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警告ルールについて

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

警告ルールを設定するには、その前に、いつどのような状況の場合に警告を受信するかを決定します。通知が必要なイベントがわかっているときは、イベントを発生するデータを Microsoft Dynamics Ax に表示するフォームを使用できます。イベントは、到来した日付かまたは発生した変更のいずれかです。したがって、この日付を指定する、あるいは変更されるフィールドまたは新しいレコードを表示する Microsoft Dynamics Ax フォームを検索する必要があります。この情報が用意されていれば、警告ルールを作成できます。

警告ルールの作成時に、警告が発生する前にシステムが満たす必要のある基準を定義します。この基準とは、イベントが発生した際に特定の条件に適合しているかどうかの照合であると考えることができます。イベントが発生すると、Microsoft Dynamics Ax で設定されている条件に従って確認が開始されます。

イベント

警告ルールを発生するイベントは、到来した日付かまたは発生した特定の変更のいずれかです。イベントは [警告ルールの作成] フォームの [ジョブ状態変更の電子メール警告の送信] 領域で定義されます。特定のフィールドで使用できるイベントはそのフィールドによって異なります。

たとえば、[開始日] フィールドの警告ルールを設定する場合は、期日イベントが適切です。したがって、[の期限です] イベント タイプは、このフィールドで使用できます。ただし、[原価部門] などのフィールドでは、[の期限です] イベント タイプがないため、期日イベントは適切ではありません。ただし、[は変更されました。] イベント タイプを使用できます。

Aa498338.collapse_all(ja-jp,AX.60).gifイベントのタイプ

次の 3 つのイベント タイプが存在します。

変更はユーザーによって引き起こされることがあります。たとえば、ユーザーは発注書の配送日を変更します。また、変更は、プロセスの一部として発生することがあります。たとえば、システムのさまざまなプロセスのライフ サイクルを反映するために、フォームの [ステータス] フィールドが変更されます。

条件

[警告ルールの作成] フォームの [表示する警告] 領域で、イベントについての警告をいつ受けるかを制御する条件を使用できます。たとえば、発注書のステータスが変更されたとき、発注書が特定の条件を満たす場合にのみ、警告を受けるように指定できます。

この場合、発注書のステータスが [受取済] に設定されている場合に、警告が発生するようにします。このステータスの変更が警告を発生するイベントとなります。

次に、警告の対象となる発注書を決定する必要があります。たとえば、次のいずれかのオプションを選択できます。これらのオプションは、警告ルールの条件を定義します。

  • [%1 のすべてのレコード] – 発注書のステータスが入庫済に変更すると警告が発生します。

  • [%1%2 の現在のレコード] – 特定の発注書のステータスが入庫済に変更すると警告が発生します。

  • [%1 内の選択したフィルターに一致するレコードのみ] – 特定の基準によって限定された発注書のステータスが入庫済に変更すると警告が発生します。このオプションを選択した場合、Microsoft Dynamics Ax の [照会] フォームのクエリ機能を使用して柔軟に条件を設定できます。

ルールの有効期限

[警告ルールの作成] フォームの [警告の表示期限] 領域で、警告ルールを有効にする期間を指定することができます。

警告の内容

[警告ルールの作成] フォームの [警告の対象] 領域で、警告メッセージに使用する件名テキストおよびメッセージ テキストを指定できます。

ユーザー ID

[警告ルールの作成] フォームの [警告先] 領域で、警告を受け取るユーザーを指定できます。既定では、自身のユーザー ID が選択されます。

配送方法

[警告ルールの作成] フォームの [その他の警告] 領域で、警告をポップアップ メッセージまたは電子メール メッセージとして配信するかを指定できます。

注意

電子メール メッセージおよびポップアップ メッセージのオプションは、[オプション...] で無効にできます。無効にすると、これらのオプションは [警告ルールの作成] フォームで使用できません。

参照

警告ルールの作成

警告ルールの管理