HttpHandler の作成
同期 HttpHandler は System.Web.IHttpHandler インターフェイスを実装します。非同期 HttpHandler は System.Web.IHttpAsyncHandler インターフェイスを実装します。
System.Web.IHttpAsyncHandler インターフェイスは System.Web.IHttpHandler から継承されます。これらのインターフェイスはいずれも、ProcessRequest メソッドと IsReusable プロパティの実装を必要とします。ProcessRequest は各 HTTP 要求を処理します。IsReusable はプーリングがサポートされるかどうかを指定します。
さらに、System.Web.IHttpAsyncHandler インターフェイスは BeginProcessRequest メソッドと EndProcessRequest メソッドの実装も必要とします。BeginProcessRequest は各 HTTP 要求を処理するための非同期呼び出しを開始し、処理が完了すると EndProcessRequest がクリーンアップ コードを実行します。
また、IHttpHandlerFactory インターフェイスを実装するクラスを利用して HttpHandler のインスタンスを作成することもできます。この方法では、複雑な条件のセットに基づく異なるハンドラを作成する HttpHandler ファクトリに URL を割り当てることによって、HTTP 要求の処理を細かく制御できます。たとえば、HttpHandler ファクトリを使用すると、HTTP 要求メソッドが PUT である場合と GET である場合とで、1 つのファイルの種類に対して個別の HttpHandler を作成できます。
参照
HTTP ランタイム サポート | ASP.NET の要求処理 | HttpHandler の登録 | HttpModule