストールします。

   

   注意

   インターネットベースの電子メール クライアントから受信した電子メールを表示している場合は、リンクに埋め込まれたアドレスをコピーし、ブラウザーのアドレス バーに貼り付ける操作が必要になる場合があります。

2. コンピューターを再起動します。

フィードバックを要求する電子メールからフィードバックのセッションを開始するには

1. フィードバックを要求する電子メールを開き、[Start your local feedback session (ローカルのフィードバック セッションを開始してください)] リンクをクリックします。

   注意

   インターネットベースの電子メール クライアントから受信した電子メールを表示している場合は、リンクに埋め込まれたアドレスをコピーし、ブラウザーのアドレス バーに貼り付ける操作が必要になる場合があります。

   リモート コンピューターのフィードバック ツールにアクセスする場合は、[Start your local feedback session (ローカルのフィードバック セッションを開始してください)] リンクのショートカット メニューを開き、[ハイパーリンクのコピー] をクリックします。 リモート コンピューターで、[スタート]、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックし、ボックスにハイパーリンクを貼り付けて [OK] をクリックします。

   Feedback Client が起動し、[Windows セキュリティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

2. Team Foundation Server への接続用に提供された資格情報を入力し、[OK] をクリックします。

アプリケーションの起動

フィードバック ツールのスタート ページが表示されます。 ツールの指示に従って、アプリケーションを起動します。

1. スタート ページで、[アプリケーション] リンクをクリックして、フィードバックの提供を要求されているアプリケーションを開き、開始し、またはインストールします。

2. アプリケーションにログインまたはアクセスする方法については、提供された指示に従ってください。

   たとえば、http://fabrikamfiber.com/staging/customerportal というリンクをクリックし、付与されたユーザー名とパスワード、**「Sprint1」と「FF-test!」**を入力します。

要求された項目に関するフィードバックの提供

アプリケーションとのやり取りの記録、音声によるコメントの録音、テキスト入力、画面のクリップと注釈の設定、またはファイルの添付を実行できます。 記録は、フィードバック ツールのテキスト ボックス内にイメージとして表示されます。

フィードバックとして送信する項目の記述を確認するには

[提供] ページには、フィードバックを提供する 1 つ以上の項目が表示されます。 各項目について質問のコンテキストを確認できます。フィードバックは、ビデオやオーディオの記録、テキスト、スクリーンショット、または添付ファイルを通じて自由形式で提供できます。 1 つの項目を終了した時点で、[次へ] のボタンをクリックして次の項目に進みます。

1. ツール バーで、レビューする [項目] の番号をクリックします。

2. 提供された情報を確認します。

3. アプリケーションを操作し、各項目の要求に関する指示に基づいて、どのようなフィードバックを提供するかを決定します。

画面または音声の記録の開始、停止、または削除

オーディオ デバイスおよび注釈ツールの設定は、いつでも変更できます。 詳細については、「オーディオ デバイスまたは注釈ツールの変更」を参照してください。

1. 記録を開始するには: [音声付き画面]、[画面のみ]、[音声のみ] のいずれかのアイコンを選択します。

   セキュリティに関するメモ
   記録を停止しない限り、画面と音声の記録で行ったすべての手順と注釈が記録されます。ユーザー名やパスワードなどの機密データを入力すると、記録のこの情報がキャプチャされます。ただし、フィードバック ツールのテキスト ボックスに表示される記録セッションのイメージを削除して、記録をいつでも削除できます。

2. 記録を停止するには: [停止] のボタンをクリックします。

   記録を停止すると、記録の種類と記録セッションの長さを示すイメージがテキスト ボックスに表示されます。

3. 記録を削除するには: 削除する記録のイメージを選択し、Del キーを押します。

テキストの追加、スクリーンショットのキャプチャし、ファイルの添付を実行するには

フィードバックの一部として、テキストの追加、スクリーンショットのキャプチャ、スクリーンショットへの注釈付け、ファイルの添付がサポートされています。 これらの操作は、フィードバックの記録を続けながら実行できます。

スクリーン ショットに注釈を追加することで、キャプチャしたスクリーンショットにテキストまたはイメージを追加して、フィードバックを修正および改善することができます。 既定では、キャプチャしたスクリーンショット イメージをフィードバック ツール内で開くと、Microsoft ペイントが自動的に開きます。 スクリーンショットをキャプチャすると、別の注釈ツールが自動的に開くように構成することもできます。 詳細については、「オーディオ デバイスまたは注釈ツールの変更」を参照してください。

1. テキストを追加するには: ツールのリッチ テキスト ボックスに、フィードバックに含めて送信する情報を入力します。

   ツール バーを使用して、コメントの書式設定や、ハイパーリンクの追加、イメージの挿入を実行できます。

2. スクリーンショットをキャプチャするには: カメラ アイコンをクリックし、キャプチャする四角形の領域を選択します。

   キャプチャしたイメージは、リッチ テキスト ボックスに表示されます。

3. スクリーンショットに注釈を付けるには: イメージをダブルクリックします。

   Microsoft ペイントまたはユーザーが構成した注釈ツールが開き、イメージが表示されます。 修正や改善を指定するには、次の手順を実行します。

   1. イメージにテキストを描画するか入力します。

   2.  保存アイコンをクリックし、注釈ツールを終了します。

   フィードバック ツール内に、変更を反映したイメージが表示されます。

4. ファイルを添付するには: 添付ファイル アイコンをクリックし、[開く] ダイアログ ボックスで添付ファイルを参照して [開く] をクリックします。

項目を評価し、次の項目に移動するには

1. (省略可能) 前の手順でレビューした項目に対する全体的な評価を示すために、1 つ以上の星を選択します。

2. [次へ] をクリックして次のレビュー項目に移動します。

作成したフィードバックの確認および送信

各項目のフィードバックを入力した後、入力内容を確認し、修正や追加を加えたうえで、フィードバックを送信します。

1. [送信] をクリックします。このボタンをクリックすると、実行中の記録がすべて停止します。

2. (省略可能) [送信] ページで、[フィードバックの確認] リンクをクリックすると、最初のフィードバック項目の [提供] ページに戻ります。 各項目のフィードバックを確認し、[次へ] をクリックして次の項目に進みます。

   テキスト ボックス内の項目の内容は、いずれも削除または変更できます。

3. [送信] ページで、[送信して閉じる] をクリックします。

   Microsoft Feedback Client が終了し、送信するフィードバックを含むフィードバック応答作業項目が、「Feedback Response from YourUserName for RequestFeedbackItemTitle」というタイトルで作成されます。

参照

概念

フィードバックを提供するためのアクセス許可をレビュー担当者に付与する

フィードバックの取得