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ASP.NET の要求処理

ASP.NET は、HTTP 要求を HttpHandler に割り当てます。各 HttpHandler は、アプリケーション内の各 HTTP URL または URL 拡張機能グループの処理を実行できるようにします。HttpHandler は ISAPI 拡張機能と同じような機能を持っていますが、そのプログラミング モデルは ISAPI 拡張機能に比べるとシンプルです。ASP.NET によって用意されている HttpHandler の例を次の表に示します。

ハンドラ 説明
ASP.NET ページ ハンドラ (*.aspx) すべての ASP.NET ページのための既定の HttpHandler
ASP.NET サービス ハンドラ (*.asmx) すべての ASP.NET サービス ページのための既定の HttpHandler

HttpHandler は、同期ハンドラとしてもまたは非同期ハンドラとしても使用できます。同期ハンドラは、そのハンドラが呼び出されたときの HTTP 要求の処理が完了するまで制御を戻しません。非同期ハンドラは一般に長くなる可能性があるプロセスを起動し、処理が完了する前に制御を戻します。

HttpHandler を実装するコードを記述しコンパイルしたら、アプリケーションの Web.config ファイルを使用して HttpHandler を登録する必要があります。

参照

HTTP ランタイム サポート | HttpHandler の作成 | HttpHandler の登録 | HttpModule