エンティティ デザイナーのエラー
このトピックでは、.edmx ファイルの検証時に ADO.NET Entity Data Model デザイナーで報告される一般的なエラーの一覧、およびエラーの解決方法を示します。
注 : |
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空の .edmx ファイルをプロジェクトに追加し、エンティティおよびアソシエーションの追加を開始するとき、下記のエラーの一部は警告として報告されることがあります。ストレージ モデルおよびマッピングの情報を .edmx ファイルに追加するとき、問題がまだ存在する場合はその警告がエラーとして報告されます。詳細については、「方法: 新しい .edmx ファイルを作成する (Entity Data Model ツール)」および「方法: 概念モデルからデータベースを生成する (Entity Data Model ツール)」を参照してください。 |
エラー 11007: エンティティ型はマップされていません
このエラーは、概念モデルのエンティティ型がデータ ソースにマップされていない場合に発生します。 このエラーを解決するには、エンティティ型をデータ ソースにマップします。 詳細については、「方法: エンティティをデータベース テーブルにマップする (Entity Data Model ツール)」を参照してください。
エラー 11008: アソシエーションはマップされていません
このエラーは、概念モデルのアソシエーションがデータ ソースにマップされていない場合に発生します。 このエラーを解決するには、アソシエーションをデータ ソースにマップします。 詳細については、「方法: アソシエーションのマッピングを作成および編集する (Entity Data Model ツール)」を参照してください。
エラー 11009: プロパティはマップされていません
このエラーは、概念モデルのエンティティ型のプロパティがデータ ソースにマップされていない場合に発生します。 このエラーを解決するには、プロパティをデータ ソースにマップします。 詳細については、「方法: エンティティをデータベース テーブルにマップする (Entity Data Model ツール)」を参照してください。
エラー 11010: アソシエーション End はマップされていません
このエラーは、概念モデルのアソシエーション End がデータ ソースにマップされていない場合に発生します。 このエラーを解決するには、アソシエーション End をデータ ソースにマップします。 詳細については、「方法: アソシエーションのマッピングを作成および編集する (Entity Data Model ツール)」を参照してください。
エラー 11011: アソシエーション End のキー プロパティ <プロパティ名> はマップされていません。
このエラーは、概念モデルのアソシエーション End が複合エンティティ キーで、キー プロパティの 1 つ以上がマップされていない場合に発生します。 このエラーを解決するには、アソシエーション End のすべてのプロパティをマップします。 詳細については、「方法: アソシエーションのマッピングを作成および編集する (Entity Data Model ツール)」を参照してください。
エラー 10019: このファイルには DataServices 要素が含まれているため、エンティティ デザイナーで開くことはできません。
このエラーは、WCF Data Services クライアントであるアプリケーションで使用するための .edmx ファイルを開こうとした場合に発生します。 このファイルは XML エディターで開くことができます。 詳細については、「.edmx ファイルの概要 (Entity Framework)」を参照してください。
エラー 11002: エンティティ型 <エンティティ型の名前> にエンティティ セットがありません。
このエラーは、エンティティ型に対応するエンティティ セットがない場合に発生します。 このエラーを解決するには、XML エディターで .edmx ファイルを開き、エンティティ型のエンティティ セットを定義します。 詳細については、「EntitySet Element (CSDL)」および「EntityType Element (CSDL)」を参照してください。
エラー 11003: エンティティ型 <エンティティ型の名前> が複数のエンティティ セット <エンティティ セット名> に存在します
このエラーは、エンティティ型が複数のエンティティ セットに存在する場合に発生します。 Entity Framework は型ごとに複数のエンティティ セット (MEST) を含んでいるモデルをサポートしていますが、このようなモデルをエンティティ デザイナーで開くことはできません。 この種類のモデルを編集するには、XML エディターなどのテキスト エディターを使用する必要があります。 詳細については、「How to: Define a Model with Multiple Entity Sets Per Type」を参照してください。
エラー 10018: 複数の EntityContainer 要素が名前空間 <名前空間名> で検出されました
このエラーは、複数の EntitySet 要素が概念モデルで定義されている場合に発生します。 この問題を解決するには、XML エディターで .edmx ファイルを開き、EntitySet 要素の 1 つを削除します。 詳細については、「EntitySet Element (CSDL)」を参照してください。
エラー 11013: <複合型の名前> 複合型の循環複合型定義が見つかりました。
このエラーは、複合型に別の複合型を参照するプロパティがあり、別の複合型に最初の複合型を参照するプロパティがある場合に発生します。 このような循環参照は Entity Framework ではサポートされていません。 この問題を解決するには、XML エディターで .edmx ファイルを開き、複合型を再定義します。 詳細については、「ComplexType Element (CSDL)」を参照してください。
エラー 11004: 関連付け <関連付けの名前> にアソシエーション セットがありません。
このエラーは、対応するアソシエーション セットを使用せずに関連付けが定義されている場合に発生します。 この問題を解決するには、XML エディターで .edmx ファイルを開き、特定の関連付けのアソシエーション セットを定義します。 詳細については、「AssociationSet Element (CSDL)」および「Association Element (CSDL)」を参照してください。
エラー 11006: エンティティ デザイナーでは Using 要素はサポートされていません。
このエラーは、概念モデルに Using 要素がある場合に発生します。 Entity Framework は概念モデル内の Using 要素をサポートしていますが、このようなモデルをエンティティ デザイナーで開くことはできません。 詳細については、「Using Element (CSDL)」を参照してください。
エラー 10023: 検証する概念モデルが見つかりませんでした。
このエラーは、エンティティ デザイナーで概念モデルが見つからない場合に発生します。 これは、概念モデルが概念モデル スキーマに従って定義されていない場合に発生することがあります。 この問題を解決するには、XML エディターで .edmx ファイルを開き、概念モデルを正しく定義します。 詳細については、「.edmx ファイルの概要 (Entity Framework)」および「CSDL Specification」を参照してください。
エラー 10024: 検証するストレージ モデルが見つかりませんでした。
このエラーは、エンティティ デザイナーでストレージ モデルが見つからない場合に発生します。 これは、ストレージ モデルがストレージ モデル スキーマに従って定義されていない場合に発生することがあります。 この問題を解決するには、XML エディターで .edmx ファイルを開き、ストレージ モデルを正しく定義します。 詳細については、「.edmx ファイルの概要 (Entity Framework)」および「SSDL Specification」を参照してください。
エラー 10025: 検証するマッピング モデルが見つかりませんでした。
このエラーは、エンティティ デザイナーでマッピング情報が見つからない場合に発生します。 これは、マッピング情報がマッピング スキーマに従って定義されていない場合に発生することがあります。 この問題を解決するには、XML エディターで .edmx ファイルを開き、マッピング情報を正しく定義します。 詳細については、「.edmx ファイルの概要 (Entity Framework)」および「MSL Specification」を参照してください。
参照
概念
.edmx ファイルの概要 (Entity Framework)
その他のリソース
ADO.NET Entity Data Model ツール
Entity Data Model ツールのタスク
CSDL, SSDL, and MSL Specifications