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警告ルールの作成について

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

警告ルールを作成するとき、次の要件を考慮します。

警告ルールの作成

新しいルールまたは変更されたルールは、それらの警告ルールを使用するために必要なすべてのテーブルおよびフィールドにアクセスできる場合にのみ受け入れられます。

たとえば、ユーザーは、適切なセキュリティ アクセス許可を現在保持しているテーブルに対してルールを作成します。ただし、ユーザーのセキュリティ アクセス許可が後で制限された場合、ユーザーは、ルールを作成したテーブルにアクセスできなくなります。

[警告ルールの管理] フォームに引き続きルールは表示されますが、このルールに基づく警告は生成されなくなるか、ユーザーに送信されなくなります。

テーブルに対してルールを作成し、そのルールのフィルターに、別のテーブルへの参照が含まれる場合も同じ状況が発生します。参照するテーブルへのアクセス許可が削除または拒否されると、この警告ルールは使用されなくなり、このルールから警告は生成されません。

Aa834415.collapse_all(ja-jp,AX.60).gifテンプレートに基づいた警告ルールの作成

テンプレートから新しいルールを作成するユーザーは、使用するアクセス許可を持つ Microsoft Dynamics Ax の部分のテンプレートのみを選択できます。

Aa834415.collapse_all(ja-jp,AX.60).gif照会の設定を含む警告ルールの作成

一般に、照会フォームに表示されるすべてのテーブルと最初に選択したテーブルの関係が 1: n または n:1 のどちらかである場合、照会機能のユーザーに特定の権利と制限が適用されます。照会フォームにフィルターを持つ警告ルールが作成されると、同じ権利と制限がルールの所有者に適用されます。

外部キーに関する警告ルールの作成

主キーの名前変更の一部として外部キーの名前が変更されると、その外部キーに設定されたルールから警告は生成されません。外部キーとは、あるフォームで参照され、別のフォームで主キーとなるフィールドのことです。主キーの名前変更とは、フィールドの名前をそのフィールドが元々含まれているフォーム内で変更することです。

たとえば、デンマークというサービス契約グループに関連付けられているサービス契約があります。[サービス契約] フォームで、デンマークというサービス契約グループの名前が変更されると警告されるように、サービス契約の警告ルールを設定します。サービス契約グループの名前が後でスウェーデンなどの別の既存のグループの名前に変更された場合、警告を受け取ります。ただし、デンマークというサービス契約グループの名前が主キーの名前変更によって変更された場合には警告を受け取りません。主キーの名前変更を使用すると、サービス契約グループの名前は、グループを設定した [サービス契約グループ] フォームで変更されます。たとえば、主キーの名前変更によって、サービス契約グループの名前をデンマークから DK に変更する場合があります。ただし、この変更によって警告は発生しません。

仮想法人

警告ルールは、仮想会社内の会社ごとに設定する必要があります。1 つの警告ルールを仮想会社内の複数の会社に対して設定することはできません。

ユーザーの削除

ユーザーを削除すると、そのユーザーの所有するすべての警告ルールも削除されます。

ユーザーを作成する必要があるが、そのユーザーが作成した警告ルールを保持する場合は、ユーザーを削除する前に警告ルールのユーザー ID を変更する必要があります。あるいは、そのユーザーを削除しないで、ユーザーが作成したすべてのルールを保持します。そうしない場合は、ユーザーを単に無効にします。削除されずに無効になったそのユーザーの警告ルールは維持されます。

参照

警告ルールについて