Power Platform サービスへの認証
Power Platform 認証には、ユーザーのブラウザと Power Platform または Azure サービスの間の一連の要求、応答、およびリダイレクトが含まれます。 シーケンスは Microsoft Entra 認証コード付与フローに従います。 ユーザー認証モデルの詳細については、Microsoft 365 のサインイン モデルの選択を参照してください。
Power Platform 認証シーケンス
次の図に、認証シーケンスを示します。
- ユーザーが、ブラウザから Power Platform サービスへの接続を開始します。 ユーザーは、アドレス バーにサービス アドレスを入力するか、Power Platform サービス ページでログインを選択することができます。 接続は TLS1.2 と HTTPS を使用して確立されます。 ブラウザと Power Platform サービスは HTTPS を使用します。
- Azure Traffic Manager は、ブラウザの DNS レコードをチェックして、Power Platformサービスが展開される最も適切な (通常は最も近い) データセンターを決定します。 Traffic Manager は、ユーザーの送信先である Web フロントエンド クラスターの IP アドレスを返します。
- Webフロントエンド クラスターは、認証のためにユーザーを Microsoft オンライン サービス サインイン ページにリダイレクトします。
- サインイン ページは、Microsoft Entra 認証コードを使って、認証されたユーザーを Web フロントエンド クラスターにリダイレクトします。
- Web フロントエンド クラスターは、Microsoft Entra サービスに確認し、認証コードを使用してセキュリティ トークンを取得します。
- Web フロントエンド クラスターは、どのバックエンド サービス クラスター コンテナがユーザーのテナントを含むのかを判断するため、Power Platform グローバル バックエンド サービスに相談します。
- Web フロントエンド クラスターは、アプリケーション ページを、必要なセッション、アクセス、およびルーティング情報とともに、ユーザーのブラウザに返します。
- ブラウザは、認証ヘッダーに Microsoft Entra アクセス トークンを含めた状態で、バックエンドのクラスタ アドレスにリクエストを送信します。 バックエンドクラスターはアクセス トークンを読み込み、署名を検証してリクエストの ID が有効であることを確認します。 アクセス トークンの既定の有効期間は 1 時間です。 セッションを維持するために、ブラウザは定期的にアクセス トークンを期限切れになる前に更新するように要求します。
Power Platform サービスがSharePoint、Power BI、または Teams に埋め込まれている場合、認証シーケンスはわずかに異なります。 これは、これらのサービスがいくつかの手順を実行するためです。
Note
外部データソースへの認証は、サービスへの認証とは別のステップです。 詳細については、データ ソースに接続するを参照してください。
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