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System.Xml.Schema 名前空間

System.Xml.Schema 名前空間には、XML スキーマ定義言語 (XSD) スキーマに対し標準ベースのサポートを提供する XML クラスが含まれています。サポートされている標準は次のとおりです。

  • XML Schemas for Structures - http://www.w3.org/TR/xmlschema-1/ - は、スキーマ マップおよび検証をサポートします。現在 XML スキーマ (XSD) および XDR スキーマ検証を提供している XmlSchemaCollectionも参照してください。
  • XML Schemas for Data Types - http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/ - は、XML スキーマ (XSD) 定義のデータ型をサポートします。現在 XML スキーマ (XSD) および XDR (XML-Data Reduced) スキーマ検証を提供している XmlSchemaCollectionも参照してください。

名前空間の階層構造

クラス

クラス 説明
ValidationEventArgs ValidationEventHandler に関する詳細情報を返します。
XmlSchema スキーマの定義を格納します。すべての XML スキーマ定義言語 (XSD) 要素は、schema 要素の子です。W3C (World Wide Web Consortium) schema 要素を表します。
XmlSchemaAll グループ内の要素が格納する側の要素内に任意の順で表示できる (または表示しない) ように許可します。W3C (World Wide Web Consortium) All 要素 (コンポジタ) を表します。
XmlSchemaAnnotated 注釈要素を格納できる任意の要素の基本クラス。
XmlSchemaAnnotation 注釈は、スキーマまたはその要素に関する追加情報を格納するために使用します。この情報は、ユーザーによる利用のために指定するか (xs:documentation)、またはソフトウェアのために指定します (xs:appinfo)。注釈は、ほとんどのスキーマ要素の最初の要素とすることができますが、schema 要素の下であればどこに配置してもかまいません。W3C (World Wide Web Consortium) annotation 要素を表します。
XmlSchemaAny 指定した 1 つ以上の名前空間からの任意の要素を、格納している complexType 要素内に表示できるようにします。W3C (World Wide Web Consortium) any 要素を表します。
XmlSchemaAnyAttribute 指定した 1 つ以上の名前空間からの任意の属性を、格納している complexType 要素内に表示できるようにします。W3C (World Wide Web Consortium) anyAttribute 要素を表します。
XmlSchemaAppInfo 注釈内のアプリケーション固有の情報を定義します。W3C (World Wide Web Consortium) appinfo 要素を表します。
XmlSchemaAttribute 属性とは、他のドキュメント要素の追加情報を提供するものです。属性タグは、スキーマの documents 要素のタグの中に入れ子します。XML ドキュメントでは、要素の開始タグの名前付き項目として属性が表示されます。W3C (World Wide Web Consortium) attribute 要素を表します。
XmlSchemaAttributeGroup 属性グループのクラス。属性宣言のセットをグループ化し、グループとして複合型定義に組み込むことができるようにします。W3C (World Wide Web Consortium) attributeGroup 要素を表します。
XmlSchemaAttributeGroupRef attributeGroup の参照、 name プロパティは、参照先の属性グループを保持します。 ref 属性を持つ W3C (World Wide Web Consortium) attributeGroup 要素を表します。
XmlSchemaChoice 子の 1 つだけをインスタンスに表示できるようにします。W3C (World Wide Web Consortium) choice (コンポジタ) 要素を表します。
XmlSchemaCollection XML スキーマ定義言語 (XSD: XML Schema Definition Language) スキーマおよび XDR (XML-Data Reduced) スキーマのキャッシュを格納します。このクラスは継承できません。
XmlSchemaCollectionEnumerator コレクションに対する単純な反復処理をサポートします。このクラスは継承できません。
XmlSchemaComplexContent 複合型の複合コンテンツ モデルを表すクラス。混合コンテンツまたは要素だけを持つ複合型の拡張子または制限を格納します。W3C (World Wide Web Consortium) complexContent 要素を表します。
XmlSchemaComplexContentExtension 拡張によって派生した複合コンテンツ モデルを持つ複合型のクラス。属性または要素を追加して、複合型を拡張します。複合コンテンツの W3C (World Wide Web Consortium) extension 要素を表します。
XmlSchemaComplexContentRestriction 制限によって派生した複合コンテンツ モデルを持つ複合型のクラス。複合型のコンテンツを、継承される複合型のサブセットに制限します。複合コンテンツの W3C (World Wide Web Consortium) restriction 要素を表します。
XmlSchemaComplexType 複合型のクラス。要素の属性およびコンテンツのセットを決定する複合型を定義します。W3C (World Wide Web Consortium) complexType 要素を表します。
