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例 : 売上税務当局への支払の丸め

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

法人の売上税の勘定科目は -98,765.43 の貸方残高を表示します。法人が支払ったよりも多くの売上税を徴収したためです。したがって、法人が税務当局に金銭を負っています。

この法人では、最も近い 1.00 単位に残高を丸めることにしました。売上税の会計を担当するユーザーは、次のステップを実行します。

  1. 一般会計 >設定 >売上税 >売上税所轄官庁 をクリックします。

  2. [一般] クイックタブで、[丸めフォーム] フィールドの [標準] を選択します。

  3. [丸め] フィールドに、「1.00」と入力します。

  4. 税務署に売上税を支払う時期には、[売上税支払] フォームを開きます。(一般会計 >定期処理 >売上税支払 >売上税支払 をクリックします。) 定期処理ジョブを実行します。詳細については、「売上税支払 (フォーム)」を参照してください。

  5. 売上税支払レポートでは、98,765.43の税量が 98,765 に丸められます。

以下の表では [売上税所轄官庁] フォームの 丸めフォーム のフィールドで使用できる各丸め方法を使用して、98,765.43 の量の丸める方法を示しています。詳細については、「売上税所轄官庁 (フォーム)」を参照してください。

丸めフォーム オプション

丸め 金額 = 0.01

丸め 金額 = 0.10

丸め 金額 = 1.00

丸め 金額 = 100.00

標準

98,765.43

98,765.40

98,765.00

98,800.00

切り捨て

98,765.43

98,765.40

98,765.00

98,700.00

切り上げ

98,765.43

98,765.50

98,766.00

98,800.00

貸方残高の [自社の利益]

98,765.43

98,765.40

98,765.00

98,700.00

借方残高の [自社の利益]

98,765.43

98,765.50

98,766.00

98,800.00

注意

[自社の利益] を選択した場合、丸めは常に、法人の利益になります。

参照

売上税所轄官庁の設定