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開発に必要なツール

通常、.NET Framework SDK には、このチュートリアルに付随するサンプルをコンパイルしてテストするために必要なすべてのツールが含まれています。特に、SDK には各言語のコマンド ライン コンパイラ、共通言語ランタイムと関連ファイル、および詳細なドキュメントが付随しています。

ASP.NET サンプルを実行する場合、.aspx ファイルを認識し、正しく処理するためには、IIS をインストールしてから .NET Framework SDK をインストールする必要があります。このために、SDK を再インストールする必要が生じることもあります。

付随するサンプルを使用して開発を始めるために必要なすべてのファイルは、SDK によってインストールされます。ランタイム ファイル、Visual C# コンパイラ、および Visual Basic コンパイラは、\WindowsDirectory\Microsoft.NET\Framework\v1.0.FinalBuildNumber にあります。C++ コンパイラは、\Program Files\Microsoft Visual Studio .NET\VC7\Bin にあります。

.NET Framework SDK について、重要なファイルは次のとおりです。

  • Mscorlib.dll
  • Vbc.exe
  • Cl.exe
  • Csc.exe

3 つの言語のソース ファイルおよびプロジェクト ファイルはすべて書式なしテキストであるため、付随するサンプル ファイルを調べたり変更したりする場合には、Microsoft のメモ帳などの任意のテキスト エディタを使用できます。ただし、たとえばサンプルに基づいて新しいアプリケーションを作成するなど、大幅な変更を行う場合には、Visual Studio .NET をインストールする必要があります。

.NET Framework SDK には、多様なツールやサンプルが含まれており、その中のいくつかは名前空間で使用する場合に特に役立ちます。このようなツールやサンプルについては、「付録 A: 名前空間を検索するためのツール」で説明します。

最後に、SDK とこのチュートリアルの両方に付随するサンプルをコンパイルして実行するには、コンパイラが格納されているサブディレクトリを含むように、path 環境変数を設定する必要があります。C++ を使用する場合は、適切な include 環境変数と lib 環境変数も必要になります。Microsoft Windows NT 4.0、Microsoft Windows 2000、および Microsoft Windows XP では、これらのすべての設定が SDK のセットアップ プロセスによって行われます。Microsoft Windows 98 および Microsoft Windows Millenium Edition (Me) では、SDK の \Bin サブディレクトリにある .Corvars.bat を実行することによって、適切な環境変数を設定できます。

参照

開発のための一般的な概念 | Hello World | サンプル .NET コンポーネントの作成 | 単純なコンポーネントのクライアント | 開発チュートリアルのまとめ | 付録 A: 名前空間を検索するためのツール