XmlSchemaContent スキーマ コンテンツの抽象クラス。
XmlSchemaContentModel 型の子要素の順序と構造を指定します。
XmlSchemaDatatype XML スキーマ定義言語 (XSD) 型および .NET Framework 型の割り当ての抽象クラスを表します。
XmlSchemaDocumentation 注釈内でユーザーが読み取る情報またはユーザーが使用する情報を指定するクラス。W3C (World Wide Web Consortium) documentation 要素を表します。
XmlSchemaElement すべてのパーティクル型の基本クラス。XML ドキュメント内の要素を記述するために使用します。W3C (World Wide Web Consortium) element 要素を表します。
XmlSchemaEnumerationFacet simpleType 要素の有効な値のリストを指定します。宣言は、 restriction 宣言の中に含まれます。W3C (World Wide Web Consortium) enumeration ファセットを表します。
XmlSchemaException スキーマ例外に関する詳細情報を返します。
XmlSchemaExternal 抽象クラス。含まれるスキーマに関する情報を提供します。
XmlSchemaFacet 制限により単純型が派生するときに使用されるすべてのファセットの抽象クラス。
XmlSchemaFractionDigitsFacet simpleType 要素の端数値として入力できる桁数の制限を指定します。 fractionDigits の値は正の整数である必要があります。W3C (World Wide Web Consortium) fractionDigits ファセットを表します。
XmlSchemaGroup 複合型から参照される schema レベルのグループを定義するクラス。要素宣言セットをグループ化し、グループとして複合型定義に組み込むことができるようにします。W3C (World Wide Web Consortium) group 要素を表します。
XmlSchemaGroupBase XmlSchemaChoiceXmlSchemaAll 、または XmlSchemaSequence の抽象クラス。
XmlSchemaGroupRef schema レベルで定義されたグループへの参照を定義する複合型内で使用されるクラス。 ref 属性を持つ W3C (World Wide Web Consortium) group 要素を表します。
XmlSchemaIdentityConstraint ID 制約である key、keyref、unique の各要素のクラス。
XmlSchemaImport 任意のスキーマからスキーマ コンポーネントをインポートするクラス。W3C (World Wide Web Consortium) import 要素を表します。
XmlSchemaInclude 外部スキーマの宣言や定義を含めるクラス。それらを格納するスキーマの処理で使用できるようにします。W3C (World Wide Web Consortium) include 要素を表します。
XmlSchemaKey key 制約を識別します。W3C (World Wide Web Consortium) key 要素を表します。
XmlSchemaKeyref keyref 制約を識別します。W3C (World Wide Web Consortium) keyref 要素を表します。
XmlSchemaLengthFacet データ型に基づく、simpleType 要素の長さ制限を指定します。W3C (World Wide Web Consortium) length ファセットを表します。
XmlSchemaMaxExclusiveFacet simpleType 要素の最小値制限を指定します。要素の値は maxExclusive の値未満である必要があります。また、 minExclusive 要素を宣言する必要があります。W3C (World Wide Web Consortium) maxExclusive ファセットを表します。
XmlSchemaMaxInclusiveFacet simpleType 要素の最大値制限を指定します。要素の値は maxInclusive の値以下である必要があります。また、 minInclusive 要素を宣言する必要があります。W3C (World Wide Web Consortium) maxInclusive ファセットを表します。
XmlSchemaMaxLengthFacet データ型に基づく、simpleType 要素の最大長制限を指定します。W3C (World Wide Web Consortium) maxLength ファセットを表します。
XmlSchemaMinExclusiveFacet simpleType 要素の最小値制限を指定します。要素の値は minExclusive の値より大きくなければなりません。また、 maxExclusive 要素を宣言する必要があります。W3C (World Wide Web Consortium) minExclusive ファセットを表します。
XmlSchemaMinInclusiveFacet simpleType 要素の最小値制限を指定します。要素の値は minInclusive の値以上でなければなりません。また、 maxInclusive 要素を宣言する必要があります。W3C (World Wide Web Consortium) minInclusive ファセットを表します。
XmlSchemaMinLengthFacet データ型に基づく、simpleType 要素の最小長制限を指定します。W3C (World Wide Web Consortium) minLength ファセットを表します。
XmlSchemaNotation クラスは、表記を表します。XML スキーマ定義言語 (XSD) 表記宣言は、XML 1.0 NOTATION 宣言を再構築したものです。表記の目的は、XML ドキュメント内の XML 以外のデータの書式を記述することです。W3C (World Wide Web Consortium) notation 要素を表します。
