ドキュメントに電子的に署名するユーザーの設定
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
ドキュメントに電子署名を行うには、次の基準を満たす必要があります。
ユーザーは、適切な権限が割り当てられるロールに属している必要があります。
ユーザーは、有効な証明書とパスワードを持っている必要があります。証明書の詳細については、「電子署名の証明書」を参照してください。
通常、3 種類のユーザーが、電子署名に対するセキュリティ アクセス権を必要としています。こららのユーザーとは、電子署名の管理者、署名者、電子署名の監査担当者です。
電子署名の管理者
電子署名の管理者は、署名要求、一般パラメータ、および承認者を設定し、署名を検証できないときに警告を受け取ります。既定では、[情報技術マネージャー] セキュリティ ロールに属するユーザーが電子署名を管理するためのアクセス許可を所有しています。
署名者
署名者は、署名が要求されているドキュメントおよびプロセスに電子署名を行います。既定では、[システム ユーザー] セキュリティ ロールに属するユーザーがドキュメントに電子署名を行うためのアクセス許可を所有しています。
注意
署名者は、署名対象のドキュメントまたはプロセスの関連データにアクセスするために、追加のアクセス許可を必要とする場合があります。データに変更を加え、変更に署名する必要があるユーザーは、データ変更のためのアクセス許可が必要です。別のユーザーの代わりに署名するユーザーは、データへのアクセスが必要ない場合があります。このタイプのユーザーの例は、従業員の変更に署名する監修者です。
電子署名の監査担当者
電子署名の監査担当者は、データベース ログおよびデータベース ログから表示できる署名の確認ログを確認します。既定では、[情報技術マネージャー] セキュリティ ロールに属するユーザーは、電子署名を監査するためのアクセス許可を所有しています。
[情報技術マネージャー] 以外のロールを使用する場合は、そのロールが次の権限に割り当てられていることを確認します:
電子署名の失敗を表示
データベース ログの表示
詳細については、「Create or modify a security role」を参照してください。