次の方法で共有

共有クエリ (スクラム)

  • [アーティクル]

操作対象の製品バックログ項目、タスク、障害および他の作業項目を頻繁に確認することにより、作業負荷をより効率的に管理できます。 特定のチーム プロジェクトのすべての作業項目を簡単に見つけるには、Visual Studio Scrum のプロセス テンプレートに用意されたクエリを実行します。

これらのクエリは、Team Web Access (TWA) で [作業]、[クエリ] の順にクリックして表示されるページから開くことができます。 チーム エクスプローラーから [作業項目] ページに移動します。

Scrum 共有クエリ

共有クエリ (スクラム プロセスのテンプレート)

ポップ ヒント

  • 標準アクセスを持つすべての有効なユーザーは、[マイ クエリ] 領域以下にクエリおよびフォルダーを作成することができます。 [共有クエリ] 以下にクエリおよびフォルダーを作成するには、投稿アクセス許可セットを持っている必要があります。 詳細については、「クエリのアクセス許可を設定する」を参照してください。

  • 自分に割り当てられている作業項目を検索するには、クエリ句の 1 つの [担当者] フィールドの値として @Me を追加します。

  • 検索対象の作業項目の種類で定義されている製品区分、イテレーションなどのフィールドだけに検索を絞り込むように検索条件を追加すると、クエリを変更できます。 クエリを変更するには、そのコンテキスト メニューを開き、[編集] をクリックします。 詳細については、「作業項目のクエリ」を参照してください。

  • Excel や Project で任意のクエリを開き、そのクエリを変更してデータベースに変更を発行し、作業項目の追跡に使用できます。

  • 進捗状況を視覚化するには、フラット リスト クエリから円グラフ、棒グラフなどのグラフを作成します。

共有クエリ

製品所有者は、製品バックログ クエリを使用して、製品バックログの製品バックログ項目とバグを、計画および追跡できます。 [現在のスプリント] フォルダーに一覧表示されている共有クエリを使用して、現在のスプリントに割り当てられた作業項目を検索できます。 これらのクエリは、指定されたイテレーションまたはスプリントに割り当てられている作業項目を検索します。 追加のスプリントを計画するときは、最新のスプリントを指定するようにこれらのクエリを変更し、作成する追加のフォルダー ([スプリント 2] や [スプリント 3] など) に保存できます。

各チーム プロジェクトのプロジェクト管理者は、そのプロジェクトの区分パスとイテレーション パスを定義することで、チームがその指定によって進行状況を追跡できるようにします。

共有クエリ

説明

Product Backlog

ルート イテレーションに割り当てられているすべての製品バックログ項目とバグを一覧表示します。 製品バックログ項目とバグは、バックログ優先順位別に並べ替えられます。

Blocked Tasks

[ブロック] とマークされている現在のスプリントのすべてのタスクを一覧表示します。

Open Impediments

現在のスプリントにあるすべての障害作業項目を一覧表示します。

Sprint Backlog

現在のスプリントで、チームが完了をコミット済みのすべての製品バックログ項目、バグ、およびそれらにリンクされたタスクを一覧表示します。

Test Cases

現在のスプリントのすべてのテスト ケースを優先度で並べ替えて一覧表示します。

Unfinished Work

現在のスプリントで [完了] とマークされていない、すべての製品バックログ項目、バグ、およびそれらにリンクされたタスクを一覧表示します。

Work in Progress

[処理中] とマークされている現在のスプリントのすべてのタスクを一覧表示します。

Q & A

Q: 使用できるクエリ演算子と変数にはどのようなものがありますか。

A: 使用できる演算子と変数は、選択したフィールドによって異なります。 4 つの変数は、プロジェクト名フィールドで使用できる @Project、人名フィールドで使用できる @Me、日時フィールドで使用できる @Today、および [Any] です。 「クエリ フィールド、演算子、値、および変数」を参照してください。

Q: 現在のスプリントまたはイテレーションに基づいてどのようにしてクエリを自動的に更新しますか。

A: このための自動的な方法はありません。現在のスプリントを参照するように手動でクエリを更新する必要があります。 チーム プロジェクトがスクラムまたはアジャイルに基づく場合、[現在のスプリント] フォルダーまたは [現在のイテレーション] フォルダーのクエリ セットを利用できます。 現在のスプリントに定義された項目を返す各クエリについて、日付に従って最新のイテレーションにイテレーション パスを更新する必要があります。

.wiq ファイルとして保存することにより、多数のクエリを変更できます。 チーム エクスプローラーでクエリを開き、[クエリの編集] を選択した後、[ファイル]、[名前を付けて保存] の順に選択して、各クエリを .wiq ファイルとして保存します。 ここでは、Release 2\Sprint 59 に対応するために更新された "進行中の作業" クエリの例を示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<WorkItemQuery Version="1">
  <Wiql>
    SELECT [System.Id],
           [System.WorkItemType],
           [System.Title],
           [System.AssignedTo],
           [System.State],
           [Microsoft.VSTS.Scheduling.RemainingWork],
    FROM WorkItems 
      WHERE [System.TeamProject] = @project and 
            [System.IterationPath] under 'FabrikamPrime\Release 2\Sprint 59' and 
            [System.WorkItemType] in group 'Microsoft.TaskCategory' and 
            [System.State] = 'In Progress' 
      ORDER BY [System.AssignedTo],
               [Microsoft.VSTS.Common.BacklogPriority],
               [System.Id] 
   </Wiql>
</WorkItemQuery>

Q: 複数のチームと複数のクエリで作業するにはどうしますか。

A: 各チームは、共有クエリ領域下にチーム フォルダーを作成してチーム メンバーに投稿者アクセス許可を提供することを検討します。 詳細については、「クエリに対するアクセス許可の設定」を参照してください。

参照

概念

グラフ、進行状況の視覚化

Create Excel reports from a work item query