XmlSchemaNumericFacet numeric ファセットを定義するための抽象クラス。数値ファセットの特性を制御します。数値ファセットには、浮動小数点数、倍精度浮動小数点数、小数点数、整数が含まれます。
XmlSchemaObject 空のスキーマを作成します。
XmlSchemaObjectCollection メソッドの呼び出しからコレクションが返されるときに、 XmlSchemaObjects を処理するオブジェクト コレクション クラス。
XmlSchemaObjectEnumerator XmlSchemaObjectCollection の列挙子を表します。このクラスは継承できません。
XmlSchemaObjectTable XmlSchemaObject オブジェクトの読み取り専用ヘルパを提供するコレクション クラス。このクラスは、(Attributes、 AttributeGroups 、Elements など) XmlSchema クラスからアクセスされるコレクションとしてスキーマ内に存在する格納された要素のコレクションを提供するために使用します。
XmlSchemaParticle すべてのパーティクル型の基本クラス。
XmlSchemaPatternFacet simpleType 要素に入力できる値の制限を指定します。パターンは、正規表現として指定します。W3C (World Wide Web Consortium) pattern ファセットを表します。
XmlSchemaRedefine 外部スキーマ ファイルの単純型と複合型、グループ、および属性グループを現在のスキーマで再定義できるようにします。このクラスは、スキーマ要素のバージョン管理を行います。W3C (World Wide Web Consortium) redefine 要素を表します。
XmlSchemaSequence グループの要素は、格納する要素内に指定したシーケンスで表示される必要があります。W3C (World Wide Web Consortium) sequence (コンポジタ) 要素を表します。
XmlSchemaSimpleContent 単純なコンテンツ モデルを持つ単純型および複合型のクラス。W3C (World Wide Web Consortium) simpleContent 要素を表します。
XmlSchemaSimpleContentExtension 拡張によって派生する単純型のクラス。属性を追加して、要素の単純型のコンテンツを拡張します。単純なコンテンツに対する W3C (World Wide Web Consortium) extension 要素を表します。
XmlSchemaSimpleContentRestriction 制限によって派生する単純型のクラス。要素の値の範囲を継承される単純型のサブセットに制限します。単純なコンテンツに対する W3C (World Wide Web Consortium) restriction 要素を表します。
XmlSchemaSimpleType クラスは、テキストだけの内容を持つ属性または要素の値に関する情報や制約を決定する単純型を定義します。W3C (World Wide Web Consortium) simpleType 要素を表します。
XmlSchemaSimpleTypeContent 単純型のコンテンツ クラスの抽象クラス。
XmlSchemaSimpleTypeList simpleType 要素のリストのクラス。simpleType 要素を指定したデータ型の値のリストとして定義します。W3C (World Wide Web Consortium) list 要素を表します。
XmlSchemaSimpleTypeRestriction simpleType 要素の制限のクラス。単純型の W3C (World Wide Web Consortium) restriction 要素を表します。
XmlSchemaSimpleTypeUnion simpleType 要素の和集合のクラス。simpleType 要素を指定したデータ型の値のリストとして定義します。W3C (World Wide Web Consortium) union 要素を表します。
XmlSchemaTotalDigitsFacet simpleType 要素の値として入力できる桁数の制限を指定します。 totalDigits の値は正の整数である必要があります。W3C (World Wide Web Consortium) totalDigits ファセットを表します。
XmlSchemaType すべての単純型と複合型の基本クラス。
XmlSchemaUnique 要素のセット間の一意の制約を識別します。W3C (World Wide Web Consortium) unique 要素を表します。
XmlSchemaWhiteSpaceFacet simpleType の値の空白の処理方法について定義します。W3C (World Wide Web Consortium) whiteSpace ファセットを表します。
XmlSchemaXPath XML Path Language (XPath) 式のクラス。W3C (World Wide Web Consortium) selector 要素を表します。W3C field 要素は、 XmlSchemaXPath クラスのコレクションです。

デリゲート

デリゲート 説明
ValidationEventHandler ValidationEventArgs を処理するメソッドを表します。

列挙体

列挙体 説明
XmlSchemaContentProcessing any 要素および anyAttribute 要素の置換の検証モードに関する情報を提供します。
XmlSchemaContentType 複合型のコンテンツ モデルの列挙体。これは、スキーマ検証後の infoset のコンテンツを表します。
XmlSchemaDerivationMethod 派生しないようにする別のメソッドを提供します。
XmlSchemaForm 属性または要素を限定する必要があるか、または限定しないままにするかを示します。
XmlSchemaUse 属性の使用方法を示すインジケータ。
XmlSeverityType 検証イベントの重大度レベルを表します。

参照

.NET Framework クラス ライブラリ