<system.codedom> 要素

[アーティクル]
08/16/2008

更新 : 2007 年 11 月

利用可能な言語プロバイダ用のコンパイラ構成設定を指定します。

<system.codedom>
  <compilers> ... </compilers>
</system.codedom>

属性と要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

なし。

子要素

要素	説明
<compilers>	コンパイラの設定要素用のコンテナです。0 個以上の <compiler> 要素が含まれます。

親要素

要素	説明
<configuration>	共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。

解説

.NET Framework Version 2.0

<system.codedom> 要素には、CSharpCodeProvider および VBCodeProvider などの .NET Framework でインストールされる既定のプロバイダの他に、コンピュータにインストールされる言語プロバイダのコンパイラ構成設定も含まれています。<compilers> 要素には、ゼロまたはそれ以上の <compiler> 要素が含まれています。<compiler> 要素では、特定の言語プロバイダ用のコンパイラ設定属性を指定します。

開発者やコンパイラの販売元では、新しい CodeDomProvider 実装用にマシンの構成ファイル (Machine.config) に構成の設定を追加できます。CodeDomProvider.GetAllCompilerInfo メソッドを使用して、既定の言語プロバイダおよびコンピュータのコンパイラ設定で識別される言語プロバイダの両方をプログラムで列挙します。

メモ :
.NET Framework Version 1.0 および 1.1 では、.NET Framework によって指定される既定の言語プロバイダは、<compilers> 要素で識別されます。.NET Framework Version 2.0 では、既定の言語プロバイダは <compilers> 要素では識別されませんが、GetAllCompilerInfo メソッドを使用して列挙できます。

.NET Framework Version 1.0 および 1.1

<system.codedom> 要素には、コンピュータ上の言語プロバイダ用のコンパイラの構成設定が含まれます。<compilers> 要素には、ゼロまたはそれ以上の <compiler> 要素が含まれています。<compiler> 要素では、特定の言語プロバイダ用のコンパイラ設定属性を指定します。

.NET Framework では、マシン構成ファイル (Machine.config) にコンパイラの初期設定を定義します。開発者やコンパイラの販売元では、新しい CodeDomProvider 実装用に構成の設定を追加できます。コンピュータ上の言語プロバイダおよびコンパイラの構成の設定をプログラムで列挙するには、CodeDomProvider.GetAllCompilerInfo メソッドを使用します。

構成ファイル

この要素は、マシン構成ファイルとアプリケーション構成ファイルで使用できます。

使用例

一般的なコンパイラ設定を次の例に示します。

<configuration>
  <system.codedom>
    <compilers>
      <!-- zero or more compiler elements -->
      <compiler 
        language="c#;cs;csharp"
        extension=".cs"
        type="Microsoft.CSharp.CSharpCodeProvider, System, 
          Version=1.0.5000.0, Culture=neutral, 
          PublicKeyToken=b77a5c561934e089"
        compilerOptions=""
        warningLevel="1" />
    </compilers>
  </system.codedom>
</configuration>