カスタム永続性サービスのサンプル
このサンプルでは、ワークフロー ランタイムが、ワークフローをメモリからアンロードするときにワークフロー インスタンスの状態をファイルに保存するために使用するカスタム永続性サービスの作成方法を示します。
このサンプルのワークフローは、DelayActivity アクティビティの実行中に 5 秒間待機します。workflowRuntime.UnloadOnIdle が true に設定されているため、ランタイム エンジンは構成済みの状態永続性サービスを使用してインスタンスの状態をシリアル化します。このサンプルでは、ランタイムはカスタム ファイル永続性サービスを使用してインスタンスの状態をファイルとして保存するように構成されています。構成は、AddService メソッドによって行われます。
カスタム永続性サービスは WorkflowPersistenceService 抽象クラスから派生する必要があり、メソッドのカスタム実装を提供します。アプリケーションがランタイムに固有の永続性サービスを提供するようにすることで、SQL Server データベースへの保存を行う既定の SqlWorkflowPersistenceService 以外のシナリオも可能になります。
次の図は、このサンプルで想定される出力を示します。
サンプルをビルドするには
[サンプルのダウンロード] をクリックしてサンプルをダウンロードします。
サンプル プロジェクトがローカル コンピュータのハード ディスクにダウンロードされます。
[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Microsoft Windows SDK] をポイントし、[CMD シェル] をクリックします。
サンプルのソース ディレクトリに移動します。
コマンド プロンプトで、「MSBUILD <ソリューション ファイル名>」と入力します。
サンプルを実行するには
- SDK コマンド プロンプト ウィンドウで、CustomPersistenceService\bin\debug フォルダ (このサンプルの VB バージョンでは CustomPersistenceService\bin フォルダ) にある .exe ファイルを実行します (このサンプルでは、メイン フォルダの下にあります)。
関連項目
参照
WorkflowPersistenceService
SqlWorkflowPersistenceService
その他の技術情報
永続性サービスのサンプルの使用
カスタム永続性サービスのサンプル
Windows Workflow Persistence Services
Exercise 4 : Using Runtime Services
Task 3 : Using the Windows Workflow Persistence Service
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