オートナンバー列

[アーティクル]
03/15/2023

オートナンバー列は、英数字の文字列が作成されるたびに自動的に生成される列です。作成者はこれらの列のフォーマットを好みに合わせてカスタマイズし、そして実行時に自動的に入力される一致する値の生成をシステムに頼ることができます。

オートナンバー列は正式には単なる列であり、その上に追加機能が組み込まれていますが、Power Apps はこの概念を単純化するために、オートナンバーをテキスト カテゴリの下にある別個のデータ型として公開しています。クラシックソリューションエクスプローラーがオートナンバー列の作成、または管理をサポートしていないことに注意する必要があります。

オートナンバー列を作成するには、列の作成まで同じ手順に従って、データの種類 ドロップダウンリストボックスから単純に オートナンバー を選択します。

列を開いて データの種類 ドロップダウンリストボックスから オートナンバー を選択して、既存のテキスト列のオートナンバー機能を有効にすることもできます。同様に、この列を開いて データの種類 ドロップダウンリストボックスで異なるオプションを選択することで、いつでもオートナンバー機能を無効にもできます。

注意

オートナンバーの値は、行の開始時にデータベースによって事前に選択されます。行を開始してからキャンセルした場合、割り当てられた番号は使用されません。この間に次の連続番号を持つ別の行が完了した場合は、行のオートナンバーにギャップが生じます。

自動付番の種類

オートナンバー列の作成を簡単にするために、最も一般的なシナリオで役立つ定義済みの既定の自動付番の種類がいくつかあります。

接頭辞に番号がついた文字列

最も一般的な自動付番の形式は、接頭辞に番号がついた単純な文字列です。この種類が選択された場合、自動付番はオプションで固定の接頭辞文字列とともに、自動で増加する番号で構成されます。たとえば、Contoso-1000、Contoso-1001、Contoso-1002 など、接頭辞番号の文字列に Contoso という接頭辞がついた行を生成します。

接頭辞に日付がついた番号

一般的なもうひとつの自動付番の形式は、接頭辞に日付がついた番号です。この種類が選択された場合、自動付番は書式設定された日付の接頭辞とともに、自動で増加する番号で構成されます。行の日付部分には、行が作成された時点の日時が UTC 時間で反映されます。選択可能なさまざまな日付の形式がいくつも提供されます。たとえば、現在の日付と選択した形式によって 2019-26-02-1000、2019-27-02-1000、2019-28-02-1000 など、日付の接頭辞番号が行を生成します。

ユーザー定義

特定のユースケースのより高度な作成者には、オートナンバー列を希望の形式に完全にカスタマイズするオプションを提供します。その形式は、文字列定数、自動的に増加する番号、書式設定された日付、またはランダムな英数字の連続で構成されます。カスタムフォーマットを定義する方法の詳細は、自動付番書式のオプションを参照してください。

シード値

オートナンバー列のシード値は、形式の数字部分に使用される開始番号です。たとえば、オートナンバー列に Contoso-1000、Contoso-1001、Contoso-1002 などの行を生成する場合、番号シーケンスの開始値であるため目的のシード値は 1000 です。オートナンバー列の既定のシード値は 1000 ですが、必要に応じてカスタムシード値を設定することもできます。

重要

シードを設定すると、現在の環境で指定された属性の現在の数値のみが変更されます。異なる環境にインポートされるとき、シード値はソリューションに含まれません。