電子署名の証明書
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
Microsoft Dynamics Ax でドキュメントに電子署名を行うには、各署名者が証明書を事前に要求しておく必要があります。
注意
Microsoft Dynamics Ax は Microsoft SQL Server の機能を使用して証明書を作成し、電子署名を有効にします。追加の証明書または公開キー インフラストラクチャは必要ありません。
証明書を要求すると、Microsoft Dynamics Ax データベースに公開キーとプライベート キーが作成されます。プライベート キーは、ユーザーだけが知っているパスワードを使用して暗号化されます。ドキュメントに電子署名を行う場合、パスワードを入力したときに ID が検証されます。
証明書の取得
[ファイル] > [ツール] > [オプション...] の順にクリックします。
[その他] FastTab をクリックします。
[電子署名]、[証明書の取得] の順にクリックします。
署名に使用するパスワードを入力して確認します。パスワードは、プライベート キーを保護し、証明書の使用を承認するために使用されます。
このパスワードはデータベースに保存されず、他にはだれも使用できません。Microsoft Dynamics Ax の管理者も使用できません。
[OK] をクリックしてパスワードを保存し、"オプション" フォームを閉じます。
注意
パスワードが Windows のポリシー要件を満たしていない場合は、手順 3~5 を繰り返して、より強力なパスワードを指定する必要があります。
証明書のリセット
証明書に関連付けられたパスワードを忘れた場合は、その証明書をリセットする必要があります。証明書をリセットしても、リセット前の証明書を使用して署名したドキュメントに影響はありません。
[ファイル] > [ツール] > [オプション...] の順にクリックします。
[その他] FastTab をクリックします。
[電子署名]、[証明書のリセット] の順にクリックします。このオプションを選択すると、証明書が失効します。
新しい証明書を取得するには、[電子署名]、[証明書の取得] の順にクリックします。
署名に使用するパスワードを入力して確認します。パスワードは、プライベート キーを保護し、証明書の使用を承認するために使用されます。
このパスワードはデータベースに保存されず、他にはだれも使用できません。Microsoft Dynamics Ax の管理者も使用できません。
[OK] をクリックしてパスワードを保存し、"オプション" フォームを閉じます。
注意
パスワードが Windows のポリシー要件を満たしていない場合は、手順 4~6 を繰り返して、より強力なパスワードを指定する必要があります。