caching の cache 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
ASP.NET Web アプリケーションのアプリケーション全体のキャッシュ設定を定義します。
<cache disableMemoryCollection="true|false"
disableExpiration="true|false"
privateBytesLimit="number"
percentagePhysicalMemoryUsedLimit="number"
privateBytesPollTime="HH:MM:SS" />
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
説明 |
---|---|
disableMemoryCollection |
省略可能な Boolean 型の属性です。 マシンがメモリ圧迫状態にあるときに発生するキャッシュのメモリ収集を無効にするかどうかを示す値を取得または設定します。 |
disableExpiration |
省略可能な Boolean 型の属性です。 キャッシュの有効期限を無効にするどうかを示す値を取得または設定します。 無効にした場合、キャッシュ項目は有効期限切れにならず、有効期限切れのキャッシュ項目はバックグラウンドで清掃されません。 |
privateBytesLimit |
省略可能な Int64 型の属性です。 有効期限切れのキャッシュ項目のフラッシュを開始し、メモリの再割り当てを試行するまでの、アプリケーションのプライベート バイトの最大サイズを示す値を取得または設定します。 この制限には、キャッシュによって使用されるメモリ、および実行中のアプリケーションによる通常のメモリ オーバーヘッドが含まれます。 0 に設定すると、ASP.NET が自身のヒューリスティックを使用して、メモリ再割り当てを開始する時期を決定します。 |
percentagePhysicalMemoryUsedLimit |
省略可能な Int32 型の属性です。 キャッシュが項目のフラッシュを開始し、メモリの再割り当てを試行する前に使用できる、コンピューターの物理メモリの最大パーセンテージを示す値を取得または設定します。 この制限は、使用中の物理メモリの合計に適用されることに注意してください。 0 を設定すると、エントリは、挿入時と同じように、直ちに削除されます。 |
privateBytesPollTime |
省略可能な TimeSpan 型の属性です。 アプリケーションのプライベート バイトのメモリ使用状況をポーリングする時間間隔を示す値を取得または設定します。 |
子要素
なし。
親要素
要素 |
説明 |
---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルで必要なルート要素です。 |
system.web |
構成ファイル内に含まれる ASP.NET の構成設定のルート要素を指定します。 ASP.NET Web アプリケーションを設定し、アプリケーションの動作方法を制御する構成要素を格納します。 |
caching |
Web アプリケーションのキャッシュ設定を構成します。 |
解説
既定の構成
次の既定の cache 要素は、マシン構成ファイルやルートの Web.config ファイルでは明示的に構成されていませんが、.NET Framework Version 2.0 のアプリケーションによって返される既定の構成です。
<cache disableMemoryCollection="false"
disableExpiration="false" privateBytesLimit="0"
percentagePhysicalMemoryUsedLimit="90"
privateBytesPollTime="00:02:00" />
使用例
ASP.NET アプリケーションのグローバルなキャッシュ設定を設定する例を次に示します。
<cache disableMemoryCollection = "false"
disableExpiration = "false"
privateBytesLimit = "20971520"
percentagePhysicalMemoryUsedLimit = 60"
privateBytesPollTime = "00:01:00"/>
要素情報
構成セクション ハンドラー |
|
構成メンバー |
|
構成できる場所 |
Machine.config ルート レベルの Web.config アプリケーション レベルの Web.config |
要件 |
IIS Version 5.0、5.1、および 6.0 .NET Framework Version 2.0 Visual Studio 2005 |
参照
処理手順
方法 : Location の設定を使用して特定のディレクトリを構成する
参照
system.web 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
caching の cache 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)