pages の controls の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

プリコンパイル時に使用されるタグプレフィックスのコレクションに、タグプレフィックスを追加します。

この要素は、.NET Framework Version 2.0 で追加されました。

configuration 要素 (全般設定スキーマ)
  system.web 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
    pages 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
      pages の controls 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
        pages の controls の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

<add
   assembly="assembly"
   namespace="namespace"
   src="file path"
   tagName="tag name"
   tagPrefix="tag prefix"
>

属性と要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性	説明
assembly	省略可能な String 型の属性です。 COM コントロールの実装が含まれているアセンブリの名前を指定し、namespace 属性も設定する必要があることを要求します。
namespace	省略可能な String 型の属性です。 COM コントロールがアプリケーションコードディレクトリに存在しない場合は、タグプリフィックスに関連付けられた名前空間を指定し、assembly 属性も設定する必要があることを要求します。
src	省略可能な String 型の属性です。ユーザーコントロールが含まれているファイルの名前を指定し、tagName 属性も設定する必要があることを要求します。
tagName	省略可能な String 型の属性です。ページで使用するコントロールの名前を指定し、src 属性も設定する必要があることを要求します。
tagPrefix	必須の String 属性です。ソースファイルまたは名前空間とアセンブリにマップされるタグプリフィックスを指定します。この属性には、次に示す他の属性の組み合わせのいずれかが必要です。 namespace (アプリケーションコードディレクトリにコントロールが存在する場合に COM コントロールを定義) namespace と assembly (COM コントロールを定義) tagName と src (ユーザーコントロールを定義)
継承された属性	省略可能な属性です。すべてのセクション要素が継承する属性です。

子要素

なし。

親要素

要素	説明
configuration	共通言語ランタイムおよび .NET Framework ベースのアプリケーションで使用されるすべての構成ファイルで必要なルート要素です。
system.web	構成ファイルの ASP.NET 構成設定のルート要素を指定します。ASP.NET Web アプリケーションを構成する構成要素やアプリケーションの動作を制御する構成要素が含まれます。
pages	構成ファイルのスコープ内にあるページおよびコントロールの、ASP.NET のグローバルディレクティブなどのページ固有の構成設定を定義します。
controls	レジスタディレクティブのコレクションおよびタグプレフィックスが存在する名前空間を定義します。

解説

add 要素は、プリコンパイル時に使用される controls 要素内のタグプレフィックスのコレクションにタグプレフィックスを追加します。

controls 要素は、レジスタディレクティブのコレクションおよびタグプレフィックスが存在する名前空間を定義します。この要素は、ASP.NET ページの @ Register ディレクティブに対応しています。@ Register ディレクティブを使用すると、ユーザーコントロールのタグプレフィックスを指定できます。

タグプレフィックスは、COM コントロールやユーザーコントロールが正しく動作するために含める必要があるアセンブリと名前空間に ASP.NET の名前空間を関連付けます。次の情報は、controls 要素を構成する際に役立ちます。

ユーザーコントロールに適用する場合は、add 子要素の tagPrefix、tagName、および source の各属性を定義する必要があります。
カスタムコントロールに適用する場合は、add 子要素の tagPrefix、namespace、および assembly の各属性を定義する必要があります。assembly 属性は、コントロールがアプリケーションコードディレクトリの中にある場合は必要ありません。

同じ tagPrefix 値を使用して、複数のアセンブリまたは名前空間に対応付けることができます。

既定の構成

次の既定の controls 要素は、ルートの Web.config ファイルで構成されます。

<pages>
   <controls>
      <add 
         tagPrefix="asp" 
         namespace="System.Web.UI.WebControls.WebParts" 
         assembly="System.Web, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" 
      />
   </controls>
   <!-- Other elements -->
</pages>

使用例

controls 要素の複数の属性に対して宣言により値を指定する方法を次のコード例に示します。またこれらは、TagPrefixInfo クラスのメンバとしてプログラムにより指定することもできます。

   <pages>
      <controls>
         <!—- Searches all linked assemblies for the namespace -->
         <add 
            tagPrefix="MyTags1" 
            namespace="MyNameSpace"/>
         <!-- Uses a specified assembly -->
         <add 
            tagPrefix="MyTags2"
            namespace="MyNameSpace" 
            assembly="MyAssembly"/>
         <!-- Uses the specified source for the user control -->
         <add 
            tagprefix="MyTags3" 
            tagname="MyCtrl" 
            src="controls/MyControl.ascx"/>
      </controls>
   </pages>

要素情報

構成セクションハンドラ	PagesSection
構成メンバ	Add
構成できる場所	Machine.config ルートレベルの Web.config アプリケーションレベルの Web.config 仮想ディレクトリレベルまたは物理ディレクトリレベルの Web.config
必要条件	Microsoft Internet Information Services (IIS) バージョン 5.0、5.1、または 6.0 .NET Framework Version 2.0 Microsoft Visual Studio 2005

参照

次の方法で共有

pages の controls の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

属性と要素

属性

子要素

親要素

解説

既定の構成

使用例

要素情報

参照

処理手順

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参照

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