次の方法で共有


compilation の assemblies の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

コレクションにアセンブリ参照を追加します。

<add 
   assembly="Assembly 
             [,Version=version number] 
             [,Culture=culture] 
             [,PublicKeyToken=token]"
/>

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性

説明

assembly

必須の String 属性です。

バージョン、カルチャ、および公開キー トークンから成るアセンブリのコンマ区切りの組み合わせを指定します。 ASP.NET はアセンブリ DLL を、まずアプリケーションのプライベートな Bin ディレクトリで検索し、次にシステムのアセンブリ キャッシュで検索します。

子要素

なし。

親要素

要素

説明

configuration

共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。

system.web

ASP.NET 構成セクションのルート要素を指定します。

compilation

ASP.NET でアプリケーションのコンパイルに使用されるすべてのコンパイル設定値を構成します。

assemblies

ASP.NET アプリケーションのコンパイル中に使用されるアセンブリの名前のコレクションを定義します。

解説

add 要素は、動的リソースのコンパイル時に使用するアセンブリ参照を追加します。 ASP.NET は、各コード モジュールのコンパイル時に、このアセンブリをリソースに自動的にリンクします。

add 要素の値は、DLL パスではなくアセンブリ名です。 ASP.NET は、アセンブリ名を検索して、アセンブリの物理的な DLL 位置を特定します。 オプションで、ワイルドカード文字としてアスタリスク (*) を指定して、アプリケーションのプライベート アセンブリ キャッシュ内にあるすべてのアセンブリを追加することもできます。アプリケーションのプライベート アセンブリ キャッシュは、アプリケーションの \bin サブディレクトリまたは .NET Framework のインストール ディレクトリ (%systemroot%\Microsoft.NET\Framework\version\) にあります。 詳細については、「Load」を参照してください。

既定の構成

次の既定の assemblies 要素は、ルートの Web.config ファイルで構成されます。

<assemblies>
    <add assembly="mscorlib" />
    <add assembly="System, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089" />
    <add assembly="System.Configuration, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" />
    <add assembly="System.Web, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" />
    <add assembly="System.Data, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089" />
    <add assembly="System.Web.Services, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" />
    <add assembly="System.Xml, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089" />
    <add assembly="System.Drawing, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" />
    <add assembly="System.EnterpriseServices, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" />
    <add assembly="System.Web.Mobile, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" />
    <add assembly="*" />
</assemblies>

使用例

アセンブリ参照をアプリケーションに追加する方法を次のコード例に示します。

<configuration>
   <system.web>
      <compilation>
         <assemblies>
            <add assembly="System.Data, Version=1.0.2411.0, 
                           Culture=neutral, 
                           PublicKeyToken=b77a5c561934e089"/>
         </assemblies>
      </compilation>
   </system.web>
</configuration>

要素情報

構成セクション ハンドラー

CompilationSection

構成メンバー

Add

構成できる場所

Machine.config

ルート レベルの Web.config

アプリケーション レベルの Web.config

仮想ディレクトリ レベルまたは物理ディレクトリ レベルの Web.config

要件

Microsoft Internet Information Services (IIS) バージョン 5.0、5.1、または 6.0

.NET Framework Version 1.0、1.1、または 2.0

Microsoft Visual Studio 2003 または Visual Studio 2005

参照

処理手順

方法 : Location の設定を使用して特定のディレクトリを構成する

方法 : ASP.NET 構成設定をロックする

参照

compilation の assemblies 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

compilation の assemblies の clear 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

compilation の assemblies の remove 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

configuration 要素 (全般設定スキーマ)

system.web 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

compilation 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

CompilationSection

System.Configuration

System.Web.Configuration

概念

ASP.NET コンパイルの概要

ASP.NET Web ページの構文の概要

ASP.NET 構成ファイルの階層と継承

ASP.NET 構成の保護

ASP.NET の構成のシナリオ

その他の技術情報

全般構成設定 (ASP.NET)

ASP.NET 構成設定

ASP.NET Web サイト管理

ASP.NET 構成ファイル

ASP.NET 構成 API